7月16日19時 オペラシティ

指揮:高関 健(常任指揮者)
ヴァイオリン:荒井 英治(東京シティ・フィル 特別客演コンサートマスター)

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 作品129
武満 徹:ア・ウェイ・ア・ローンⅡ
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77

オペラシティのメンテナンスも終わり、久々のシティフィル定期
こちらもプレトークに間に合わせて参上
ショスタコは、音のバランスを考えてVn協ではホルン以外の金管を入れなかったそうだ
作品の解説は政治的な背景が中心だった、その部分は省略、
また、高関さんが若いころ、ショスタコは存命だったことが語られた
そして、今回のコンサートは以前に名古屋で、同じ2人で演奏されたタコVn協1,2番の成功を受けて実現したものだそう

あまりポピュラーと言えないプログラムだが、ホールはシティの公演を待ち望んでいた多くの人で賑わった
ちゃんと数えてないが、オケは対面で12型相当、コンマスは勿論、戸澤さん

ショスタコはVn協、Vc協、Pf協をそれぞれ2曲残している、Pf協は微妙だが、総じて1番の方が人気があるような気がする
というわけで最初のVn協2番に予習もしなかったが、ショスタコの賢者荒井さんの威光なのか、とても聴きやすい

後半最初の武満作品は、おそらく初めて聴く作品、
前半のオケから管楽器を除いた構成で演奏
解説にあったように、ベルクの抒情組曲に特に前半が酷似していた、

そしてメインのVn協1番、
1楽章は前の曲の影響で、天使の思い出のようにも聴こえていたのだが、ここで荒井さんの弦が、、、
久々にヴァイオリンのリレーを見ました
ハプニングが有ったにも関わらず、2楽章以降も荒井さんは一層の熱演でした
終演後はカーテンコールが繰り返され、最後は高関さん荒井さんの参賀となりました



 

7月14日19時 サントリー


指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
チェロ=ダニエル・ミュラー=ショット

ジークフリート・マトゥス:怒り狂う女(Furien-Furioso)(日本初演)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 作品107
アンコール
J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 より ジーグ
ルディ・シュテファン:交響的楽章(1910年)(日本初演)
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」 作品24

ヴァイグレを聴くのは1月のドイツ精神以来、
今シーズンの定期でヴァイグレの登場は今回のみだが如何にもヴァイグレらしい素晴らしい選曲、
マトゥスやシュテファン何てヴァイグレ以外は取り上げてくれないだろう
というわけで客入りは今一つなのであった

最初のマトゥスは全く初めて聴く、タイトルが興味をそそるが、聴いてみるとそれほど煽情的ではなかった
中間部のヴァイオリンのソロは女の内心を表しているのだろうか、
オケは16型、コンマスは林さん

2曲目のショスタコVc協はオケを縮小して、ソリストのミュラー=ショットは初めて聴いたのだが、ダイナミックな演奏に心を奪われた、
タコには見事にマッチしていたが、アンコールのバッハの弓捌きも良かったので、もっと色々聴きたい
慌ててリサイタルの予定を検索したのだが、今回は読響との共演のみだったようで残念

後半は16型に戻って、最初の交響的楽章も初めて聴く曲、読響HPに視聴のリンクが有ったが、あまりに再生時間が短い!
シュテファンが、20代前半で作曲した作品で。プログラムによると、緩急、強弱などの対比をが表現されているという
最初はそういった対比に注意して聴いていたが、途中からそうした先入観を振りほどいて聴ける作品だということに気付かされた
オケは16型、
来年の特別演奏会でヴァイグレは、シュテファン唯一の歌劇「最初の人類」を振るという

最後は死と変容、若きRシュトラウスの作品で、緩急、強弱の対比という構造がシュテファンの作品と重なる
ヴァイグレのRシュトラウスへの深い共感が伝わる秀演で、読響の演奏にも疵がない
大変満足度が高い演奏会だった


 

7月11日14時 サントリー

指揮:フランソワ・ルルー
ヴァイオリン:諏訪内晶子

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
アンコール
J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV 1006より「Gigue」
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 op.100

7月になってコンサートの予定がめっきり減って、2週間ぶりのコンサート、
今日のコンサートは、日フィル70周年記念の目玉そしてパパヤルヴィが振る予定だった
しかし、早々に来日中止のアナウンスがあり、がっかりだが日フィルのがっかりには慣れてしまった

ルルーは日フィルで2回聴いている、前回も前々回はオーボエの吹き振りが有ったのに対し、今日は完全に指揮者モードだ
オケは小編成でモダン配置、コンマスは木野さん、客入りはそこそこ、
ルルーと全身白の諏訪内さん登場、やはり華がある、
ベートーベンのVn協は長いので苦手なのだが、今日は初めから半ば目を閉じて無心で臨んだのが幸いしたのか、純粋に曲を楽しめたような気がする、
最近聴いた、細川やベルクの演奏では目立たなかったが、ベートーベンでは名器チャールズ・リード音が一層映えて艶っぽく聴こえる
世間ではHIMARI人気だが、まだまだ諏訪内の足元にも及ばないだろう
塩素y後には本当の多くの拍手が送られた、諏訪内人気健在なり

後半はオケを16型に増強、そういえば今日はトランペットのトップとティンパニ奏者が日本人だ、
プロコフィエフは意外な選曲、前々回のビゼーのようにフランスものを採り上げなかったのが興味深い
果たして演奏は1楽章からレガートが多用されたメロディアスなもの、それはそれで楽しんで聴けた
しかし演奏がストレート過ぎて2楽章のスケルツォの諧謔味がなどプロコフィエフの皮相的な側面が感じされなかったのは物足りなかった

今回も急な代演でルルーには感謝しかない、
聴衆の反応も良く、ソロアンコールもあった、、