2月11日14時 サントリーホール

指揮:高関 健(常任指揮者)

マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」

今年に入って殆ど降雨がなかった東京だが、週末は雪が積もり、今日も雨模様だったが、開演時には雨は上がっていた
シティフィルのサントリーホール公演はいつ以来だろう、飯盛さんのブルックナー4番以来か
今回の特別演奏会、案内が来てすぐ申し込んだのだが、席が結構前のほうでちょっと不安

それにしても、最近はブームと思うくらい演奏頻度が高い「悲劇的」
個人的には、振替ミスで去年のウォン日フィルを聴き損なったのが痛かったのだが

さて、本日の公演についてはホームページのプログラムノートが公開されていた
演奏に使う楽譜の版や、2、3楽章の演奏順序など、知りたい情報は書かれていた
プレトークがあるというので、プログラムノート以上に何か話があるのだろうかと思いながらも、一応間に合うように行った

高関さんが最初に実演で「悲劇的」を聴いたのは、カラヤンBPOの普門館と聞いて、懐かしい記憶が蘇った
カラヤンBPOの「悲劇的」は、私も聴いた、
その前の来日公演のベートーベンチクルスも普門館で、十代の私は、一体何でカラヤンは、こんなホールが好きなんだと思った
その事情については後日知ることになるが、ここではこれ以上深入りしない
プレトークでは本日のオケの構成についても述べられた、弦が60、管が40、打が12で、高関さんが113人目

プレトークが終わり、112人が戸澤さんをシンガリとして続々と入場した
さて肝心の演奏だが、危惧した通り聴こえのバランスが悪かった、
2台のチェレスタやハープの音は尖鋭に聴こえたのだが、、、
また、席が前だったのでハンマーが良く見えなかった

演奏は悪くなかったけど、次回の復活も同じ席なんだ
まあああいっか!

 

2月9日19時 武蔵野市民文化会館 大ホール

M.ラヴェル:ソナチネ
M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
M.ラヴェル:水の戯れ
A.スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第3番 嬰ヘ短調 作品23

J.ブラームス:3つの間奏曲 作品117
S.ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 作品42
アンコール
メンデルスゾーン:無言歌集 作品67-2「失われた幻影」
M.ラヴェル:高雅で感傷的なワルツより第1曲

今年最初の武蔵野は久々の大ホール、
ピアノリサイタルは通常なら小ホールなのだが、ヴィニツカヤ人気に当て込んだのだろうか
そういう私自身ヴィニツカヤを実演で聴くのは初めてなのだが

プログラムの前半はラベルから、全体的にゆったりしたテンポで、
どの曲も良かったけど、特に水の戯れは1つ1つの音がきらびやかでした
ラベルは3曲通すのかなと思っていたけど、ヴィニツカヤは各曲ごとに間を取って、拍手を受けていた

水の戯れの演奏後に拍手を受けた後、ヴィニツカヤは、そのままステージをはけずにピアノに向かった
しばらく間をおいてから、おもむろに右手を鍵盤に力強く叩きつけてスクリャービンの3番ソナタが開始された
実に力強い第1楽章ドランマティコ であった、続く第2楽章は軽快、
そして、第3楽章は一転、抒情的になるが、第4楽章では最初の主題が力強く再現された

後半のブラームスは意外な選曲だったが、しっとりとした演奏でした
歴史的な総選挙の番組を深夜まで観たせいか、この辺から眠くなって、コレッリの主題は第5変奏以降の記憶が飛んでしまった、残念

ヴィニツカヤ、また聴きたいピアニストが増えた


 

2月7日18時 NHKホール

指揮:フィリップ・ジョルダン
ソプラノ:タマラ・ウィルソン*

シューマン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」
ワーグナー/楽劇「神々のたそがれ」 ─「ジークフリートのラインの旅」 「ジークフリートの葬送行進曲」 「ブリュンヒルデの自己犠牲」*

朝から粉雪がちらついた東京だが、開演時には雪は止んでいた
1月の定期は3プロともソヒエフだったが、2月は3プロをそれぞれ別の指揮者が振る
今日のAプロのジョルダンは名前は聞いたことはあるが、CDを含め演奏を聴くのは初めて

前半のラインは14型でコンマスは長原さん
登場したジョルダンは端正なルックスで指揮もきびきびとしている
しかし、オーソドックスな演奏とは何処か異なる演奏だった
1楽章でクラリネットがベルアップしていたが、これは楽譜ではなくジョルダンの指示だろう
また、通常の演奏より金管楽器の音が強調された箇所が複数あったと思う
音作りにこだわりがある指揮者なのかなと思った

休憩時間、コーヒーを飲んでからトイレに並ぶが、1Fのトイレの列がこれまで経験したことのない長さ
まだ列が続いているのに予鈴がなり、女性職員が「後半が始まりますので」と言って回る、酷い

後半は16型、ハープ6、ワーグナーチューバ4など、管楽器も増強
そして、ジョルダンの音作りが実に巧み、かくも多様な音を引き出せる指揮者に久々に逢った
聴衆のことも歌手のこともよく考えた指揮ぶり、指揮者能力の高さは水際立っていた
そして、タマラ・ウィルソンもワーグナーのイメージにピッタリの声質だった、

終演後の聴衆の反応もすごかった、
フィリップ・ジョルダンの再演を強く希望します