内なる石のひびきに、熱き心がやどる -192ページ目

オーパス・ワン2019年のテイスティング

オーパス・ワンには2回ほど訪問したことがあります。その頃はオーヴァチャーはワイナリーでしか購入できず、並行的に流れている価格が12000円程度になってましたがワイナリーでは50ドルで販売されていました。(2007年ごろ)

その時にまとめて6本ほど買って帰ったのですが、大事に置いていたらうち2本がブショネという結果に泣いた覚えがあります。

国内で買ったものと違ってワイナリーに返品なんてできませんからね😿

 

その後は世界にも流通するようになりました。そんなオーパスワンは高くなる前は何度か飲んでいたのですがもはや手が出ませんね・・。

今年は若手社員に混じって2016年ぶりにセミナーに出ることができました。

 

2019年のオーパス・ワンのテイスティングです。

以前に比べてフルーティーさが強くなって新樽100%19か月程度の熟成に変化はないのにロースト香は感じられなくなり、どちらかというと赤果実に近い香りがあります。

 

ワインとしてのレベルはかなり高くなってはいますが、エレガントになってますね。

オーヴァチャーに至ってはさらに赤果実が強く、フルーティーさが出ています。おいしいことに変わりはありませんし、1979年以降エチケットも変わることがない、素晴らしいワイナリーです。

2016年のメモを見ながらどう変化していったかを聞くのもまた楽しいのです。

2007年から始めたビオディナミは現在は行われていないそうです。

 

世界がビオディナミに向かっていく中、ナパの地では樹勢が強くなりすぎるようです。

今年も勉強になりました。

サンチャモニカさんで寿司とワインのペアリング @三軒茶屋

最近の流行は寿司居酒屋。そんな中、寿司をコースで食べてペアリングもできるのにリーズナブルなお店が三軒茶屋にあります。

サンチャモニカというお店です。お店のペアリングも楽しみたかったのですが、今回はインポーター3社が集まるので持ち込みさせてもらいました。(持込料1650円)

一番合わせてみたかったのはジョージアのオレンジワインと寿司です。

スミイカ、ヒラメ、小肌どれもムツヴァネと合います。びっくりするくらいに。

当然ながら西京焼きにも。

そして鮪は3つの方法で調理された3枚のタネが乗った1貫。これには熟成した2000年ヴィンテージのカリフォルニアのピノ・ノワールが完璧でした。

ピノ・ノワールの守備範囲が広くてそれも驚きです。

マスタードが乗っていれば雲丹でも合います。

ネギトロも。あと1本はアンリオのスーヴェランの10年以上間にデゴルジュマンされたという素晴らしいワインをお持ちくださったのですがこれは本当に何でも合いますね。シャンパーニュ×寿司は幸せになれます。

業界の大先輩たちとめちゃくちゃ楽しい会でした。

ゴルゴンゾーラビーフカレーと合わせるワイン

カレーはしばしばワインと合わせるのに議論になる料理です。甘口を合わせるのがセオリーになってますよね。

NISHIKIYA KITCHENのゴルゴンゾーラビーフカレーを食べるというのでドイツのリースリングを開けました。

ゴルゴンゾーラも甘口と合わせることが多いです。

ただ、この場合、ゴルゴンゾーラはコクを出すために加えられているのであまりブルーチーズ特有の味わいが強いわけではありません。

それにゴルゴンゾーラくらい強い場合は「やや甘口」ではワインが負けます。

 

カレーのスパイシーさとかすかに感じるゴルゴンゾーラの塩味に合わせるには「やや甘口」のリースリングがベストです。

優しくて上品なプリュムのエッセンス リースリング。

このワイン、好きなんですよね・・。

 

レトルトのカレーでもこの会社のカレーは非常においしいです。ワインを添えるだけで贅沢なランチになりました。

グラスの違い

我が家には無駄に60脚ほどのワイングラスがあります。そのほとんどを使っていないので妻に捨てられそうになってます。

その中のリーデル ヴィノムシリーズのボルドーとザルトのボルドーを飲み比べてみました。

ワインはベリンジャーのナパ メルローです(希望小売5500円)。

 

いろんなグラスを試す中でヴィノムシリーズは非常に優秀だと思っています。

最近は薄いグラスが増えてきてまして、その方がおいしく飲めることが多いのですが、それは選ぶワインによる、ということです。

 

ナパのメルローのようにがっちりとしたワインはヴィノムのボルドーだとそのがっちりさが伝わってきます。

バカラのグラスならもっとそう感じると思います。

なので個人的にはこういったワインを飲むときはヴィノムを好みます。

 

ザルトは薄く、そしてボウルの底の方から横に広がっているので香りが広がりやすいのです。そうなると口当たりがとても柔らかく、開きが早いので濃厚なワインを優しくして飲むことができます。

 

このワインの場合は柔らかくなりすぎるのでワインとしてはおいしいのですががっちりさは無くなります。

 

さらに言うならリーデルのソムリエシリーズのボルドーだともっと抜け感が出ます。なのでソムリエシリーズを使うときはオーパスワンくらいじゃないとおいしくは飲めないと僕は思っています。

 

我が家にあるリーデル ソムリエシリーズのブルゴーニュはグランクリュを飲んでもワインがグラスに負ける感じがあります。

なので我が家でそのグラスを使うのは数年に1度程度です。一度レストランでコルトンを入れてもらってもダメでワインを換えていただいたことがあります(僕が言ったんじゃないですが・・)。

 

その時これは完璧だと思ったのはリジェ・ベレールのロマネ・サン・ヴィヴァンでした。(ワインを換えてもらってもその元のワインの代金はおそらくその人が払ってますので嫌な客だと思わないでください・・)

 

ワインの質や飲みたい方向性とグラスの選び方は意外に知っておくべきかと思います。

サム・ハロップMWディナー

当時、世界最年少でマスター・オブ・ワインを取得されたサム・ハロップMW氏が来日しましたので一緒に食事に行きました。

ソムリエさん3名様とご一緒に。特に打ち合わせはペアリングにまで及んでなかったのですが、なぜか完璧にどれも合うというシェフの実力に脱帽です。

銀座のせろさんという和食で行いました。

料理の説明も英語なので私はきっちり訳せてないのでアバウトですがすみません。

まずはイチジクです。ゴマが乗せられています。

こちらにはブリッジ・パのフィアーノです。フィアーノはあまりイタリア以外では見ない品種ですが、実に高貴なブドウで、皮が厚いため病気にも強く、やや糖度を感じます。

なのでイチジクの甘み、ゴマの風味にも非常に合います。

続いては刺身!どれも絶品です。ワインはブリッジ・パのシャルドネを。

刺身もなかなかワインと難しい点がありますが、味付けがされているとまた違います。

そして最も驚いたのは鱧のお椀です。

お椀ってワインを合わせることが少ないですが、このミネラル感と非常にセダリオンのシャルドネが合います。

そして写真が切れてしまっていますが、甘鯛の松笠焼き。

これは意外に赤でも白でもいけます。

そして手羽元ですが、ちょっと中華スパイスで漬け込まれていてこれにはカベルネ・フランがぴったりです。

サム・ハロップのカベルネ・フランは青っぽいというより濃厚なトマトのような風味があります。

そして幻の尾崎牛。ソースに生七味のようなものがかけられているのでこれがシラーにぴったりです。

 

どれも完璧なペアリング。最高の夜でした。