ディア・ハンターのブログ-GS1

たまたまスタンドで見かけたGS110E




ディア・ハンターのブログ-GS2

シブいセンスのオーナー。これからバイクナイトの集会に向かう所



ディア・ハンターのブログ-GS3

定番のバンス&ハインズのパイプが迫力を出しているリアビュー



ある日の夕暮れ前、ガソリンスタンドで渋いGSX1100Eに出くわした。兄ちゃんなかなかやるじゃんなんて声を掛けたら、嬉しそうな笑顔。
仕事柄(笑、キマッたライドを見るとついつい写真を撮りたくなる。ついでにオーナーさんも一緒に。年式は82年くらいだろうか?このTSCCエンジンと呼ばれる角カムカバーのスズキのエンジンは、日本ではGSXとなるのだがアメリカでのネーミングはGSのまま。僕は名前で搭載エンジンが頭にうかんでしまうので、このGSというネーミングにはいまだに違和感を感じるが、それにしてもビカビカに輝いていたこの1100。Eの証である星型キャストホイルは軽量化の為か、あるいはデザイン上の理由か、スポークホイルに変更されている。街では見かけることが少ないセンスのいい一台。おなか一杯、ガソリンを飲んだ後、バンス&ハインズの爆音を残して走り去っていった。




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「トリプル」と呼ばれる三気筒エンジン。三本のパイプがマッハの代名詞



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やはりマッハはこの角度からが一番カッコいい。。。。




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マッハ独特の乾いた排気音と白い煙。これが快感



最新クラッチロケットもいいけど、やっぱり元祖ウイリーキング、KAWASAKIマッハ750SSの存在を忘れてはいけない。

その昔、カワサキが「Kawasaki」ではなく「KAWASAKI」だった頃のクラッチロケット。当時の日本での別名「後家さん(未亡人)バイク」、当時のアメリカでの別名もそのまま「ウイドゥ・メーカー(未亡人製作機)」。それくらい、速くて危険なバイクであった。
後年、安全配慮から、KAWASAKIがエンジンをマイルドにして出したため、その牙を抜かれる前の、このブルータンクの72年式は伝説的なじゃじゃ馬とされ、日本でもアメリカでも乗りこなす事自体がステイタスとされた暴れ馬だ。

2スト好きの私にとって、この750SSは思い出深く、何年も所有している一台。
ちなみにじゃじゃ馬年(ヒノエウマ)生まれの私は昔からじゃじゃ馬好きで、バイクのみならず、なぜか女の人まで2ストの様な性格の、しかも年式が自分より古いタイプにいつも引かれる為、大変な目に遭っている。アメリカ製の最初の愛車はついに乗りこなす事が出来ずに手放した。

今のは日本製だが、これも年式が僕よりちょっと古く、かなりピーキーなエンジン特性を示しており、いつフロントが持ち上がって振り落とされるかわからないような、大変怖いエンジン特性を持つ。 これらの、”歩く2スト”に比べたら、このマッハや高年式クラッチロケットなんて、チャリみたいに扱いやすいのだが。。。。


話を元に戻そう。マッハはこの日、久々に我が家のガレージから出てきて、野生の2ストサウンドとその代名詞でもある白煙で思いっきり深呼吸して気持ちよさそうであった。今はIMPALAを忘れてしまったかのようにハーレーにのめりこんでいる、あの、O.G.ビックさん(一部のマニアにはオレンジ58ホイルスピンで有名)が週末のGHETTOでバイクの集会に顔を出している。 前回行った時は40代から50代くらいの、このバイクの凄さを解っていそうな黒人が沢山集まって、古めの日本車も結構いたから、今度これで乗り付けてみんなに白い煙を浴びせて差し上げよう。クロームが光ってるから奴ら絶対寄って来るだろうな(笑)。こっちはバイクもライダーもMADE IN JAPAN。 黒い奴らがそろって聴いている”AL GREEN”に対抗して、A.R.B.かキャロルの曲でも流しながら走ろうか。。。


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まずは手始めに。。。


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ウイリーしているバイクの真上に立って踊る。。。

注:絶対にマネしないで下さい。 w



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まだあどけなさの残る17歳



17歳のシャヒンはバイクに乗ってまだ1年(撮影当時)。16歳ではじめて乗って、3日目くらいにYoutubeでウイリーを見て、「これなら俺にも出来るんじゃないか?」と思ってやってみたらカンタンに出来た。そのうちYoutubeでやっているテクニックは全部やってみたけどどれもカンタンに出来てしまい、自分のテクを色々編み出したという。何の世界にも天才はいるんだなと思った。ウイリーして走るバイクの上に立って踊る人間を見たのは彼が最初だった(現在は何人かそういったライダーはいるが・・・)

アメリカには4-5歳くらいから子供にダートでバイクを楽しませる親が多い。
私がロサンゼルスに来た90年から91年当時、カナダモデルのRD350LC(日本で言うRZ350初期型)を買ってエンジェルス・クレストというLA峠ライダーのメッカに行ったときに目の当たりにしたアメリカのストリートライダー達の腕に度肝を抜いたのを覚えている。なんせ、普通の峠道で、日本のスポーツバイクの750クラスで、信じられない速度で前後輪ドリフトでコーナーを抜けているんだから。ホントはフレディースペンサーなんじゃないかなと思って(笑)ヘルメットを脱ぐのを見ていたら、19かハタチそこそこのガキ。。。そんなのがゴロゴロいたのを見て、日本の峠ライダーしか知らなかった私はカルチャーショックを受けた。
こんな土壌から最も速い奴がサーキットに行くんだから、アメリカンライダーは速いはずだよなと思った。その後、気を取り直してYamahaのFZR1000を買って走りに行ったがやはり速い奴は速いと思い知らされた。バイクが問題じゃなくて、腕と度胸がモノを言う世界だった。俺だってホントはスクーターと原チャリレース、エンデューロなんかで表彰台は何度も経験してるのに。。。やっぱり5歳くらいから始めないとダメか。ちなみにここは事故のスケールもでかくて、峠のクラッシュではヘリコプター出動するし人もよく死ぬ。。。

話は戻るが、シャヒンを取材したときに、彼のバイク歴を聞きながら「どうせ3歳くらいから乗ってるんだろう・・」と思って返ってきた答えが前述の”16歳から始めて現在バイク歴1年”の言葉だったのであまりにも短期間で・・・とダブルでビックリしたのを覚えている。こいつ絶対前世では日本でマッハ750に乗ってウイリーしてたに違いない!やっぱりアメリカは凄い奴がいると思った。