水の中。 -34ページ目

水の中。

海外小説のレビューと、創作を。

恩田 陸
黄昏の百合の骨

とりたてて書きたい感想は見当たらないものの、
物語とは離れた部分に、思うところがありまして。


私は「麦の海に沈む果実」という作品は未読なのですが、そもそも何故に未読なのかと言えば
この作者さんの書く「水野理瀬」というキャラクターの出てくる物語を読みたくなかったからなのですね。

読みたくなかった……何故かと言えば、アヤシイ臭いがしたからです。
それなのに、その続編的な物語である、この「黄昏の百合の骨」を、そうと知らずに読んでしまいました……。



うわー、予想にたがわぬ漫画臭が!
よくない意味での(!)少女漫画臭がする……!



「三月は紅の淵を」「黒と茶の幻想」と登場人物の一部がリンクしているのですが、
それらの作品とはまったく違う雰囲気を持つ本作。


あー、なんというか理瀬という謎めいた美少女が殺人事件にまきこまれ云々。←すみません心をこめて説明できません……


何故この「理瀬」という人物にまつわる物語だけが、こうなのか。



考えてみたのですがー、
おそらくこのキャラクターは、作者にとってすごく古い、思い入れと馴染みのあるキャラクターなのではないでしょうか。
作者が歳若いころに創造され、ずーっと長いこと作者の中にいた人物であるから、
きっと物語の表面に出てこない「裏設定」のようなものが膨れ上がってしまっていて、読者がついていけないのでは。



言い方は悪いのですが、
物語全体に流れる常識が幼いので、
子供のおままごと、あるいは中学生の書くドリーム小説に付き合っているようで、すごーく落ち着かないのです。
他の恩田作品には感じたことのない違和感なのですね……。



いっそ漫画で読んだほうが、リアリティーがあるかもしれません。
うーむ。

ひどいことを言って申し訳ないのですが、私は受け付けなかった……。

ストーリー自体が悪いわけではないので、違う登場人物を配せば、

かなり読めるサスペンスになったのではないかと思うのですが。




敗戦のあとにガレー船へ奴隷として売られた軍人カザリル。
偶然に助けられて救出された彼は、全てを失い、変わり果てた姿で、かつて仕えていたバオシア藩妃を訪ねる。
何か仕事でももらえるのなら――というカザリルに与えられた仕事は、
藩妃の孫にあたる国姫イセーレの教育係兼家令。


穏やかにつづくかに見えた日々は、
国姫と運命をともにする彼を、いつしか陰謀渦巻く宮廷へと招き寄せるのだった。

ロイス・マクマスター・ビジョルド, 鍛治 靖子
チャリオンの影上
ロイス・マクマスター・ビジョルド, 鍛治 靖子
チャリオンの影下



うわー、面白いですね!



マイルズのヴォルコシガン・シリーズで有名なビジョルドですが、今回はSFではなく中世スペインをモデルとした異世界を描くファンタジー。
「呪い」や「魔術」や「神の力」などのファンタジー要素も、物語の重要なアイテムとして登場するのですが、これらの苦手な私のような読み手――ファンタジー読みでもない、さして我慢強いわけでもない――を最後まで楽しませてくれました。



しかし、この「読ませる力」とは、いったい何なのでしょうねえ……。



「語ることが好き」な書き手は、いくらでもいると思うのです。
そして、そういった書き手の書くものは、本人が「とにかく長く語ることが好き」であるだけに、だいたいが冗長であったりします。
しかしビジョルドは長編書きであっても、まるで無駄なところを感じさせないのですよねえ……。



何がこの作者の小説の面白さなのだろうと考えてみたのですが、これが改めて考えてみると、分からないのですよ。



キャラクターの魅力でしょうか?



これがねえ……本作の主人公カザリルなどは、「無欲で忠義に篤い人物」であるというだけで、これとって特異な人物造形はされていないのですよ。国姫イセーレも決断力と行動力のあるお姫さまですが、これもとりたてて珍しい美点ではありません。



物語の展開でしょうか?



これもですね……王道とも言える展開しかしていないわけで、ところどころのサプライズ(カザリルが救ったダンニの正体とか、三度死ぬ人物が誰であるかなど)も読者には見えてしまっていることだし、結末もごくフツーの大団円ハッピーエンド! なのですよねえ……。


つまり、特に奇をてらったことは何もしていないのです。
しかしキャラクターには確かな実在感と魅力があるし、先が分かっているはずの展開にもドキドキさせられてしまう。
この物語作家としての力は、単純に「〇〇が素晴らしい」とは言いにくいのです。
素晴らしいのですが、「どこが」と一言では言えないのですよね……。



このシリーズは三部作となるようで、
巻末の解説によれば、二作目はなんとヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞しているとこのこと(すす、すごいですね~)。
本作では半病人のような状態であったイスタ(イセーレの母)が主人公ということで、そこがビジョルドらしいと言えばらしいですね(マイルズのおかーさまの活躍する話を思い出す……)。


稀代のストーリー・テラーであるビジョルドの語るファンタジー、
二作目をとても楽しみにしております(そしてその時には「これこれここが素晴らしいです!」ときちんと魅力が伝えられたらいいなーと思う……)。




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しばらく実家で留守番をしていた(母が旅行したいと言うので~)のですが、
ようやく職場に戻りました。


……というわけで、今日は所用があって、よその部署の男性と外出したのですがー、
食事の時間がとれなかったので、その人が「ここ美味いんだよー」という店に行ったのですがー、

それは新宿の場末にある、なんかこう荒んだカンジのステーキ屋で……



いや別にいいんですけど、
待たされて食べるほどの価値はないというか。
コストパフォーマンスという面では頑張っていると思うのですが、
別に美味くも不味くもない肉を食べました。昼からガッツリと。



この彼はですね、
どう考えても女性が喜びそうにない、
そして女性客がひとりもいないような、
風変わりな店にいつもいつも連れて行ってくださるのですが(一番おどろいたのは、便所の芳香剤の香りただよう店内で、長崎料理を出す飲み屋……臭いがあんなに食欲を殺ぐものだと思わなかった……)、
ぜんぜんまったく悪気はないようなので、いつも文句が言えません。



異文化を体験させてくれるので、ある意味では感謝しているのですが、
デートなどでは気をつけてもらいたいものです。
(フラれるよ……)




互いに結婚を意識するようになったマコトに、ついに高野部長との同居を打ち明ける蛍。
当然ながらマコトは動揺し、彼女を避けるようになるのだが……。


ひうら さとる
ホタルノヒカリ 8―IT’S ONLY LITTLE LIGHT IN MY LIFE (8)

干物女(←まあつまり、上の画像のオビのよーに、いろいろ枯れちゃってる女のひとのことですね……)であるOL蛍ちゃんが、
ある日手違いで上司である高野部長と同居するハメになるのですが、
潔癖症で口うるさいこの高野部長、意外にも面倒見のよいひとであったりして、
この同居人・高野部長の励ましを受けて、
干物となりはてていた蛍ちゃんが、あきらめていた恋に少しずつ踏み出していく――というお話です。



かっこよくて優しい、王子さまのような年下のデザイナー、手嶋マコト。
いつも背中を押してくれる、高野部長。



えー、蛍ちゃんはマコトくんとの恋に奮闘しているのですが、
高野部長(しっかりしているよーでしていない、小悪魔のような40さい……)の身に何かあれば駆けつけてしまう、それくらい大事なひとであるという自覚はあったりして。



この物語の見どころは、
……で、蛍ちゃんは結局のところ、この二人のどちらを選ぶのか?
に尽きると思います。



これがですねー、
少女まんが的文脈で言えば、絶対に高野部長! しかいないのですよ。
物語的な構成で考えても、高野部長を選ぶというのでなければ、とっくに終わっていてもいい話なのですね。


しかし、ですよ。
しかしそうなってしまったら、
「脱・干物女」をめざす蛍ちゃんの成長物語という、この漫画最大のテーマが成立しなくなるのですよねえ……。



私がこの物語を好きなのは、
「ありのままの自分を愛してほしい」というのではなく、
「ありのままの自分をどうにかしたい」というところなのです。



ありのままの自分を受け入れてほしい――これは凄く分かるのです。
異性に女性としてのみの価値で評価される恋愛市場というのは、なかなか厳しい世界なわけで。
私は昨今のボーイズラブ流行りというのは、その厳しい戦場から切り離された安全な自己投影という、元をたどればそこに行き着くのではないかなーと思うのですが、まあ今回その話は置くとして。


誰しも、飾らない「そのままの自分」を赦してもらいたい、「そのままでいいんだよ」と言ってもらいたい、そういう願望があると思うのです。



しかし、逆の立場に立ってみてほしい。
あなたは愛せますか?
自分が他人だとして、素の自分のような人間を、愛せますか?



いや愛するよー! という人もいらっしゃるでしょうが、私は無理です。
そんなダメな女(←自分のこと)は愛せない。
だからこそ、好きなひとに好きでいてもらうためには頑張らなきゃなーと、細々と努力しつつ生きているわけですが……。



そう考えていくと、この物語で蛍ちゃんが「高野部長とハッピーエンド」という線は、ありえないように思うのです。
私自身が選ぶのなら部長に決まってる(オイ)のですが、
この物語でそちらが選択されたら、がっかりするのかもしれません。



まあ、この物語でいちばん男前なのは、要先輩だと思うのですがね……(今回もかっこいいよなー、殿は)。

さて、この8巻のラストで、蛍ちゃんの「自然体」がとうとうマコトくんに目撃されてしまい――というわけで次巻、この物語の正念場になるかと思われます。ドキドキ。




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下に書いている「ブロークン・エンジェル」 を読んでいて、
田口俊樹訳文はとってもカッコいいのですが、少々気になった言い回しがありまして。


「過たず」


これが頻出するのです。
いえ、使い方は間違っていませんし、そういう意味で問題なわけではなく。
私の日常言語のボキャブラリーに無い、というだけのことで。


うーむむ。


自分であれば、と考えると。
昔風な雰囲気の物語になら、そういう古めかしいムードのある文章には使う――かもしれません。
あるいは、クライマックスに一度だけ、ということであれば、使ったりするかもしれません。

でも頻繁には「あやまたず」なんて使わないなー、ちがう副詞をあてるだろうなー、と思います。


なので、
どうしたのだろう、訳者さんのマイブームなのでしょうか?
と気になりまして。


まあでも、自分では気がついていないだけで、

私自身も「そんな日本語聞いたことねえよ」的なマイナーな語りをしているときがあるのかもしれません。

こればかりはなー、読書傾向も人それぞれであるわけで、一概に何が一般的とも言いにくい話ですよね……。



おっと、

そういえばこれは誤植の話ですが、

下巻で「エンヴォイ」が「コンヴォイ」になっているところが一箇所あった…… (おしい!!)





舞台はサンクション星系第四惑星。


ケンプ軍とカレラ率いる政府軍、そしてスポンサーであるカルテルの存在。互いの利害が衝突し、陰謀がひしめきあう先の見えない戦争が続く中で、タケシ・コヴァッチはこの戦場に身を置いていた。
作戦の失敗により軌道病院へ送られたコヴァッチに、あやしげな男が持ちかけてきた

「火星人のゲートを見つけた」

という儲け話に、彼は興味を覚えるのだが――

リチャード・モーガン, 田口 俊樹
ブロークン・エンジェル 上・下巻 2冊セット


前作は「大富豪の死の謎をめぐる探偵物語in27世紀」だったわけですが、今回の物語は趣を変え――
早い話が、 「コヴァッチがお金になりそーな火星人の遺物を見つけに行く冒険物語With雇われチーム」でございます。
いえ冒険モノというよりは、過酷な環境下(チームのみなさんてば、放射能の影響で瀕死の状態……)での陰謀入り乱れるハード・アクションですね。


面白いです。
すごく面白い。


しかし、正直なところ「物語としての完成度」からすると、前作「オルタード・カーボン」 をかなり下回ると思われます。

この物語を分かりにくくしてしまっているのは、三つ巴のややこしい戦争の状況ではなく「コヴァッチの立場がはっきりしないこと」ではないかと思うのですね。

コヴァッチが所属しているのは、カレラ率いる政府軍側の機甲部隊なのですが――


冒頭あたりで戦況の説明をして、「……これが、どちら側につくかの決め手になった」と主人公コヴァッチは語り、わたしは「傭兵としては条件の良いほうを選ぶものだろうなー」くらいの意味であると「ふーん」と思っていたのですが、これには実はもう少し深い意味があったようで。
物語の最後の最後に、「彼が何故この戦争に首をつっこんだのか」つまり、「真の雇い主は誰だったのか」が明かされるのですが、


明かしてるんだか明かしてないんだかくらいのあっさりテイストじゃー分からねえよ!!


……と私は思うのですよ。
おそらくそこが、この作風の「かっこよさ」なのでしょうが、ずーっとずーっと「なんだかコヴァッチが何考えてんだか分からなくてスッキリしないなー」と首をひねりながら読んでいる読者の身になって、「もうちょっと早く説明する」か「もっとおおげさに種明かしする」かしてもらいたい。



というような欠点はあるのですが、実際には私は物凄く楽しくこの物語を読んでしまったので、不満などはないのです(書いたけど)。



これはタケシ・コヴァッチの物語です。
彼という人物が、何に苦しみ、何を選び、何に怒るのかを読む物語です。
それが非常に魅力的で、読み手をコヴァッチのファンにしてしまう。


作中で印象的なやりとりがあるのですが、それがコヴァッチというキャラクターをよく表していると思います。
ある宗教の信者であるハンドという人物が、彼に言うのです
「きみは私が信じるのと同じくらい、『信じない』ということにこだわっている」
それは何故なのか、と。



すでに四作目まで書かれているという、このシリーズ。
大ヒットを飛ばした前作を踏襲せずに、二作目にちがう展開を仕掛けてきたところにも、非常に好感を覚えます。力のある作家さんには、常に新しいことにチャレンジしてもらいたいもの。
三作目がどうなっていくのか分かりませんが、訳出されるのをとっても楽しみにしております。



それにしても、前作でもそうでしたが、これだけの未来設定でありながら「最後には殴りあいで決着を」になるのが面白いよなーと。
この作家さんのポリシーなのでしょうか……。





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旦那が出張で不在なので、一人暮らしです。
快適です。
と言いたいのですが、そうでもない……。



私は元々がマメな人間ではないので、

世話をする相手がいないというだけで、際限なくだらしなくなるようで、何をするのも面倒で面倒でたまらないのです。


同僚と酒を飲んでは深夜に帰宅したり、

遅くまで仕事をしては家でひとり酒を飲んでうたたねしてしまったり、


そうやってダラダラした日々を送っていたところ、時差のある旦那からメールが届きました。


そこには何故か、
「寝室できちんと寝てください」
と書いてありました。


どこかで見ていたのでしょうか…… (こわ!!)


というわけで、今日はきちんと寝室で眠りたいと思います。
そのへんの床でなく。




正常な遺伝子を持つ人間がいなくなり、16歳ほどになると異形に変貌してしまうという、絶望に満ちた未来。
護衛メイド協会の異端児、サライは規格はずれの能力と奇妙な記憶の持主。
彼女の出生の秘密は、旧ソ連の地下研究施設・ジスクールへと遡る――

柴田 昌弘
サライ 6 (6)

(17巻の画像がありませんよー! これ誰だっけシェリル?)




あいかわらず迷走を続ける(どこへ行きたいのだろう、この物語は……)本作ですが、

私はこの漫画家さんのファンなので、「個々のエピソードが面白ければいいやー」くらいの気持で読み続けていたのですが……

この巻には驚かされました。



いや、内容にではなく、あらすじに!


巻頭のあらすじに!!


えーと今は過去編で、ジスクールでのサライ誕生秘話をやっているのですが、そのあたりの説明にですね、

「若き女子研究員イリナ(のちの御所代)が代理母を志願していた……」

とあるのです。



イ……イリナ博士って、御所代さまだったの!?
えええええええ!!

そ、そういう種明かしって、あらすじでやるものなのか……?



私の記憶にあるかぎり、御所代とイリナ博士を繋げるような描写はどこにもなかったはずなのですが、どこかに描かれていたのでしょうか。
うわー驚いた……。



まあ、それは置くとして、内容の感想はというと。


イエティを虐げる人間の醜さとか、人工子宮組のおねーちゃんズの意地悪ぶりなどが、このあたりの読みどころでしょうか。
柴田昌弘という漫画家さんは、そういう負の部分を描くのが上手いですね。


でもなー、サライのあの、個体が消滅しても世代を越えて記憶を受け継いでいるという設定は、なんというかこう、理屈としてピンとこないなあ、と思うのですが……。
フラッシュバックから回想へ、という手法が使えて、過去話を語りやすいのでしょうか。しかし当時を知る人物がまだ生きているのなら、その人物(御所代とか)が過去を語ればいいのだし、そんなヘンな設定いらない気もする……。





                  14


書庫の小説部分を更新しておりますー!

8話で終わるとか言っていたような気もしますが、

私の予告はたいてい倍くらいになるので、たぶん16話くらいで終わるのかもしれません(なにこの開き直り……!!)。


それはそうと、書庫の更新情報ブログの設定が変えられず、どうしようかなーという状態なのですが(自動的に契約切れのドメインにされてしまうのですよねえ。困った……)、よそさまのブログでも借りるかなーと考えております。


ドリコムは試してみたことがあるので、FC2とか使ってみたい気もしますね~。


アメブロは……


もうじゅうぶん付き合っているので、パスですね……。



メッセージ・ボードにも載せているリチャード・モーガンのコレですが、

リチャード・モーガン, 田口 俊樹
ブロークン・エンジェル 上・下巻 2冊セット

いやいや、面白いです!


というかなんというか、読んでいると非常にリラックスできます……。
ああ、我が家に帰ったよう……。


思うのですが、私がこういった物語を好むのは、実はすごく良くない理由があるように思うのですが、あえて究明しないでおきたいと思います。



ところで、この物語の主人公であるタケシ・コヴァッチですが、
彼の設定の根幹を成す「元エンヴォイ」という部分。
(えーとこのエンヴォイ・コーズというのは、この世界の伝説的な特殊部隊! と思ってください。)

前作では「元エンヴォイ」というだけで、「うおー、すごい!!」と周囲が恐れ入ってくれるわりには

「エンヴォイとは何か」

についてほとんど語られることが無かったのですが、今回の続編では作者リチャード・モーガンは何故か頑張って(誰かにツッコまれたのでしょうか……)エンヴォイの特殊能力について説明してくれています。



しかし、私は別に説明しなくてもいいと思うのですよね……。



あれですよ、「花のあすか組!」における主人公・九楽あすかの「全中裏の元側近・左」のようなものなのです!!

高口里純 新・花のあすか組! 3 (3)

側近・左……左右があるらしいです側近クラスには。

左は「悪」で右は「善」だそーです。いまだ意味が分からず、 「で、実際には何をおやりになっていたので……?」という部分はまったく分からないのですが、


いいのです!


この「なんとなく」謎につつまれ、
「なんとなく」カッコいいニオイがする。
これでいいのです!!



何もかも明らかになればよいというわけではなく、語られない部分を想像するというのも、物語の楽しみのひとつであるように思います。
というわけで、まだ下巻は読みおえていないのですが、私のほうもアホーなくらいの忙しさを脱して時間が出来るようになってきましたので、そのうち、もう少しまともなレビューを書かせていただきたいと思います。えへ。


いや、「あすか組」でなく「ブロークン・エンジェル」のほうの話ですが。


(ところであのー、「新・あすか組」はなんだか現在エリアマスターが入り乱れてよく分からないよー!! あすかちゃんは何がしたいんだよー! な状態なのは、私の理解力に問題があるのでしょうかね……?)。