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水の中。

海外小説のレビューと、創作を。


リーダー・玄野を失い、加藤が復活。

新生GANTZチームが転送された先、そこは――



奥 浩哉
GANTZ 21 (21)

さて、新たなミッションを与えられ、飛ばされた先は何故だか道頓堀。


大阪には地元のGANTZチーム(なんすかソレ!!)がいたりしてー、


そのGANTZチームってば、敵より悪者っぽいしー、


チーム内にも元敵が混ざっていたり(どーすんのアレ……)してー、


タケシ少年はどっか行っちゃうしー、



あああああ、どうしたら……?!



という混沌の21巻。



加藤もレイカさんも混乱していますが、読んでいる私も困惑しております。
新章突入のせいなのか、
主人公・玄野を欠いているせいなのか(こうなってみると彼がいないのは痛いですね~。なんだかんだいってチームの求心力だったのね……)、
大阪チームが外道すぎる(敵さえレイプしてアハハハハー! みたいな……)せいなのか、
ボーゼンとしているうちに終わってしまいましたよ。
さすがGANTZ。



ちなみに私はレイカさんのよーな超美形巨乳アイドルが、
玄野くんのよーな地味な男の子に片思いしているという構図がスキなので、
諦めないでもらいたいのですー!
でも決して報われない片思いがいいのですー!
ハー、乙女心って複雑……。


いや片思いがどうこういう以前に、玄野くん死んでるんですけどね……。



ぜんぜんレビューになっておりませんが、
「次巻を待つ!!」
ということで、ここはひとつヨロシク。



しかし、いなくなってみて分かる玄野の存在の大きさ……。
これまでの物語には、昼間は地味なヒネクレ者である少年が、現実からひとつ隔てられた世界では命がけで戦うことを余儀なくされるという、絶望と背中合わせの、一種のカタルシスのようなものが存在したわけなのですが……、


今はそれに代わるものが無いのですよねえ。



加藤がいくら奮闘したところで、共感できない気がする……。

西原 理恵子
できるかなクアトロ

えー……
思わず「えー」から始まってしまうような、あいかわらず見事な突撃精神とサイバラ節。
今回はインドへ「ヒジュラ」を取材に行くところから始まっております、「できるかな」。


ヒジュラというのがどのような存在であるか、寡聞にして私は知らなかったのですが、
えーと。
いわゆるただの「ニューハーフ」ではなく、托鉢僧にカレーをかけたようなものであると……。 (←信じないように)



あいかわらずの徹底した「笑かしなんですよ!」という覚悟が潔い。
こういう突撃体験モノなどは、書き手がときどき自分の仕事に疑問を抱いちゃったりする(私なにをやっているんだろう、こんなことして何になるのか的な……)のを見かけるのですが、アレを読まされると私の黒アンテナが


「そんなん金を払ってる読者に聞かせるグチかー!!」


と異常反応するので、それらの甘えの一切ない、西原先生の姿勢はホントーに素晴らしいなと思います。




ところでところで、
作家・岩井志摩子(ここでもレビューをのせている「ぼっけえ、きょうてえ」などの作者である、ホラー作家さん)がコラムを書いているのですが、
そこで面白かったのが「会う前からこの人にはかなわないと思っていた」というコメント。
最初から張り合うつもりもなかったので、仲良くなってしまいましたという……



へええ~。



こういう、人と対峙して「自分より上か下か」などと考えるのは、わりと男性的なモノの考え方をするひとですよね。
以前、私のよく知る先輩(男性)が

「男という生き物は、常に目の前のこいつより自分が上かどうかというのを意識している」

みたいなことを言っていて、

それはまあ極端な話ではあるのですが(あの先輩、病気のよーにプライド高いひとだったしな……)、
一理あるような気もして、
「へえ~」
と思ったのです。



私もそうですが、どちらが上であるとか下であるとか、女性はそういうことは気にしないのですよ。



いや、私が考えないだけですか……?(ちょっと自信なくなってきた……)



それとも「女性は」「男性は」でなく、人による問題なのでしょうか。むー。

などとヘンなところで悩んでしまいましたが、
本編はとても楽しいサイバラ節があふれています。
ひさびさにこの毒にふれて、さわやかな気持になれました。



(しかしこれ、「できるかな」以外の「人生一年生」「サイバラの華麗なる人脈」など諸々がまとめられた一冊なのですが、そのせいで、後半がやや読みにくい……。
これは作家ご本人でなく、編集をした側の問題だろうと思うのですが。
いろいろぶちこんで本を作るときには、初出を書くなり説明を入れるなりしていただきたいなーと。
特に「人生一年生」などは、何の前置きもなく「おばさんはねー」などと子供への語り(おそらく)から始まっていて、何がなにやら……)



★追記★


巻末……ではない、ちょっと手前に初出一覧がありました!

「人生一年生」は小学六年生に掲載されていたものなのですね……

へえ~。


(どーゆー企画だ)






Dark Seed 2 (2)/紺野 キタ
¥620
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ががが、画像がない……!!(寂しいので別作品をはってみます!)


紺野 キタ
あかりをください
紺野 キタ
ひみつの階段 (2)


作家さんには得意不得意な分野があると思うのです。


もう少し正確に言うのなら、「本人の嗜好」と「実際の適性」とは、ややズレがあるものなのではないかと思うのです。
これは何も創作にかぎったことではないのですが、
「好きなこと」と「向いていること」というのは、違ったりするものですよね……。



紺野キタという漫画家さんが好むのは、
なんというかこう、申し上げにくいのですが、あまり需要のないマイナーな、童話のよーなイイお話なのだろうなと思います(えーとホラ「夜の童話」のような……)。
そして実際に得意であるのは、「ひみつの階段」のような、ひたすら女の子たちがかわいくてかわくてーという漫画なのではないかなと思うのです。

ご本人の目指すところは別として。



そしてこの魔法学園☆ファンタジー(←この☆に悪意はないので気にしないでください……)である「ダーク・シード」。



魔法使いたちが二人一組で「石」を共有する協力者であったりー、
レディ・アグネスの謎の遺産があったりー、
セレストとクリスが実は双子だったりー、
アルジーが後継者になれなくてグレそうだったりー、
アルジーの弟に悪の種子がめざめちゃったりー、
あー……


それでいったい何を描きたい物語なのか、
どこを読ませたいのか、よく分からないのですが……。


まあ、フツーであれば、主人公(だったはず)のセレストの成長物語となるべきストーリーなのでしょうが、彼女視点で物語が動いていくわけでもなく、いろいろいろいろ要素がありすぎて、

結局のところ、焦点がどこにも合ってないような。


わたくしがいつも足しげく通っている叶さんブログのレビュー によると、
この作品は三巻で完結だそーですが……。


エエッ、このテンポであと一巻ですか?


上にも書いたように、多くの要素が詰め込まれた物語なので、すんごい長編なのかと思っていました……。



さて、この大勢の登場人物が入り乱れる群像劇を、各エピソードに決着をつけながら描ききることができるのでしょうか。
そういう意味での器用さのある作家さんだとは思えないのですが、
完結となる次の三巻を楽しみに待っております。



個人的にはですねー、

これは「セレストとクリスの物語」であってほしかったなーと思うのです。
石を介して離れられない、というせっかくの設定があるのだし、
彼女たちの関係を描くだけでも、じゅうぶんに面白い物語になるはずだと思うのですが……。
なんだかもったいないですね……。


時は1941年。
8歳のハンニバル・レクター少年は、故郷リトアニアのレクター城で、家庭教師と使用人に囲まれ、両親と妹とともに、穏かな日々をおくっていた。


ナチスドイツの侵攻に、森の奥深くの狩猟ロッジに隠れ住んだ一家であったが、
彼らの背後には、国内の対ドイツ協力者たちの魔の手が迫っていた――



トマス・ハリス, 高見 浩
ハンニバル・ライジング 上巻
トマス・ハリス, 高見 浩
ハンニバル・ライジング 下巻


うーむ。
トマス・ハリスが知識と教養を総動員して描く、ロマンティック・猟奇復讐サスペンス。


何がロマンかというとー、雰囲気づくりがとても優雅ですよね。
今回、紫夫人(ハンニバルの叔父ロベール・レクターの妻)を通して登場する、日本的な小道具なども一役買っていますが、
現在形で登場人物の行動を書くのではなく、「~して~しました」的に作者が主観をまじえて物語る文章などが、血なまぐさい内容(やってることは殺人とか人食いとか人食いとか……)に詩的な色を添えているようです。



しかしですね、これはやはり「外伝」であり、
過ぎ去った時代の物語であるので、
レクターが「この事件を生き延びて、稀代の殺人鬼となること」は、読み手には最初から分かっていることなのですよね。
そういうわけで、作中の「やるかやられるか」というスリルに満ちているはずの復讐劇にも、残念なことに、どうしても緊張感が生まれないわけなのですが……。



というわけで、
物語を読むというよりも、あくまで「ハンニバル」というキャラクターの背景を楽しむ物語。



なーるーほーどー。
本作の展開には、特に感想らしきものも無い(だいたいこんな過去だろうなーと思ったままの内容で、こんなんだろなーと思ったとおりの復讐劇……)私でありますが、
本編においてハンニバルがクラリスにこだわる気持が、ちょっと分かったような気がしました。



ハンニバルの子供時代にはあらわれなかった騎兵隊、
苦しんでいる弱者を放っておけない正義の味方、それがクラリス・スターリングなのですね……。






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連休は何かと忙しかったのですが、
私としては何が楽しかったかと言うとー、


あー、そうですねえ……


時間ができたので実家へいって犬の散歩ができたことでしょうか…… ←かわいそう


すっかりダメになっているウチの実家の祖母ですが、
やはり私の顔を見ても誰だか分からないらしく、
「あらまあ、キレイなひとが来てくれて~」
と褒めてくれます。


それを聞いて、悲しいとか寂しいとか思うより先に、
「ケッ、自分の遺伝子ほめてやがる……」
とか思ってしまう自分(心あたたまる血縁関係ですね)。



そんな、ややダークサイド気味なわたくしですが、
頑張って(?)、書庫の小説部分を少しばかり更新しております。



しかしあまり癒されないお話だなー、コレ……。

そのうち生まれ変わったよーに、
素敵なラブストーリーとか書くひとになりたいですね!




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ここでは小説ときどき漫画のレビューを書いておりますが、
「ここが面白い」
「ここがイヤ」
などと、自分で自分にハッキリ説明できると、ものすごくスッキリするのですね。



ただ、言葉としては使っていても、
「その中身をよく分かっていない」という場合もあるのです。

例えば、ビジョルドの「チャリオンの影」のレビューで、
作家ビジョルドの素晴らしさについて書きあぐねてしまったのですがー、
これもそれなりの言葉を連ねて説明しようとすれば、実は出来ないこともないのです。



構成力があるとか

リーダビリティがあるとか

描写が確かであるとか。
 


でも「それ」が本当はどういうことで、
どこからくるものなのか。
それが自分なりに解明されていないのですよね……。



ちなみに下の「海街diary」の感想でも「この作者さんの作家力ですね~」などと
てきとーぬかしておりますが、
これはまあ、自分なりには「何を書いても物語にできるひと」のような意味合いのつもりだったりして。



しかし、その中身が何であるかと言えば、以前もどこかで書いた(たぶんダン・シモンズの作家考だったかと……)ように、
結局のところ


「その作家がどのように現実をとらえていて」


「何を現実に求めているひとであるのか」


……という、極論ではありますが、その作家の「人間力」にかかわってくるのではないかと思うのですよね。

スバラシイ物書きが、全て善人だというような意味ではないのですが。うーん。


このあたりはレビューを書きつつ、考えていきたいテーマですが、
なんとなく、これという結論は出ないような気もします。


   
アフリカ・シェラレオネ共和国。
内戦のつづく中、革命軍RUFにダイヤモンド採掘場の労働者として拉致された漁師ソロモンは、
巨大なピンク・ダイヤを発見する。
情報を聞きつけた非情な密輸業者であるアーチャーは、ソロモンを利用しようと近づくのだが……。

     
       
James Newton Howard
Blood Diamond

ここ、これは……
私はてっきりサスペンスだと思っていたのですが、かなり重いテーマを扱った社会派作品。
アフリカ大陸における内戦と、ダイヤモンドの物語。
もっと正確に言うのなら、ダイヤモンドという資源の搾取のために起きる戦争と、それに巻き込まれる人々が流す、血にまみれた物語、なのですね。


冒頭から、ものすごい勢いで人々が殺されていくのですよ……。
平和な村に現れた革命軍が、子供も女性も関係なしに、容赦なく殺していく。
そして銃を手にとっているのは、少年兵であったりするのです。



この悲惨な状況をくぐりぬけ、
アーチャーとソロモンは隠されたピンク・ダイヤを手に入れようと命がけで走り続けるのです。


アーチャーは、この地獄から脱け出すチケットを手に入れるため。
ソロモンは、生き別れた家族を取り戻すために。



強烈なメッセージを放つ物語。
ただ、この物語が最後に訴える
「婚約指輪に三ヶ月分の給料をはたいてダイヤモンドを欲しがる人々が、この悲劇を生んでいる」
という理屈は間違っている、と思うのです。
それは違う。
確かに、罪悪感を刺激されるメッセージではありますが、それを振りまわして正義を訴えるのは、「われわれは大衆の欲求に応えているだけですよー」と言い張るゴシップ記者の詭弁と同じくらい、間違っていると思います。
物の価値をつくりだすのも商売のひとつですが、そのやりくちが犯罪的であれば、取り締まらなければならないのです。



ところで、あのー。
私は、こういった実話を扱った物語について語るのは苦手なのです。
こういった作品が「現実に与える意義」がフィクションのそれより桁違いに高いのは当然であるとも言えるので、
まったくのフィクションである物語と同列に語ることは難しく、
そもそも、これら「社会派作品」を制作する側の意図――訴えたい、世間に真実を晒したい――を考えると、
「物語としてどうであるか」というのは、語っても意味のないことであるように思われるのですよね……。



あえて物語として語ってみるのなら、うーん。

全編を通して戦闘が続くのですが、生きるか死ぬかの緊張感と殺戮の恐怖で、まったく飽きない作品です。
最後もハッピー・エンドとは言いがたいのですが、
それなりに納得のできる結末が用意されているので、後味も悪くありません。
私はこの作品で初めてアーチャー役のディカプリオをカッコイイと思ったほどで、これでアカデミー賞をとれないというのは不思議ですねえ……。



この映画を観たあとで思い出したのは、
ディヴィッド・L・リンジーの「黒幕は闇に沈む」の最後です。

                 
ディヴィッド・L. リンジー, David L. Lindsey, 山本 光伸                                     
黒幕は闇に沈む〈上〉
デイヴィッド・L. リンジー, David L. Lindsey, 山本 光伸
黒幕は闇に沈む〈下〉


命がけの告発が、何も生まなかった――


この世の人々は、世界の片隅の紛争地での不正などには、何の関心もなく、何のニュースにもなりませんでした「完」、という結末です。

それにくらべれば、この「ブラッド・ダイヤモンド」は限りなくハッピー・エンドに近いのかもしれませんが、さんざん人が死ぬシーンを見たあとでは、無口になってしまいますね。


知識としては「喰い物にされる第三世界」というのを、知ってはいるのです。
デ〇アスが市場を独占をしているとか、そういう数字の上での話を。
しかしそれが、「いったいどのような現実を生んでいるのか」について考えたことはなかったな……。




「お父さんが亡くなったんだって」



15年前に出て行った父の突然の訃報に、佳乃たち三姉妹は実感のわかないまま、
葬儀へと訪れる。
そこで異母妹である少女・すずと初めて顔を合わせるのだが――



吉田 秋生
海街diary 1 (1)


タイトルのように、鎌倉の古い家に暮らす三姉妹+末の妹の物語。
父親の死によって彼女たちは同居を始めるのですが……



いやー、ホーム・ドラマですね!
超人的な人物が出てくるわけでも、殺人事件が起きるわけでもない、そしてセンシティブな恋愛が発生するわけでもない、とてもとても普通のホーム・ドラマ。
しかしそれをドラマとして成立させて読ませてしまうあたり、この作者さんの作家力であると思われます。



すずちゃんの、
「自分ちでつくる梅酒なんて初めてで、飲んでみたかったんだもん」
というセリフにしんみりしてみたり……。 ←そういうのに弱い

扱うエピソードは深刻なものですが、描き方が優しいので、読後感がとても良いですね。
ただ、気になるのは、絵柄が(正確にはキャラクターが)とてもとても、
まるっこくなっていること。

この物語に合わせてのことだろうと思いますが、
同じ鎌倉を舞台にした「ラヴァーズ・キス」の藤井くんまで登場させているので、あちらとの落差が気になったり……。
個人的には前の絵のほうが好きですが、あれで三女チカちゃんのあの髪型はムリか……。

リーボック アンチバーストジムボールM(65CM) 10016
  ← こんなやつ
¥3,810
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運動不足に悩む私ですが、
このたび、バランス・ボールを購入しました!


いえ、買ってもらいました。旦那に。 ←誕生祝い……



同僚が「インナー・マッスルが鍛えられて意外とイイですよ!」と言っていたので。



おおー!
面白いなコレ!



球体とたわむれる私を見た旦那が、
「おまえ……それはそーやって遊ぶモノじゃないから……」
と渋い表情で(何故だよ)お手本を見せてくれましたが、
なんだか上手に使えません……。



でも空気を抜けば小さくなるので、
他の健康器具よりは断然イイと思います。



……飽きた時とか。



東宝
ハンニバル スペシャルプライス版


どうも私です!


定期健康診断を受けたのですがー、問診してくれた女医さんがキレイなひとで幸せでした。
年齢が一緒で結婚暦が一緒だったせいなのか、
それとも私の睡眠時間が異常に短い(ウソついて多めに書いたのに……!)せいなのか、
ものすごく親身になって健康上のアドバイスをいただいて恐縮しましたよ……。


センセーがあんまり解放してくれないので、
自分が何か大病でも患っているのかと疑いましたが、とりあえず健康なようで安心しました。



いや、そーゆー話はさておき。
上のメッセージ・ボードにのせているトマス・ハリス作「ハンニバル・ライジング」。
タイトルからもお分かりでしょうが、
ハンニバル・レクターがいかにして出来上がったか、という物語。



この作者さんが好きで、
「レッド・ドラゴン」も「羊たちの沈黙」も「ハンニバル」も読んでいる私ですが、
レクター博士には、特別の思い入れはありません。
私が好きなのは、博士のような変わったひとでなく、
すごくマトモで真面目で頑張り屋さんで頑固なクラリス・スターリングのような人物なのですね。



ただ、映画でレクター博士役のアンソニー・ホプキンスを見るたびに……思うのです。



「あんな太ってて、よく機敏に殺人が出来るよな……」



「羊たち~」の時点の獄中にいるときから、すでにぽっちゃりしているレクター博士(ていうかアンソニー・ホプキンス)。
与えられる栄養に対して、獄中という環境で運動が不足していればソレもアリかなと、当時は自分をムリヤリ納得させていたのですが。



「ハンニバル」での彼は……
彼は……



それともアレですか、私が勝手にレクターのイメージをつくっているだけで、
彼は原作でも、ぽっちゃりキャラなのでしょうか。

むー。


ハマリ役のように言われているアンソニー・ホプキンスですが、演技力うんぬんは置くとして
役の解釈については疑問を感じます。
(それとも私が我が身をふりかえって心配するあまり、メタボリックに過剰反応しているだけなのか……?)


今回の映画「ハンニバル・ライジング」で若き日のレクターを演じるギャスパー・ウリエルは、
ぽっちゃりではないようで、ちょっと安心しました。