父の命と引きかえに、悪魔メフィストと契約を交わした男・ジョニー・ブレイズ。
メフィストと息子ブラックハートとの争いに巻き込まれた彼は、
夜になると炎に包まれたドクロの顔を持つ「ゴースト・ライダー」へ変身し、
闇を切り裂く地獄<ヘル>バイクを駆って戦いへ赴くのだった――
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- ↑だいたいこのようなあらすじで説明されている、この作品。
これはよくない。このあらすじを読んだだけで、ふつーのマトモな大人であれば、いっぺんで観る気を失くしてしまいます。
それでも私がこの映画を観たのは、
- 「映画館の暗闇でポップコーンが食べたい……!」(←疲れてるっぽい発言)
- と思っていたのと、これの他に時間帯の合う作品は「蒼き狼~」しか無かったために、
「日本人が日本語でモンゴルの人を演じるのを観るよりはマシではないのか。仮面ライダーとか見慣れてるし」
という、ものすごく消極的な理由(というか消去法ですね)だったわけですが……。
うわー、すごい面白かったです!!
脚本と映像がとてもよい。
こんなおかしな話(原作はアメコミなので)だというのに、ぜんぜん陳腐に思わせない話の運び方が素晴らしく、映像も構図などが良い意味で漫画風に大迫力。あとは音がポイントなので、出来れば音響のよい劇場で観ていただきたい。
ストーリー自体は単純なのですが、この物語のテーマである
「間違いを犯した人間は、一生それを償わなければならないのか。二度目のチャンスは与えられないのか?」
こういう問い、個人的にすごーく好きですね。
主人公ジョニー・ブレイズは悪魔に魂を売り、不死身となったために危険なバイク・ショーでスターとなったのですが、そのような日々を送りながらも、彼は「自分の人生を取り戻したい、もう一度チャンスが欲しい」と願って生きているわけです。
メフィストの目的どおりブラックハートを倒せば、ジョニーはこの呪いを解かれ、解放される。
ブラックハートに勝利した彼が最後の最後に出す結論が、この物語のテーマの答えとなるのですが……
この結論が、カッコイイ。
物語の主人公には、こうであってもらいたいですね~。
私は「テーマの消化」というやつに、毎度すごくうるさいのですが、それは単純には結論の出ない人生というものに、何らかの励ましが欲しいから、なのですよね。
というわけで、そのいちばん大事なところを満たしてくれているこの作品、わたくし的には120点です!
一緒にコレを観た旦那は
「クソ映画ではなかったけど、テレビだったら最後まで観てないかもなー」
などと言っていたので、まあそれが一般的な評価かもしれませんが。
ところで、ひとつだけ疑問なのは、この作品の主役がどうしてニコラス・ケイジなのかと……
役柄の設定年齢より、10歳……いやもっと上なのかな? かけはなれているので、過去の恋人であったという設定の女優さんとのバランスがおかしいのですよね。そこが不自然で、どうしても気になってしまいました。
ニコラスでないとダメ! というキャラクターでもないだろうにな……。