水の中。 -35ページ目

水の中。

海外小説のレビューと、創作を。


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どうもこんばんは!
ところで伝え忘れておりましたが、上のメッセージ・ボードにのせてある書庫サイトですが、
更新情報ブログがリンク切れとなっておりますー。


これにはくだらない理由がありまして、
えーと実はサブドメインというのを取得していて「cageinthesky.com」を併用していたのですが、
気づかぬうちに契約が切れて(!)いたので、使用できなくなってしまってるとゆー……



ええええー、アカウントのほうの契約更新とは別にやらなきゃダメなのー?
えええー、めんどく(略)、


しかもドメイン復旧に一万ちかくかかるって何だそれー!


そんな金つかうのは納得いかん。何料なんだいったい……



……というわけで、しばらくあちらのブログは復旧しませんが、「水上~」の8話を更新するときにでも、どうにかしたいと思います。

サブドメインはサブのドメインなので、サイト自体は存在しているのですが、リンクを貼りなおさないとダメなところがあるのですよね~。



ではまた!





「きみは最後まで嘘がつけるか?」
腹話術をあやつる芸人マークの前に現れた謎の男。
見てくれる人がいるのなら最後まで芸をやりつづけると答えた彼は、奇妙な招待を受ける――

田村 由美
7SEEDS 10 (10)

前巻までの夏Aチーム決定の生き残りバトルより、時代はもう少し後のこと。


この10巻では人類滅亡(今回はじめてきちんと語られましたが、やはり隕石がふりそそいだようですね~)を逃れ、一時的に生き延びた人々の、シェルターでのお話です。


私自身はパニック映画好きで、極限状態での人のありかたに興味があるほうなのですが、
その私にも「好ましい極限状態」と「そうでない極限状態」があるのですよ!
出来れば、その局面を脱け出せたら、ハッピー・エンドが待っていてほしいのです。頑張って頑張って生き抜いたその先には、幸せなゴールがあってほしいのです。


と・こ・ろ・が。


本作の今回のお話の場合、なにしろ外はグッチャグチャで氷河期が到来してしまっていて、どこにも逃げられない状況下で、地下の施設に集められた5000人が……



5000人が、どんどん減っていく……



どうやって減っていくかはナイショですが、いやいや、オソロシイ。

いまのところ花のパパである貴士さんが非情に徹して状況をコントロールしているのですが、それが出来なくなった時が、おそらくこの人々の集団としての最期となるのでしょうねえ……。


という恐怖の予感をたたえて物語はつづく、となっております。



おっと説明しておりませんでしたが、ちなみに視点となっている主人公は、その貴士さんがスタッフとして選んだ芸人マーク。真実を知りつつ皆を笑わせなくてはならない、という役どころ。彼が残した手記を現代の花たちが発見し、当時の様子を知るというわけですね。



ところで花の髪ですが~、
切らなくていいのになー、私は長いほうがスキだなー(ていうかソレがなくなるとこの作者さんの場合、視覚的に美少女設定が認識できなくなるとゆーか……ゴニョゴニョ)。


ウェントワース伯爵家の女主人、レディ・ヴィクトリアが殺害される。
それは伯爵家が所有するファン・ゴッホの名画を手に入れようとするフェンストン・ファイナンスの悪どい手口のひとつであった。
上手くいくかに見えたこの詐欺は、フェンストンに雇われていたアンナ・ペトレスクの解雇と9.11のテロ事件によって運命を変え始めるのだった。


軽妙で痛快なサスペンス。


名画とウェントワース家を守るために、アンナが奔走するのですが、

この逃亡劇(NY→ロンドン→ブカレスト→東京……あと香港とか)が緊張感があり、ヘンな話ですが読者に旅気分を楽しませてくれるのですね。
フェンストンの手先である、凄腕の女始末人とFBIのディレイニーが彼女を追いかけてくるのですが、この出し抜いたり出し抜かれたりする追跡劇も、また楽しいです。

原題「FALSE IMPRESSION」の意味は読んでいただければ分かると思いますが、この邦題もなかなか上手い。


作者の趣味の部分であるのか、絵画のレクチャーも楽しめて、逃亡劇のサスペンスも味わえて、読後感もよく、軽い読み物として非常に成功している本作であると思いますが……ひとつだけ気になる点が。


この作品の小道具に、「現実にあったテロ事件」を使う必要があったのでしょうか。


本作の主人公アンナは事件当時のノース・タワーにいたために、フェンストンは彼女を見失うわけなのですが……


翻訳の方の巻末の解説には「このシチュエーションに触発されて作られた物語」としか説明されていないので、作者本人の意図がどこまでのものであったのかは不明ですが、それにしても自分の物語の演出に現実の悲劇を引用するという無神経さは理解できません。


英国人て、そういう人種でしたっけ……?


この作中で出てくる「日本人とは〇〇なもの」な決めつけに、苦笑してしまったものですが、かくいう私にも「英国人気質」に対するテキトーなイメージがあるわけで、それによれば
「もう少し他者の名誉を重んじるものではないのか、それが騎士道(←なんかもうすでに間違ってますが)だろうよ」
と思ってしまうのですよね。


作者ジェフリー・アーチャーは執筆当時は65歳。

その年齢で、これほどワクワクしたサスペンスが書けるというのは、素晴らしいとは思うのですが、その創作姿勢には非常に疑問を感じます。





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えーあー、
じつは自分のところを覗くのも久しぶりのような私です。


何故かと言えば、「ようやく時間が出来たわー!!」と思った瞬間に食当たり……いえもっと正確に言うのなら
食中毒とゆーやつに倒れてしまったわけで。


この冬、これで二度目です。


体が弱っていたというより、
判断力がにぶっていたとしか……


何故あのような古い、イッちゃってそーな刺身に手を出したのか、自分でもよくワカリマセン……。
まあ、おかげでノロウィルスと腸炎ビブリオによる症状の違いというものがよく理解できました(できなくていい)。



個人的には、ふだん発熱することが無いせいでしょうか、ビブりん(愛称)のほうが、高熱が出てツライように思いますね……。
というわけで、くだらない理由で停滞しつづける当ブログですが、気長に待っていただけると有難いですー!!


では、また。





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どうもこんにちは!


更新しない記録を更新中!(ややこしいな)みたいなブログで申し訳ございませんー。



いつも忙しぶっている私ですが、
老いのせいなのか何なのか、以前より無理ができなくなっているように感じます。
たまたま同僚とグチりあう機会があったので
「ここ数ヶ月ずーっと帰りが遅いから~、疲れきってて、ゴハン食べながらうとうと眠っちゃう(幼児か……)のよね~」
などと、しょーもない打ち明け話をしたところ、


「私は髪を洗ってて……洗ったかどうか分からなくなって何度もシャンプーしちゃうんですよね」
と返されました。
年下ながら、いつも何事にも動じないクールビューティーな彼女なのですが、

にんげんなのだな……

と親しみを感じました。
ていうか、この会話自体がすでに末期ぽくて、非常によろしくないのですが……。
さっさと人並みな暮らしに戻りたいものです。



ところで、しばらく留守にしているうちに、
いつもお邪魔している ぺがさすさんブログ で創作が再開されているではないですかー!!
おお、これはー、「晴れ 時々 嵐」の改稿版でしょうか。
うわー、すごく嬉しいです!
ひとさまが更新しているものを読むと、自分も頑張らなくてはなーと刺激を受けますね。

というわけで、放置してある自分のとこの書庫を更新したいと思います。


えーと、そのうちに。


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長らく不在にしております、ココですが。


わたくしの本意ではなく、えーと他にもいろいろあるのですがつまり、
私の管理しているところの生き物である旦那がですね、



腰が痛くて動けない



のだそうで。

そのうち絶対に腰を痛めるにちがいない、と思っていた、この人なのですが。
じぶんの見識が正しいことを知ったところで、べつに私自身は嬉しくもなんともないわけです。



「おれ、明日は大事な打ち合わせもあるから、会社に行かないと……」


などと旦那が悲壮な決意を語るので、


「えー、ムリすることないよ。うちの職場にも自己管理が出来てなくてー、よくいきなり休むひといるけどさー、そういうもんだと思われてて、わりと皆気にしてないよ?」


と慰めておきました。 ←そうか……?


というわけで、ここのレビューや書庫の更新などが滞っておりますが、

なんとか早いうちに復活したいと思っておりますのでー!!



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以前ここで

「書評家さんの書くものが読みたいなー」

などという願望を語ったことがあったのですが 。


たまたま偶然、書評家さんの小説を読むことが出来ました!


読書傾向が似ているので、ときどき読ませていただいていた書評サイトさんだったのですが……
まあ、お遊び的な企画のようなのですが、ははあ……


えーと。


やはり優れた書評家さんが優れた物語書きになれるわけではない、ということが確認できました。
ちょっとした衝撃を受けましたね。



美食家だからといって、素晴らしい料理人になれるわけではないのだな……。



他の物事にたとえて問題を語るというのは、分かりやすいようでいて本質からズレていることが多いので、やたらとこの手法を使うひととゆーのは胡散臭いよなと思うのですが、コレに限っては合っているように思います。



うーん……。
でもですね、つまり最高の料理人でなくとも、味が分からないわけではないので、客をバカにしてはいけないわけなのですが。
なんだかんだ言っても、書き手は謙虚でなくてはならないのだなーと思いました。 ←衝撃から立ち直っていないヘンな結論





父の命と引きかえに、悪魔メフィストと契約を交わした男・ジョニー・ブレイズ。
メフィストと息子ブラックハートとの争いに巻き込まれた彼は、

夜になると炎に包まれたドクロの顔を持つ「ゴースト・ライダー」へ変身し、

闇を切り裂く地獄<ヘル>バイクを駆って戦いへ赴くのだった――


          

↑だいたいこのようなあらすじで説明されている、この作品。
これはよくない。このあらすじを読んだだけで、ふつーのマトモな大人であれば、いっぺんで観る気を失くしてしまいます。

それでも私がこの映画を観たのは、
「映画館の暗闇でポップコーンが食べたい……!」(←疲れてるっぽい発言)
と思っていたのと、これの他に時間帯の合う作品は「蒼き狼~」しか無かったために、
「日本人が日本語でモンゴルの人を演じるのを観るよりはマシではないのか。仮面ライダーとか見慣れてるし」
という、ものすごく消極的な理由(というか消去法ですね)だったわけですが……。


うわー、すごい面白かったです!!



脚本と映像がとてもよい。
こんなおかしな話(原作はアメコミなので)だというのに、ぜんぜん陳腐に思わせない話の運び方が素晴らしく、映像も構図などが良い意味で漫画風に大迫力。あとは音がポイントなので、出来れば音響のよい劇場で観ていただきたい。



ストーリー自体は単純なのですが、この物語のテーマである
「間違いを犯した人間は、一生それを償わなければならないのか。二度目のチャンスは与えられないのか?」
こういう問い、個人的にすごーく好きですね。



主人公ジョニー・ブレイズは悪魔に魂を売り、不死身となったために危険なバイク・ショーでスターとなったのですが、そのような日々を送りながらも、彼は「自分の人生を取り戻したい、もう一度チャンスが欲しい」と願って生きているわけです。
メフィストの目的どおりブラックハートを倒せば、ジョニーはこの呪いを解かれ、解放される。
ブラックハートに勝利した彼が最後の最後に出す結論が、この物語のテーマの答えとなるのですが……



この結論が、カッコイイ。
物語の主人公には、こうであってもらいたいですね~。



私は「テーマの消化」というやつに、毎度すごくうるさいのですが、それは単純には結論の出ない人生というものに、何らかの励ましが欲しいから、なのですよね。
というわけで、そのいちばん大事なところを満たしてくれているこの作品、わたくし的には120点です!
一緒にコレを観た旦那は
「クソ映画ではなかったけど、テレビだったら最後まで観てないかもなー」
などと言っていたので、まあそれが一般的な評価かもしれませんが。



ところで、ひとつだけ疑問なのは、この作品の主役がどうしてニコラス・ケイジなのかと……
役柄の設定年齢より、10歳……いやもっと上なのかな? かけはなれているので、過去の恋人であったという設定の女優さんとのバランスがおかしいのですよね。そこが不自然で、どうしても気になってしまいました。



ニコラスでないとダメ! というキャラクターでもないだろうにな……。





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スキンを変更しております。



あー、うー、

長いことお世話になっているアメブロですが、

こんなにいろいろあるとゆーのに、読みやすいスキンが見つからない……!!



そういえば、記事作成の部分がちょっと改善(?)されているみたいですね。

記事投稿の前にあったような気がする(←このひと何年ここに……?)確認画面が、

なくなった。


……ような気がします。




星野 之宣
宗像教授異考録 1 (1)

民俗学上のトンデモ系仮説を楽しむ作品。



しかし正直なところ、漫画表現として古い……


上手下手の問題ではなく、いえ、おそらく上手な部類の漫画家さんだろうと思うのですが、細部の古さが気になってしまい(とくに忌部兄のキャラはヒドイ。何故オネエ言葉……?)、そのあたりが内容への不信感に繋がって、うまく騙されることが出来ないとゆー、ヘンに苦しみながら読んでしまう漫画。
宗像教授のキャラクターについても、それほど個性が感じられず、「ああ、この年代の男性ってこんなだよね……」という雰囲気。



でも私はですね、トンデモ仮説を真面目に扱おうという、この系統の物語が大好きなのですよ。
この際、それがただの机上の推理ゴッコであっても構わない。
演出力があって、「おお!」と思わせてくれるのなら、
ひとときの夢を見せてくれるのなら、
もう全然ウソでも構わないわけです(オイ)。



本作も最初のほうなどは
「なんだこの程度か……」 ←何様?!
と思っていたのですが、最後の聖徳太子とキリスト教のお話は、対決する女性キャラ(忌部の妹)の存在もあり、まとめ方が渋くて楽しく読めました。



日常を離れて、こういった仮説をああでもないこうでもないと捻くりまわすのは、すごーく贅沢なことであると思います。
ちょっとツライ部分もありますが、すでに刊行されている四集まで、読んでみたいと思います。