Halo teman-teman!!!
インドネシアの「サンドウィッチ世代」に話題の「Home Sweet Loan」を観てきました!
サンドウィッチ世代とは親や親族の世話で板挟みになっている世代を指すそうです。
まさにサンドウィッチ世代の僕の仲間達からメッチャ推薦されたので観に行ってみました。
実は仲間達に勧められた時点でYouTubeで宣伝を見てみたんですね…
30歳前後の男女が「コレは私達の事です…」「私も…」「僕も…」とか言って、
試写会後に涙ぐんでインタビューで答えているのを見て、見に行こうと決めました。
とあるショッピングモールにて。9月26日には封切られたようです。
このポスターの彼らは家族ではなく、主人公の会社の同僚(重要な役割)ですね。
ひょっとして混んでるかなぁ~って心配だったのですが、まあ心配ご無用。。。
観客は10人位ってとこかなぁ~ こんな良い映画なのにね。見に行きたい人はお早めに。
さて、その内容なんですが…
「自分の家」を夢見る主人公カルナちゃん、少ない給与からコツコツと貯めています。
(友達とカフェに行っても注文を控えたり、お昼も一品だけ頼んでお弁当で節約したり…)
そんな彼女に依存する家族たち。唯一の休息所の自分の部屋も毒兄弟の子供に取られて、
どうしても自由と自分の家が欲しい!という思いを強くする主人公(いつも泣いてる…)
でも遂に理想の家を見つけ、そして会社のローン(住宅ローンが組める設定)も通り、
さあこれから!って時にクズ兄が住宅詐欺に引っかかるという緊急事態となって…
クズ兄と兄嫁はその借金返済に、その血のにじむ努力で貯めた貯金迄当てにする始末。
(クズ兄やん,顔が羽賀研〇に似ていて笑ってしまう!世界共通なのかしらね(笑))
そこでカルナちゃんは遂にブチ切れて家出して、そこから・・・
まあ最後はハッピーエンドですが、甘々ではなく見て納得の素敵な終わり方です!
こんな家族の為に夢を諦める重い内容にも関わらず、随所にユーモラスな演出があったり、
毒家族の演出も控えめだったりと、この国独特の優しさもあって軽く見る事が出来ます。
気になった演出というのか…
総務(という設定だった)の彼女。雑用で一人残業の設定なんですが…
時間は夜の19時なんですね。日本だと普通だけど、この国では深夜設定じゃないかな。
確かにこの国の人って皆直ぐ帰るもんねぇ~ 日本との差ですよね。
さて、この映画はとても素敵でした!
そしてインドネシア(ジャカルタ)の二つの局面を端的に表していると思いました。
・特にジャカルタの住宅価格の異常な高騰=庶民が家を持つのは夢なんだって。。。
・サンドウィッチ世代の苦悩。僕の仲間にも親の面倒をみる為、結婚できない人がいます。
「本当にこの映画の通りなのよ…」ってアイさんたちも泣いていました…
僕はIBUドゥクンが家を買うときに説明を受けたし、実際に見に行くのに付いて行ったり、
(家を見に行くシーンは本当に「営業マンが」そのまんまで笑ってしまった!)
アイさんから(父親が亡くなり、彼女が働いて兄妹の学費を出した)苦労話を聞いたり、
少しはこの映画の素地を理解していたつもりですが、やっぱ勉強になりましたね~
インドネシアが好きな人、理解を深めたい人は是非観てみる事をお勧めします!
ただしこの主人公の人達はエリートに近いんじゃないかな。そんな気がします。
大きな会社に勤めているし、車もある、同僚たちも良い生活っぽいです。
でも夢に向かって、歯を食いしばって頑張る姿は多くの人に凄く共感を産むと思います。
【追伸】
英語の字幕を期待したのですが無かったです(汗)インドネシア語のみ!
ただし事前にサンドウィッチ世代の説明など聞いていたので大体は予想できました。
色々とシチュエーションの補足したのは後で人に聞いたり、調べたりした事です。
【追伸②】
僕は時々仲間の家に遊びに行ったりするのである程度知っていましたが、初めての人には、
ジャカルタ周辺の庶民の生活や金持ちとの付き合い格差演出などは新鮮だと思います。
また普段あまり怒らない人達ですので、主人公の怒号と罵声のシーンは新鮮かと思います!
…アイさんが〇ラックマジック騒動で怒ってる時とソックリ!なのは内緒です(笑)
【追伸③】
主人公役の女優さん。本当は綺麗な人なんですが映画では絶妙な普通の人さかげん!
年齢30歳(この国では微妙に婚期遅れ)少しだけ太目(お尻や脚は役作りで太った?)
化粧(なし)とかで地味に見せれるのかなぁ~って感心しました!
とても印象に残る曲と共感した若者たち
僕はこの動画を見て見ること決めました!
地味な内容だから日本上映はされなさそう…(残念ポチ)