連続小話『OLホステスは見た!』第14話です。
気楽にお付き合いください![]()
容姿はNHKのアナウンサーっぽいと言われます。
民放アナウンサーでないのはなぜだろう
そんな私がOLをしていた20代半ばに迷い込んだ、夜の街でのお話です。
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↓前回のお話はこちら
まだ仕事に慣れてないにも関わらずお店が大盛況で、てんてこまいになった前回。
なんとかその日は乗り切り、翌週、またお店へ出勤。
週1か週2で働いていた
「先週みたいな忙しさは嫌だなあ…」
と思いながら開店準備をしていると、カランコロンとドアベルが鳴り、
「おう!来たで~
」
先週に続き瀬川さんが来てくれた。
「あら、瀬川さん。うれしいわ~。つきこちゃん、お願いね
」
ママに言われ、お荷物を預かり、瀬川さんの定位置であるカウンターの一番奥にご案内。
カウンター内に戻り、「先週は慌ただしくてすみませんでした
」などと雑談しつつ水割りを作っていると。
「瀬川さん、わたしたちも頂いて良いかしら
」
私の背中越しに、ママが慣れた口調で言った。
小さなL字カウンターで、一番奥の席の前には一人が立つスペースしかなかった
「ええで~、好きなもん飲みや
」
「ありがとうございます。そしたらいつもの頂きますね
」
そういうとママは小ぶりのシャンパンボトルを手際よく開け、わたしにも注いでくれた。
↓ママのお気に入りシャンパン
よく冷えたそのシャンパンは、キリっとした飲み口でとても美味しかった。
お時給いただきながらシャンパン飲めるなんて最高!と思ったのを覚えている
一見さんお断りのお店なので、基本的に常連さんばかりなのだけど、
こんな風にママがシャンパンをおねだりするお客様は限られていた。
お客様の懐具合や性格など、ママなりの基準があったのかなと思う。
瀬川さんにはそれまで、『Bar まり子』にお気に入りの女の子がいたことはなかったそうだ。
ママとの付き合いでたまに顔を出すだけだったのが、私の出勤日は必ず来てくれるようになった。
瀬川さんに気に入ってもらえた私を、ママも好意的に見てくれるようになった。
シャンパン飲めるから?笑
「ホステス向いてないかもな…」と思っていたのが嘘のように、とても働きやすくなった。
私の出勤日に合わせて何度か通ってくれていたある日、瀬川さんから同伴のお誘いが。
同伴=出勤前にお客様と食事をし、そのまま一緒にお店に来ること
「よかったわねえ、つきこちゃん。瀬川さんは美味しいお店たくさん知ってるのよ
」
「なに食べたいか、考えといてや~
」
「ありがとうございます
」
はじめての同伴を控え、「ますますホステスっぽい展開になってきた
」と、内心とてもウキウキした。
それ以降も、瀬川さんのような話の合う(私が言うのは変か?笑)お客様との同伴は喜んで行っていた。
なせかというと… 大体予想つくけど
『OLホステスは見た!』第15話に続きます。
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