訪問くださり、ありがとうございます♪

こむぎです。


初めての方は

こちらをお読みくださると

嬉しいです。



母がアルツハイマー型認知症と

診断されて




ただ今

認知症を知るために

認知症の本を

読んでいます。



今回読んだのは


「アルツハイマー病になった

母が見た世界」です。




前回読んだ

「認知症介護の話をしよう」は



介護をしている人の体験談で

とても読みやすく

すぐに読めましたが






この本は

精神科の専門医が書いておられて

ちょっと難しくて

読み進めるのに

時間がかかりました。



アルツハイマー型認知症に

なられた、お母さんが

亡くなる2年前まで

書いておられた

約20年分の日記の一部分を

そのまま抜粋しておられ



それが

とてもリアルで

読んでいて辛くなってしまい

なかなか読み進められなかった

というのもあります。



認知症の介護をしている側の

話はよく聞きますが



認知症本人の思いや

言葉が綴られているのは

珍しいのではないかな?



少しずつ

物忘れがひどくなり



料理の失敗や

失くし物や時間の間違いが

増えてきて



認知症になったのか…

という不安や


しっかりしないと!

と自分を叱咤激励したり…


そんな感情が文面に

溢れてきます。



80歳くらいで本格的に

認知症を発症されたのと


それまでは

習い事など精力的に

活動しておられたのが


私の母と重なって

涙が出てきました。



ご主人を64歳で亡くして

独身の末娘さんと

暮らしておられたので



そこは違うんですけどね。


(うちは今も

父と2人で暮らしています。)





それにしても

このお母さん。



本当に精力的で

67歳からの日記なのですが



3人の子供達を

立派に育て上げ

ご主人を亡くしてから

人生を謳歌するように

自由に生きていかれます。



外国の留学生に

自宅で日本語を教えたり


スペイン語やピアノを習ったり

プールやシルバーエアロビクスも。


歌を詠んだり、古典の勉強をしたり

カトリック教会の活動も熱心で

旅行も日本から海外まで

様々な所に行っておられます。



本当にいろいろされていて



友達も来客も多く

外出も多かった。


こんな方でも

認知症になるんだなー

と少し思いました。

(偏見ですね。)



でも

だからこそ余計に

何も出来なくなっていく

自分に絶望しておられる部分もあり



私も、この先

どう生きていけばいいか

考えさせられました。



母と重なって

辛くなりましたが


実は

私の将来とも重なり

辛くなりました。



私の母も多趣味で

いろいろなことをしていましたが



私も

子育てがひと段落して

興味があることに

少しずつチャレンジしています。






老後を楽しく過ごすために。

そして

脳を活性化させるために。

という思いもありましたが


何をしても

認知症予防にはならないのかな…

と思って

暗くなりました。



今から暗くなっても

仕方ないので

私は私の道を生きるしか

ないのですが。



話を戻します。


最後の2年間は

日記も書けなくなったので

精神科医である

息子さんから見た

お母さんの姿ですが



認知症が進行して

今自分が何をして

どこにいるのか

わからなくなって

常に不安の中におられたようです。



そして

施設を経て

息子さんの病院で

静かに息を引き取られました。




最後に読まれた歌は


「ことすべて 叶うこととは

思わねど

己が歩みを ますぐにゆかむ」



認知症になっても

自分の意思で生きようと

必死で、もがいておられた

強い気持ちが感じられ


泣けてきました。



まだまだ

この本を読んで

気持ちの整理ができていませんが


本当に考えさせられる

一冊でした。



最後まで読んでいただき

ありがとうございました😊


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