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ポール・オースター著 柴田元幸訳 「ムーン・パレス」 新潮文庫 1989
本がいっぱいに詰まったダンボールを
家具として使う生活。
読み終わったら、本を売って
「家具」を崩しながら
安くて栄養化の高い、卵を買って帰る。
こんな質素な生活が
なぜ、とても幸せに見えるのだろう。
この作品に出会って以来
満月を見ると
卵のことを思い出すようになった。
特に、卵を床に落としてしまったときの
あの音
悲しいったらありゃしない。
「爽健美茶の2リットル・ペットボトルを握りしめて泣くんだ。」
「あなたもうすぐ死にます。でもあと一冊だけ本を書けます」
という状況。
あなたならどうする?
「人生とは…」
なんて書き出しちゃいます?
でもこいつは違う。
お下劣でバイオレンスでSFで陳腐っていうかチン○で
B級でハードボイルドでナンセンスでセクシーでバーンって感じ
しかし、ここにこそブコウスキーのsってもうどうでもいいや。
とっとと捨てちまえばいいんだ、こんなクソ作品。
と言いつつ
俺は何回読んだんだろう、この本。