DBC読書 -5ページ目

友人との会話

友「僕たち、いつからこんなになっちゃったんだろうね」

自「こんなって?」

友「不良に」

自「不良?」

友「思想不良ってやつ」

自「あ~…なるほどね。一番タチ悪いよね」

友「大袈裟に言うと、ほら、昔の中国の、科挙に落ちて山にこもったおっさんみたいな感じ」

自「でも俺たちはまだ若いぜ」

友「ね。どうしよう。中途半端にいろいろできてしまう」

自「就職とかね。よくわかんないけど俺たち、世間じゃ学があるほうらしいよ。あぁ~…こんな人種を雇うほど懐の深い企業はあるのかね」

友「さあ。多分無いでしょ」

自「ビール飲みにいこうぜ」

友「やっぱ鳥居みゆき、かわいいよね。目でかいし」

自「だから余計不気味なんだよ。目ん玉が剥き出てくる気がしてさ。あ」

友「どうした?」

自「○○レコードの一次選考の結果がきてる。なんか受かってるし」

友「おお、よかったじゃん」

自「へぇ。絶対落ちてると思ったのに」

友「14日の合説はいくの?」

自「授業4限だけだからいこうかな」

友「ちゃんと就職に向けて行動してるんだよね、僕たち」

自「なんでだろうね」

僕の小規模な失敗



     福満しげゆき著 「僕の小規模な失敗」 青林工藝舎 2005


ブコウスキーの作品は、腹に強烈なボディブローを決める感じだが、

この作品は、

ジャブを顔面にビシビシ当ててくるように、いやらしく攻めてくる。

まるでチェスター=ブラウンだね。


そして、僕は最後のコマで

右ストレートをモロにくらっちまった。

しばらく立ち上がれそうにないや。


自分の部屋の天井が

こんなに怖く感じられたのは

何年ぶりだろうか。



ねじまき鳥クロニクル




村上春樹 「ねじまき鳥クロニクル」 新潮文庫 1994



8年間、全く連絡を取ってなかった女の子からメールがきた。


「週1から始められる、とっても簡単なお仕事があるの☆

よかったらお話だけでも聞いてくれない?

明日空いてる?」


超怪しい。木の周りをぐるぐる回ってバターになっちゃうくらい怪しい。


「就活で忙しいんだけど…」

「いつでもいいよ☆明日はどう?」


超必死。盲目のイルカ並みに必死。


このまま、着信拒否にしようと思った。でも


さえない男と妙に積極的な女


おお!これって「ねじまき鳥」じゃん!!

俺エセ主人公気分。

会ってみようかなぁ…うん、やめておこう。