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D-DST

日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。


家のこともプライベートも整理整頓、片付けが全く出来ていないまま年を越し、
小正月までには、と目指しつつも月末になってしまった。
2026年、あけましておめでとうございます(?)。


要領の悪さも生来のものとはいえ、
ココ半年ほどは特に体調の波も激しく、長らくもたついている。


元々、京都へやってきてからは気候や地域性の違いもあり、
過去にないような体調不良を度々きたすようになっていたのですが

(物凄く風邪ひきやすくなったり、何をやっても頭痛が治まらなかったり。
一番は腹痛。家系的にも胃や腸は無茶苦茶頑丈で、悪くすることなんて皆無だった。今や真夏でもお腹にカイロ貼る始末。)、

昨年は夏以降、急激に職場状況が変わり、
その体調不良も慢性化してしまった。


旦那様から「一度休職して、しばらく名古屋で静養したらどうか、と思っているが⋯」と提案いただきましたが、
現実問題(←率直に、犬問題)なかなか難しいので、

ただお言葉には甘え、
帰省を増やしていこうとは思っております2026年。


昨年は菊さんご襲名に託つけて、いつも以上に我儘申しまして、
たくさん観劇へ参ることが出来、本当にありがたかった。

美しいもの、言葉、音楽、環境に触れ、浸かり。
ココロに栄養、美容液を注入。←コレ、大切、必要だと痛感しました(涙目)。

相変わらず事後日記になりますが、書きかけではありますので、
菊さん襲名の名古屋、京都公演の話も綴ろうと思います。



目に見えるところで、目に見えないところで、いつも助けてくださるみなさま、本当にありがとうございます。

私の大好きな方々、大切な方々が、いつまでも健康で穏やかに過ごせますよう。







愛之助丈のルパン。
あの、「ルパン声」で驚きました。
個人的にはそこは求めてはいませんでしたが、

ルパンイコール山田康雄さん発、栗田貫一さんへ引き継がれた、やはり「あの声」なのでしょうね。

最早無形文化財、
それこそ伝統芸能化しているではあるまいな。

それにしても、
ルパンを『流白浪』と当てるセンスは、
「ルパン三世」というキャラクターをまさしく表していて実に見事だと思う。


扮装や作風などなど、
基本的には『ルパン三世』アニメシリーズ、映画などがベース。


とっつぁん(中車丈)も手錠振り回し拡声器で逮捕だぁ叫んでおられらっしゃいますが。

ルパン一筋のハズが、途中、レア昆虫に激しく心奪われとる。
部下にも昆虫抱え込ませて、


銭形幸一でも銭形警部でも、銭形刑部でもない、
市川中車ですらない、

最早ただの香川照之だった。




いきなり当たり前みたいに宇宙人ありきのストーリーで笑えます(もちろん、良い意味です)。

ルパン作品と言えば70年代から既にクローン人間や宇宙人ネタ、
今で言う所謂都市伝説ネタも多く、
歌舞伎版でもちゃんとその路線であるところ、
ルパンファンとしても大いに楽しめる。


新作やアニメ由来の歌舞伎が上演されるようになり久しいが、
観劇できた作品は一部で、写真や動画サイトで垣間見ただけの作品もありますが。


正直、「?????」という感想の作品も、あった。


今回、ルパン歌舞伎を観劇し腑に落ちたのは、
使われてる色彩も起因しているのではないかということ。

それから、やはりあくまで「古典歌舞伎」がベースになっていること。


パンフレットでもお話されていますが、
例えば次元大介は、トレードマークのソフトハットを被ってはいないが、
むしりでハットを表現。

不二子ちゃんも無理に茶髪だのバサバサロングヘアにしたりしない。
(でもメイクはリップをふっくらさせたりして不二子ちゃんらしい色気を表現している、とか)。


とにかく古典歌舞伎の様式を大切に、
そこから工夫されている。


サブキャラクターたちも、当時のそれぞれ階級、風俗をそのままちゃんと作品に落とし込んでいて、
違和感なく「歌舞伎を楽しめる」空間を提供してくれている。


個人的には猿弥さん扮する唐句麗屋さんのどぎつさ(お衣裳もキャラも)が好き。
猿弥さん、基本物凄い美声なのに、こういうザ・歌舞伎の悪役を豪快に期待以上に演じ上げてしまうから凄い。


(桃山時代の傾城が糸星さん(廣松丈)の様な髪型だったかはちょっと違う気がしますが、美しくて古典歌舞伎らしい重厚で華やかな存在感なので、そのあたりはどうでもいいことにする←)


マモちゃんも、マモちゃんなのだけれど(←?)、
ちゃんと歌舞伎の赤色や紫色なんだよなあ。


FFX歌舞伎の時に彦さまが「歌舞伎役者が演じれば歌舞伎になる」とおっしゃった、その真意、

ああ、そういうことだったのか、と今更ながら心身に響きました。


ナウシカ歌舞伎化の際にも、
菊さんもG2さんも「古典歌舞伎の手法で」としきりに仰っていて、
確かにそれだからこそ『歌舞伎化』の面白さがあるのだと思うし(造り手側は大変でしょうけれど)、

やはりソコって重要なのかなと改めて感じました。


やっぱり、
基本って大切。
由来を学ぶって大切。



稲瀬川ならぬ玄界灘勢揃いの場はその昔アニメで登場していたが、
改めてポスターグッズにもなると、歌舞伎ファンとしても実に嬉しい。

不二子ちゃんの見得が投げキッス💋とか。

とっつぁんの、駄右衛門風に縄の意匠の先が錨でなくて手錠とか。

ルパンのお褌の柄がアレとか。



観劇日は楽日。
カーテンコール有りで、撮影OKも出まして!

メイン5人の微トークショウと、第二弾開幕決定の告知!



今度は名古屋、博多にも来る。

⋯犬飼い主婦を悶絶させる告知であった。

今更ですが、襲名フェス七月公演分、
すみませんまだ続きます『土蜘』。
嘗ては松緑さんの襲名披露(2002年)で土蜘初観劇、
非常に慎重で厳かな菊さんの胡蝶を観劇したものですが。

その胡蝶役をその御子息がお勤めになる瞬間に立ち会えるとは、
当時を思うと、込み上がるもの、感嘆、昂り。

いろいろ大変です、情緒が。


菊さんの土蜘の精の観劇は⋯一応、二度目⋯???
アレは回数に入れて良いのかしら?

嘗ての音羽会新年会でのショウタイムにて、

土蜘の塚が登場し、四天王らが塚を暴くと、
菊さん扮するスパイダーマン(アメコミ)が鎮座しておられらっしゃるという。

そのまま平井御一行様とのダンスシーン(菊さん以外は紋付袴で全員真顔)に爆突入、
照明もばちばちさせて大盛り上がりだったのですが、


全身タイツで身体の線、動きが物凄くはっきり見え、
且つ通常より速く大きな振り付け、
日舞でもバレエでも格闘技でも、何事もジャンル問わず、
やはり訓練された身体遣いの美しさに圧倒、感動しておりまして。

歌舞伎俳優さんの踊りを全身タイツで観られることなんて、この先もう二度とないであろうから。

↑以上が、わたくしの菊さん初土蜘(←パロディだがね←思わずナゴヤ弁)。


初役は2019年の博多座公演とのこと、いよいよ智籌からの観劇。

なんだかゾワゾワし、慌ただしく振り返ってしまいまして周囲のみなさまごめんなさい。

己で申すもアレですが、
こういう勘、敏感なんです。

やっぱり「そこ」に居ました、菊さん、や、智籌。

くどいですが、もう、
人外菊さんのこの神秘性。不気味さ。禍々しさ。
大好物なんです。

何故ソレに惹かれるのか、理由は漠然としていたのですが、

以前、松本人志氏通称まっちゃんが評された、実に言い得て妙であった「真っ白のブリーフ何枚も持っていそう」
なお人が、妖かしのあれこれを演じるというそのギャップのおもしろさ、おそろしさが、
そのひとつなのかもしれないと気付きました。

で、

正体がバレるあたりからの間合いや空気の計算尽くされた動き、緊張感のクレシェンドが、もう、何とも愉しい。

リズムよく畳み掛けるようにグルーヴし上気分になっている間に、智籌、退散してしまう。
あっという間だ。


ところで、古今東西刀や剣に超能力の様な、魔除けの様な効果がある描写はとても多いけれど、

武器や道具に用途以上の効能を込める人の想いって、
物質主義以前の時代ではロマンやファンタジーになるけれど、

現代でソレやるとただの詐欺案件になりかねない不思議。


やっぱり生きている人間が一番愚かで残酷だと思う。

モノがあってもなくとも、
改めて、
人として、
道徳的で善い使い方、善い想いを持ち続けてゆきたいと戒める。


成駒屋御兄弟と、燕党コンビ・彦さま&壱太郎丈による間狂言はしばしの憩いですが、

ちゃんと土蜘の世界観もそこはかとなく漂っている、観応えのある場面⋯

⋯のハズですが、

夜の部入場前のサプライズ事件に大きく関わっているので、
もう、当初のドキドキ、心臓ばくばくが復活して
非常に危険でした、情緒が。


いかん、私、あまり緊張とかしない質だと思っていたのに。

お席、花道横でしたから、
真上にいらっしゃるんですよもうどうしよう。

土蜘始まる頃には、すっかり平常心戻ってきていたのにな。


壱太郎丈は、母性感じる温かさ大きさの、品あるコメディエンヌ振り。
七月公演は壱太郎丈の魅力も満載公演でした。


彦さま、今月は毎日、ご出演まで、近辺からかなり遠方までお出かけになったりと有意義にお過ごしだったようですが、
日々の彦さんぽ効果もあってか、舞踊に如実に表れているキレと柔軟さ。

七月はココでしか観られないので、しっかり観たいのに。


そのままの情緒のまま蜘の場へ突入してしまったので、
外連たっぷりクライマックスもあっという間でした⋯

勿体ないことをしてしまった⋯


⋯仕方がないじゃないか、
街中で、
ばったり彦さまとお逢いしてしまったのだから!

リップサービスもあったと思いますが、
SNSでやり取りしていただいている私だとちゃんと認識してくださっていたし、
ご対応物凄くスマートだし、
あの美声だし。


「思いがけずばったり効果」の威力に屈服した真夏の午後でありました。

◆◆◆

帰路、なんばから梅田への地下鉄車内。

空いていたので、座る、

と、正面に
Ki◯g & Pri◯ceバッグとグッズのおねえさま二人組。
その左にはD◯r en g◯ayTシャツとリストバンドのおねえさま。
私のお隣には文楽のパンフレットを携えたおねえさま。
わたくし、歌舞伎観劇帰り。

半径50cm圏内が異文化交流している。

嫌いじゃないぞ、こういう小宇宙。


※以下、ネタバレあり。


久しぶりの映画館。

京都でもオダギリジョー監督登壇舞台挨拶の開催か決まり、丁度お休みの日。
行くしかない!


通常「ドラマからの映画化」というと、ドラマの流れを引き継いで、といった内容になると思うのですが、

モーセの海割れあたりからなんだか様子が激変する。

小西さんの失踪の着地点すら忘れそうになるくらいどんどん複雑になってゆくし、
何なら警察犬、主人公一平の存在感、オリバーすら出てこなくなる(困惑)。

全く想像していなかった、ナナメウエ展開。

こうなったらこちら(観客)も、この独特の世界観や謎と向き合ってゆくしかない。


あちこちにこの謎を解くヒントが隠されているのではないか、

看板、記号、数字、背景、色、アイテム、台詞の端々、楽曲、カメラアングル、
あらゆるものが暗号に見えて仕方がない。


何人かのキャラクター、厳密にいうと、あの赤い扉に触れた人物であろうか、の不思議エピソードたちも、
どこかで繋がってゆくのか、
共通項があるのか。



あと、そもそも映画館が不慣れなわたくしですが、

サウンド面の立体感、臨場感に感動です。

後に舞台挨拶でオダギリジョー監督仰っていましたが、
やはりサウンドに関しても、映画館で鑑賞する醍醐味に拘られたそうです。


ドラマで登場した牧場下のクラブや、
本作の『アルマ アルバ』の、あの退廃美、大好きな雰囲気で、

更に今回はスローテンポな楽曲だったので、より惹き込まれました。




観劇後は殆ど咀嚼しきれず、一度観劇しただけでは理解が追いつかない。

でも、何かしらの意図やメッセージ性を感じる(根拠はありません、ただの勘です)このような作風は好きだし、
不完全燃焼ながらも俄然興味が湧いてくる。


上映後の監督ご登壇では、観客からの質疑応答がメインで、
大変光栄なことに挙手の指名をいただけ、
頭の中、散らかったままでしたが、
お尋ねしたいことを簡潔明瞭にまとめられていないままでしたが、

上記のことを質問いたしました。

要約しますと、

◇各不思議エピソードは、繋がっています。
◇一度観ただけでは確かに情報の取りこぼしもあると思いますし、ヒントを探すことも楽しみながら、何度か観ていただければ。

というご回答でした。

私以外に4名、ご対応くださいましたが、何れも本当に丁寧に、真摯にご回答、ご説明くださいました。

ご回答されるなかでも、監督業の難しさ、大変さ、
現在の映画業界所感、
監督目線、役者目線それぞれの作品への取り組み方、
制作中のエピソードなどもしっかりと聴くことが出来(中にはオフレコの内容も有り㊙)、

充実の舞台挨拶でした!!!


オダギリジョーさんは旦那様がお好きで、何作かDVD、BDで拝見したことはありましたが、

大変失礼ながらあまり詳しく存じ上げないでおりましたが、

とっっっっても奥深く、唯一無二で職人気質で、
何よりまさに「アーティスト」という感想でした。

そしてとても小顔であった。
このフラッグ、カッコいい!欲しい!

帰宅後、パンフレットにかじりついて復習しております。

質問採用されたご褒美ステッカー✨
⋯赤い扉が、目の前にやって来てしまった⋯(←どあほう)。


高嶋政宏さんの、ザ・妖精なシルエットが秀逸。

『ラ・カージュ・オ・フォール』で長らくジョルジュを演じていらした鹿賀丈史さんが、満を持してザザ化し、
ミュージカル界隈としては感慨深かった。

一般人目線ですと、正直漆原さんは大嫌いなタイプですが、
返り血を浴びた麻生久美子さんの横顔は息を呑むほど美しかった。


まだ一度鑑賞しただけの、現時点での感想ですが、
『ルドルフ』がキーワードになっているのかな?


オープニングとエンディングのシーンは、
誰でも、いつでも誰かの立場になりうる、
というような暗喩であろうか、とか。


ジャンルとしてはコメディに分類されているようですが、
そんな簡単な作品ではない気がします。

や、おもしろいのですけれど。


湿度高めであった当日。

帰宅すると、
ダイアナ(愛犬)のオイニーがゴイスーでした。



ルパン歌舞伎。

ルパンが好き(原作、アニメ、LUPIN THE THIRDシリーズ、総て好き)であることは勿論、

先ず、次元役がサブさん(笑三郎丈)に震えました。

20年ほど前ですが、とあるライターさんがサブさんについて
「女形として優れた役者さんであることは間違いないが、口跡良く長身、勿体ないなあと思う。立役も、もっと観たい!」
といった感想をお書きになっていて、

その後、実際にサブさんの立役は『三人吉三(通し)』十三郎観劇の機会に恵まれ、
立ち姿美しく清々しく、女形とはまた違う色気が漂い、大いに納得しまして。

ただ、如何せん白塗りたおやか系。
私の中の立役サブさんはソコ止まりだった、
そんなところへ、次元大介。

立役、というか漢役(おとこやく)。
クールで渋くてニヒルなくせに情に篤い仕事人。

絶対観たいやん。

スタイル良くないと着こなせないであろうマント衣裳で颯爽と現れ、
大きな動きをするでもなくとも抜群の存在感。
ハスキー気味で軽口たたく様はまさしく次元大介で。

芸幅広すぎる。
サブさん、漢役も物凄くハマる。



笑也さんの不二子ちゃんは、キャスティング解禁時は意外に思いました。
が、扮装ショットがリリースされ、ああ、そうか、笑也さんの、こっち路線か!と腑に落ちる。

嘗ての劉備を彷彿させるような、意志のブレない表情。

「自分で自分を護れるのがいい女」の不二子ちゃん像でした。
お茶目な芝居も、実に笑也さんぽい。
そう、間違いなく「不二子ちゃん」だけど、「笑也さん」でもある。

 
歌舞伎界に於いて笑也さんの出現はセンセーショナルだったと伝え聞いておりますが、

良い意味で「歌舞伎の女形ぽくない」ところがその所以のひとつではないかと改めて思います。

古典歌舞伎には見られないような女性キャラクターを、
ちゃんと歌舞伎に落とし込んで造ってしまわれる。


勿論古典も大好きだし、古典、基礎があってこそですが、
新作がどんどん出て来ている昨今もとっても楽しいし、

そうなると、こういう、不二子ちゃんや笑也さんが今までおつとめになったお役たちのようなキャラクターも必要になってくると思うので。

現代のこのタイミングに、出てくるべくして現れた役者さんのお一人だなと、
笑也さん観劇するたびに思います。


ルパン歌舞伎の舞台は桃山時代ですが、
実際、この時代なら女性の隠密は暗躍していたと思いますし。

廓での男前な立ち居振る舞いも、超絶カッコ良かった。
↑粗くて申し訳ないが、千穐楽カーテンコールでの、
安定お茶目でかわいい笑也さん。


斬鉄剣の生い立ちの様な伏線だったので、十三代目の魅せ場が多くて十三代目ファン、歓喜です。
ちなみにアニメシリーズなら1st、LUPIN〜シリーズの原作寄り劇画風味、
ど三白眼の十三代目が好物です。

ケンケンとっても似合っていました。
十三代目、モノにしてしまってました。

初演の松也んに続き、音羽屋贔屓として嬉しい十三代目役のキャスティング。
齢15歳の右近襲名の頃から観劇してきたケンケンが、
大好きなキャラクター役で南禅寺での名台詞で登場。
いきなり実に感慨深い(涙目)。
親戚のおばちゃん目線でうるうるしてしまいました。

全身全霊全力のお褌姿も迫力でした。

今作は鷹之資丈のお褌も登場するし、
今夏はお褌強化期間でしたわ。


お褌と言えば、稲瀬川ならぬ玄界灘勢揃いでのお揃いお衣裳、
ルパンのお褌がこの柄で安心した。

舞台でもちゃんとこのお褌着用で安心した。