※以下、ネタバレあり。
久しぶりの映画館。
京都でもオダギリジョー監督登壇舞台挨拶の開催か決まり、丁度お休みの日。
行くしかない!
◆
通常「ドラマからの映画化」というと、ドラマの流れを引き継いで、といった内容になると思うのですが、
モーセの海割れあたりからなんだか様子が激変する。
小西さんの失踪の着地点すら忘れそうになるくらいどんどん複雑になってゆくし、
何なら警察犬、主人公一平の存在感、オリバーすら出てこなくなる(困惑)。
全く想像していなかった、ナナメウエ展開。
こうなったらこちら(観客)も、この独特の世界観や謎と向き合ってゆくしかない。
あちこちにこの謎を解くヒントが隠されているのではないか、
看板、記号、数字、背景、色、アイテム、台詞の端々、楽曲、カメラアングル、
あらゆるものが暗号に見えて仕方がない。
何人かのキャラクター、厳密にいうと、あの赤い扉に触れた人物であろうか、の不思議エピソードたちも、
どこかで繋がってゆくのか、
共通項があるのか。
◇
あと、そもそも映画館が不慣れなわたくしですが、
サウンド面の立体感、臨場感に感動です。
後に舞台挨拶でオダギリジョー監督仰っていましたが、
やはりサウンドに関しても、映画館で鑑賞する醍醐味に拘られたそうです。
ドラマで登場した牧場下のクラブや、
本作の『アルマ アルバ』の、あの退廃美、大好きな雰囲気で、
更に今回はスローテンポな楽曲だったので、より惹き込まれました。
◆
観劇後は殆ど咀嚼しきれず、一度観劇しただけでは理解が追いつかない。
でも、何かしらの意図やメッセージ性を感じる(根拠はありません、ただの勘です)このような作風は好きだし、
不完全燃焼ながらも俄然興味が湧いてくる。
上映後の監督ご登壇では、観客からの質疑応答がメインで、
大変光栄なことに挙手の指名をいただけ、
頭の中、散らかったままでしたが、
お尋ねしたいことを簡潔明瞭にまとめられていないままでしたが、
上記のことを質問いたしました。
要約しますと、
◇各不思議エピソードは、繋がっています。
◇一度観ただけでは確かに情報の取りこぼしもあると思いますし、ヒントを探すことも楽しみながら、何度か観ていただければ。
というご回答でした。
私以外に4名、ご対応くださいましたが、何れも本当に丁寧に、真摯にご回答、ご説明くださいました。
ご回答されるなかでも、監督業の難しさ、大変さ、
現在の映画業界所感、
監督目線、役者目線それぞれの作品への取り組み方、
制作中のエピソードなどもしっかりと聴くことが出来(中にはオフレコの内容も有り㊙)、
充実の舞台挨拶でした!!!
オダギリジョーさんは旦那様がお好きで、何作かDVD、BDで拝見したことはありましたが、
大変失礼ながらあまり詳しく存じ上げないでおりましたが、
とっっっっても奥深く、唯一無二で職人気質で、
何よりまさに「アーティスト」という感想でした。
そしてとても小顔であった。
帰宅後、パンフレットにかじりついて復習しております。
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高嶋政宏さんの、ザ・妖精なシルエットが秀逸。
『ラ・カージュ・オ・フォール』で長らくジョルジュを演じていらした鹿賀丈史さんが、満を持してザザ化し、
ミュージカル界隈としては感慨深かった。
一般人目線ですと、正直漆原さんは大嫌いなタイプですが、
返り血を浴びた麻生久美子さんの横顔は息を呑むほど美しかった。
まだ一度鑑賞しただけの、現時点での感想ですが、
『ルドルフ』がキーワードになっているのかな?
オープニングとエンディングのシーンは、
誰でも、いつでも誰かの立場になりうる、
というような暗喩であろうか、とか。
ジャンルとしてはコメディに分類されているようですが、
そんな簡単な作品ではない気がします。
や、おもしろいのですけれど。
湿度高めであった当日。
帰宅すると、
ダイアナ(愛犬)のオイニーがゴイスーでした。

























