Oisix(オイシックス)食材宅配おためしセット

 

 

 

 

 

さか

 

 

 

退職を断られて

飲食店を

辞められなかった

 

 

なんて。

 

 

 

こちらの続きです。

 

 

 

 

 

 

すっきりはしなかった

けれど

 

 

 

とても心が温かく

なった。

 

 

 

そして

 

 

 

製造業を辞めるための

大きな後押しにも

なった。

 

 

 

いくら人が良くても

 

 

飲食店勤務はやっぱり

体がきついから

 

4時間

働いただけで

 

1万歩超える

職場ー!!

 

 

 

頑張って新しいところを

探そう。

 

 

 

もしすぐに

見つからなくても

 

 

無職にはならないという

安心感がある。

 

 

 

この状況は

ありがたい。

 

 

 

 

製造業は

 

 

 

足取りが重くなるほど

 

 

 

通勤が苦痛だった。

 

 

 

職場に着くと

心が沈んで

 

 

 

今までのように

 

明るく振舞えなかった。

 

 

 

一番心を許している

 

 

仲の良いパートさんが

 

すぐに私の様子に

気づいて

 

心配してくれた。

 

 

 

2人きりで

 

洗い物をしていた時に

 

 

どうしたんよー

 

 

めちゃくちゃ

心配してくれたけど

 

 

 

 

情けない話やけどね

 

 

いまは

うまく説明できる

自信がない。

 

 

多分

泣いてしまいそうに

なる(笑)

 

 

いい年こいて

情けないね。

 

 

 

また、

話せそうになったら

 

 

絶対聞いてね

 

 

 

そう伝えた。

 

 

そのパートさんは

 

 

 

無理に

話さなくていいからね!

 

 

 

私の気持ちに

寄り添ってくれた。

 

 

まさか

こんなに引きずるなんて。

 

 

大した事ないのに

 

 

私には

 

免疫がなかった。

 

 

私の人生

 

 

今まで携わってきた職場で

 

 

こんな扱いを受けた

ことが

なかったのだ。

 

 

 

高校生の時

 

 

ベテランパートさんでも

できない業務を

 

 

店長から教えられた。

 

 

 

独身時代の

 

アパレル業界で

 

 

最年少で

店長に就任した。

 

 

 

妊娠前に働いたカフェの

 

ホール業務で

 

 

私より半年先輩を差し置いて

 

キッチン業務を

教えられた。

 

 

 

 

誰でもできる

 

資格の不要な仕事に就いて

 

それでも

そうやって評価されてきた私は

 

 

すっかりプライドが

高くなっていた。

 

 

 

 

 

当のポンコツ上司は

 

 

 

 

私の異変に

 

しっかり気付いているよう

だった。

 

 

 

今までのように

 

 

ふざけて

 

プライベートな話を

一切しなくなった

どころか

 

 

私に近づいて

こなくなった。

 

 

それはそれは

 

あからさまだったけれど

 

 

 

嫌な態度

 

というよりは

 

 

 

困惑して

 

 

どうしていいか

分からないという

感じだった。

 

 

 

どうしても必要で

 

私と話さなければ

ならないときは

 

 

 

めちゃくちゃ下手に出て

 

 

気を遣うような

話し方をしてきた。

 

 

 

私はそれに対して

 

 

機械のように

受け答えをした。

 

 

 

私は

 

 

今の私の気持ちを

 

 

その上司に

聞いて欲しいとは

 

 

全く思って

いなかった。

 

 

 

うまく話せる自信は

なかった。

 

 

この人の前で

絶対泣きたくない

 

と思った。

 

 

 

 

無能扱いされて傷ついた

 

 

なんて

 

 

私のプライドが

 

 

許さなかった。

 

 

 

 

もうすぐ

 

 

 

ポンコツ上司が休みで

 

 

別の社員さんと出勤の日が

やってくる。

 

 

その社員さんも

 

 

役職のある人だから

 

 

 

その社員さんに

 

 

辞めることを

伝えよう。

 

 

 

そう思っていた。

 

 

 

辞めると伝えるまで

 

 

ポンコツとは

 

 

あと数回

一緒になるだけだ。

 

 

 

苦痛でも耐えた。

 

 

 

帰り際が特に苦痛だった。

 

業務が

終わった報告と

 

あいさつを

しなければならない。

 

 

 

嫌いな社員には

 

 

あいさつもせずに

帰るパートさんも

いるけれど

 

 

ポンコツは私の

 

直属の上司だし、

 

 

そんなしょーもないことで

 

 

自分の落ち度を

作るのが嫌だったので

 

 

必ず帰るときに

 

ポンコツのそばに行って

 

 

帰る挨拶をした。

 

 

 

 

ポンコツは毎回

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

お疲れさまでした。

 

 

 

そういって

 

 

深々と

 

頭を下げた。

 

 

 

 

ポンコツなりに

 

 

今できる

精一杯だったと

思う。

 

 

 

私には

 

 

もう関係ない。

 

 

 

毎日のように求人アプリを

見ていると、

 

 

良さげな求人を

ひとつ

 

見つけた。

 

 

 

私は

 

 

 

その求人に

エントリーした。

 

 

 

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