DAIGOの名言から紐解く言葉の意味 -6ページ目

画面の中の彼女

画面の中の彼女

気がつくと、頭の大部分を占めていた。

luccaさんという女性が。

彼女との出会い、それは偶然なのか、それとも必然なのか分からない。でも、それは突然の出会いだった。

一年前から私は写真をたくさんの人に見てほしいとの思いから、ライコスクリップというサイトでブログを始めた。

毎日、ブログを更新していたが、常に悩みの連続だった。

いい写真を掲載することができないことについて、写真をなかなか撮りに行くことができないことについて・・・

そんなある日、彼女が目の前(正確にいえば私のブログの中)に現れた。いくつかのブログにコメントをし、そしてお気に入りに登録してくれた。

近頃、お気に入りに登録してくれる人がいなかったので、すごくうれしかった。

そんな嬉しさから、彼女のブログへと足を踏み入れてみると、想像を絶するといったら大袈裟な表現かもしれないが、かつて見たことのない写真が次々と掲載されていた。

一見何の写真家分からないが、どこか温かみのある写真。

それが、彼女の写真を見て最初に感じた感想だ。

それから、時間のある限りコメントを出しあう関係になった。

そして、次第に彼女の魅力に惹かれ始めて行った。

友人にそんなことを話すと、「そんなのは馬鹿げている」と突っぱねられてしまった。

一度も顔を合せたことのない女性に惚れるなんて・・・

そんな友人の言葉に一人沈んでしまった。

気を取り直して、パソコンを開くと彼女のコメントが届いていた。

ひとつひとつ読んでいたら、またかつての感情が戻ってきた。

彼女のことが好きだという感情。

そして、彼女に伝えた。

とても短い言葉を。。。

旅の報告(福島~白河、そして自宅) ②

旅の報告(福島~白河、そして自宅) ②

やっと家に到着しました。

無事2日間の旅行が終了しました(多少のトラブルがあったけど・・・)。

今日は、福島県の吾妻小富士という山と白河というところにある小峰城というところに行ってきました。

吾妻小富士というところはとにかくすごいところでした。

標高1707mのところにあり、山の真ん中に大きな穴がぽっかり空いている。

何だろうと思って中を覗き込むと、噴火した当時の面影を垣間見ることができる。

そんな山だった。

丸い穴の周りをぐるーっと周ることができるのだが、とにかく怖い。

山は大きな岩と小さな石でできているような山なので、とにかく滑る。

それに道は狭い。

その上、強風が吹く。

そんな三拍子に悩まされる山だ。

さらに、今日はなんと雪が降っていた。

運が悪いというか、記憶に残り続けるような山というか・・・

そんな複雑な思いだった。

ただ、周りの山々から硫黄の噴煙が立ち上っているのを見ながら、どこか懐かしい感じがした。

そう、今年の夏に訪れた恐山に。

どこか似ていた。

恐山は黄泉の国の現代版として知られているが、ここは浄土平と呼ばれているように、ここも黄泉の国、あるいは地獄を想像して作られたようだ。

私の住んでいるところとは遠い世界から帰ってきた私は、気を取り直して次の目的地にむかった。

それが、白河にある小峰城。

ちょうど郡山から宇都宮に向かう途中にあるところで、電車からお城が見える。

そんなお城にいつか行きたいと思っていたお城。

念願かなって行くことができた。

日本の名城として知られる小峰城は言葉に表しにくいけど、どことなく風格のあるお城だった。

本丸はないけれど、現存するお城は優雅だった。

歴史のある建物というのは、時代が変わろうとも、独特の風格、雰囲気というものは変わらずに残り続けるものなんじゃないか。

お城を見ながら、ひとりぽつんとそんなことを考えていた。

今回の旅で、たくさんの名所を訪れるとともに、何十冊の本を読んだり、小説を書いたり、日記をつけたりと、とても満足する旅だった。

その分お金をたくさん使ったが・・・

ただ、ひとつだけ。

お金で思い出は買えるんだなと思った。

お金で安全は買えるんだなと思った。

お金で時間は買えるんだなと思った。

いろいろな人にお金を貯めろと言われたり、世の中不景気だからお金を使うなと言われるけど、お金を使って、一生の思い出に残るようなことに使えるのなら、お金を使うことはいいことなんじゃないか。

と、フト移り変わる車窓の中、段々と家に近づく電車の中で日記帳に言葉を刻んでいた。


旅行

旅行

今から仙台。

深夜バスに乗って、トコトコ行く予定。

でも、仙台って何があるんだろ!
仙人の台所(略して仙台)っていうぐらいだから、おいしいものがあるのかな!?

なんか、楽しみ♪♪

桜の木の下で

桜の木の下で

◇ プロローグ
 社会人になってだいぶ慣れた頃、偶然学生時代の友人と再会した。久しぶりの再会にも関わらず、月日をあまり感じられなかった。少しの間でも親しく付き合ったことのある友人とは、たとえ長い間会っていなくても昔のように接することできるのだろうか。

 喫茶店でお互いの近況を話し、話が落ち着いた頃、ふいに恋愛の話しになった。彼の恋愛話を聞きながら、うらやましいなぁ、私もそんな恋をしたいなぁと思っていると、私が話をする番になった。

 私が話し始めると、今までガヤガヤしていた店内がスーッと静かになった。まるで、店内のすべての人が私の話に耳を傾けているかのように・・・

◇ 第一章
 私は、昨日までスーパーで、レジの短期アルバイトをしていた。

 アルバイトの期間が終わる2週間前、控室で小崎君と話をしていた。小崎君は、私より一歳年下の男性で、気が合うせいか、休憩時間になるといつも話をしていた。

 アルバイトをする期間が残りわずかと言うことで、もっと彼と仲良くなりたかった。でも、どうしたらアルバイトが終わっても、友達のままでいられるんだろう。そんなきっかけをずっと探していた。

 そして、ひとつの作戦を思いついた。
 私がこのアルバイトに好きな人がいるとカマをかければ、それに安心して、彼は好きな人を語り、徐々に心を許して、もっと仲良くなれるのではないかと。

 結果的に、作戦は失敗に終わってしまった。私の質問が終わると、彼は反撃した。「私の好きな女性は誰か?」と。私は、生まれてから、女性関係のことを人に話すことをしてこなかった。

 だって、恥ずかしいもの。

◇ 第二章
 その日を境に、このアルバイトで好きになる人がいたら、どんな人なんだろうということを意識し始めた。そもそも、そんなことを意識してこなかった。
 
 「もし好きになる人がいるとしたら、どんな人なのかな」

 すると、私の心の琴線に触れるような女性が一人いることに気づいた。少女のような顔立ちで、あまり目立たない女性。私は、彼女に関して、名前を除いて、ほとんど何も知らなかった。また、他の人に聞いても、彼女のことをよく知っている人はほとんどいなかった。

 そんな謎に包まれた女性だった。

 振り返ってみると、これまで彼女とちゃんと接したのは2回ぐらいだった。

 一回目は、バイトを終えて、彼女がレジの売上げをチェックしている時。そのとき、私は彼女の手伝いをしていた。チェックし終わるとサインをするのだが、彼女の名前が「奈々子」という名前であることを発見した。彼女の名前の“奈”という字は、私の妹の名前の漢字と同じ時でだった。そんなたわいもないことを彼女に伝えると、笑顔で「ありがとう」返答してくれた。

 もうひとつは、彼女と一緒にアルバイトを引き揚げることがあった。スーパーの男性用の制服は、ネクタイをつけたワイシャツの上にエプロンをつけるだけだった。着替えるのが面倒くさかった私は、いつもエプロンを取って、ワイシャツの上に、ジャンパーを羽織って帰っていた。そんな姿を見た彼女に、「かっこわるい」と優しい声で言われた。

 それが、これまでの彼女との2つの思い出。

 謎の女性。これが、彼女にはじめてつけたレッテルである。

 そんな謎を解き明かすために、捜査に乗り出すことになった。そのためには、どうしたらいいのかな!?一番最初に思いついたのは、彼女と直接話しをすることだった。

 そこで、バイトのシフト表で彼女と会える日を探した。だが不幸なことに、もう彼女と同時に入る時間も同時に帰る時間も残っていなかった。

◇ 第三章
 私の捜査もここで打ち切りなのかなと半ばあきらめた気持ちでいると、幸運が私の目の前に舞い降りてきた。アルバイトを掛け持ちしている人が、私にバイトの時間を代わってくれないかと頼んできたのだ。その時間は、紛れもなく彼女と同じバイトの時間であった。

 心の底から嬉しさがこみ上げてくる気分であった。だが、そんな気持ちが隠しながら、「代わってあげる」といった。他の人に、私が彼女のことを好きだということを気づかれたくなかったから。

 その日から、彼女とどう接していけばいいのかを頭の中で、ずっとシミュレーションをしていた。

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 『アルバイト開始の一時間前に行って、”今日の特売品が何か”をノートに書いていると、「おはようございます」といって、彼女が休憩室に入って来る。そして、彼女が今日の注意事項を書き始めると、私は意を決したように、彼女に話しかける。
 「前々から、ずっと桜井さんのことが好きでたまらなかった。よかったら、僕と付き合ってくれないかな」というシミュレーション』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そんなシミュレーションをベッドにもぐって、何度も何度も深い闇と語り合っていた。

◇ 第四章
 彼女とのバイトの当日、連日のシュミレーションで疲れが残っていたが、告白するという重大任務を抱えて家を後にした。バイト先に、1時間前に着くと、シミュレーション通り、必要事項をノートに書き始めた。

 時計をチラチラ見ながら、彼女がこの部屋に入って来るのを今か今かと待っていた。だが、なかなか姿を現さなかった。

 だが、時計の針がアルバイト時間の35分前を指したとき、ガチャリと戸が開いた。彼女かなと思い、満面の笑みを浮かべて顔を上げると、違う人であった。次々とアルバイトの人やパートの人が部屋に入って来るが、彼女はアルバイト時間になるまで部屋に入ってこなかった。

 全員の人のいる前で告白する勇気がなかった私は、彼女と話しをすることができなかった。

 だが、幸運の女神はまだ私を見捨ててはいなかった。彼女と休憩時間が重なっていたのだ。

 もし、彼女と2人きりになったら、絶対にさっきのシミュレーションを実行しようと思った。そういう思いを持って、レジに向かった。

◇ 第五章
 お客さんがたくさん並んでいたので、休憩に入るのがちょっと遅くなってしまった。彼女が休憩室で休んでいるかなぁ~と期待しながら、休憩室に向かった。休憩室の前に行くと、電気がついていた。

 彼女がこの休憩室の中にいてくれたらいいなぁという期待を持って、ドアを開けた。すると、なんと彼女が私の前にいるではないか。謎に包まれている、例の女性が。

 彼女の目の前まで歩いていくとき、いろいろな考えが頭を駆け巡った。
「どうやって、彼女に告白をしたらいいんだろう」

 そんなパニックの中、彼女の目の前に座った。

◇ 第六章
 彼女は、目の前にある誰かがお菓子とともに置いていった手紙を読んでいた。その紙をじっと見ている彼女に声をかけていいものかと一瞬迷ったが、思い切って声をかけてみた。

 すると、彼女は穏やかな表情で、私の放った言葉を返してくれた。「お疲れ様」と。優柔不断な性格のせいか告白するより彼女のことを知りたいという衝動に駆られた。

 彼女と会話していると、いろいろなことが分かった。

 彼女は、大学でマーケティングを学んでいて、卒業論文は企業研究をすること、映画や喫茶店、ボーリングなどをやること、東北や関西に行きたいと思っていることなど。

 人は、謎が薄れてくれば、言い換えれば、人のことを知れば知るほど、知りたいことは少なくなってくると思っていた。だが、彼女は違った。話せば話すほど、謎が深まるばかり。いつしか告白したいという本当の目的を忘れ、あっと言う間に30分が過ぎてしまった。

 休憩を終え、自分の持ち場へ戻るとき、明らかに話す前と違った彼女への思いが心の中に芽生えていた。謎に包まれている彼女のことをもっともっと知りたいという思いが、、、

 アルバイトの間、ずっと彼女との会話を思い続けていた。それは、終わりのない快楽のように私の心中を温めてくれた。

◇ 第七章
 そんな思いに浸りながら、その日のアルバイトの時間が終わった。彼女と男のアルバイトの人と3人で、今日の働いた時間を記入しながら、彼女と会話する機会をうかがっていた。

 しかし、そのような期待も、一人の男性がいることによって、私の勇気のなさによって、引き裂かれてしまった。さっきの30分の会話なんかまるでなかったかのように私と彼女の間に、すごい距離感を感じた。

 彼女に少しも声をかけることができず、彼と一緒にバイト先を後にしてしまった。

◇ 第八章
 彼女に告白することができなかったという後悔が、昼夜を問わず、襲ってきた。

 そんな気持ちを抱えながらながら、彼女のバイトの最終日を迎えた。最後の日を迎えるまで、多くの恋愛小説を読みながら、私の今抱いている感情と本の主人公が抱いている感情を重ねていた。

 ある本の中にこんなことが書かれていた。
 『人は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトに分かれる。私はきっと愛したことを思い出す』と。

 この一小節を読んだとき、心の中からコトリという音が聞こえた。今まで、多くの名言や哲学書、実用書にこのようなことが書かれていたが、この言葉ほど「そうなんだ」と心の底から思ったことはなかった。

 その本の内容は、結婚を4ヵ月後に控えた男性が結婚前に羽を伸ばしに異国の地に行った。そこで、ひとりの女性と出会い大恋愛をする。結婚を取るか、その女性を取るか、悩んだ末に結婚を取ってしまう。日本に帰って結婚生活を送っていても、ずっと心の中には女性の姿が宿っていた。

 その小説の中で、小説の著者は何度も何度も「あなたなら、その女性と婚約者のどっちを選ぶ」と投げかけられた。

 私は、今まで愛されたいと思い続けてきたが、この本の主人公と重ね合わせていると、いつしか愛したいという思いに変わっていった。

◇ 最終章
 彼女を愛したいという気持ちを持って、彼女に手紙を書いてみた。彼女へどのような気持ちを抱いているのかを確認したかったからだ。
 「アルバイトお疲れ様!!
 今日を逃すと、もう後がないので、思い切って手紙を書かせてもらいました。
 先週の日曜日、短い時間だったけど、あなたと話すことができて嬉しかったよ。だって、あなたと前々から話をしたいと思っていたから。
 これから、アルバイトでは会えないけど、もっともっと話がしたいです。よかったら、返事を下さい。
Mobile phone:090-****-****
e-mail:*****@****.ne.jp
                                    ~DAIGOより

 手紙を読み返してみると、文章が稚拙に思えた。でも、彼女への思いがちゃんと伝わるんじゃないかとも思った。エプロンにこの手紙をしまった、私のぬくもりとともに。
 いざ、私はその手紙を持って、彼女のレジに向かった。愛したいという思いを持って。

武蔵が追い求めたもの

武蔵が追い求めたもの

時は安土桃山。

豊臣秀吉の死、関ヶ原の戦いにより、世の中心は豊臣から徳川へと移り変わりつつあった。

そのような時代の変化は、武士にとって多大な影響を与えた。

武士が活躍する戦というものが極端に減ったのである。

よって、ある者は農業を、またある者は漁師になり、また別の者は商人となった。

多くの武士が生きるために職を変え始めた。

そんな中あえて武士、いや侍という職業を全うしようと臨んだ輩がいた。

その名は宮本武蔵という。

武蔵は新免無二斎という優れた兵法家の下で育った。

その影響か、常に侍の中で天下を取るんだということを意識させられた。

剣豪と聞くものがいたら、真っ先にいって勝負に挑む。

そんな生活を送っていた。

槍術で有名だった宝蔵院の胤舜、鎖鎌の宍戸梅軒、京の兵法家吉岡清十郎、伝七郎を破っていくと、武蔵の名は世に知られるようになっていった。

それと同時に、武蔵という名を名乗る輩も増えていった。

武蔵にとって、それは許すことができなかった。

自分の名前に便乗して、偉ぶることに。

それからというもの、大剣豪に勝負を挑むと同時に、偽物退治にも乗り出した。

ある日、偽物の武蔵と勝負をし、間一髪の差で勝負に勝った。

それは、武蔵にとってあまりにも衝撃的だった。

彼は、言ってみれば、世間ではとても優秀な剣豪だったから。

武蔵は疑問を抱いてしまった。

今知られている武蔵という名前は、もしかしたら彼が作り出したのではないか、という。

考えてみれば、自分が武蔵ということを証明するものは、一切持っていなかった。

名前を名乗ることしか、自分が武蔵であることを伝えることができなかった。

そんな思いは、巌流島で佐々木小次郎を破っても、武蔵が天下無双の剣豪と知られてからも、心の中でずっとくすぶり続けた。

ある日、偶然沢庵という高名な僧侶と再開した。

武蔵が何かあるたびに出会う僧侶である。

彼に今の思いを打ち明けた。

すると、沢庵は、

「自分の名前を名前を証明するものが欲しいだと。武蔵、お前は自分という言葉を知ってるか?自らを分けることが自分なんだ。今持っているものを他のものに分け与えてこそ、自分というものを明らかにすることができるのではないだろうか」

といった。

沢庵の言葉を聞いた武蔵の顔はみるみる変わっていった。

そして、熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞にこもり「五輪書」というものを書き上げた。

五輪書の中に、武蔵は自分の生い立ち、独自の兵法、戦いへの心構え、そして他の人の兵法など、武蔵が常日頃から考えたもの、すべてをそこに記した。

たちまち、武蔵という人物が世をにぎわせ、400年過ぎた現代の時代まで、名を語り継がれるようになった。

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ところで、あなたは自分を証明するものを持っていますか?