ドイツ語スラング 6 | Das Blog - ドイツ語翻訳&日独生活
2009年04月14日 06時56分44秒

ドイツ語スラング 6

テーマ:ドイツ語スラング
11.anbaggern 【アンバッゲャン】
 
 アンバッガーンでもいいかも。擬音っぽい。バッゲャーン、バッガーン、ドガーン。
 Baggerという名詞はパワーショベルの事。工事現場にある、土を掘ったり、
 トラックに移したりする大きなアレ。たぶん男の子のあこがれ。
 オモチャとかであったりすると嬉しくなる土木作業機械。
 何気にレゴでも精巧に再現されたモデルがあって、それはなんと
 空気圧やモーターでも動かす事が出来る。そんな掘削機。
 その掘削機が動詞になるとbaggern。土をごっそり持って、寄せたり。
 anbaggernとanがつく事によって、ごっそり寄せる・・・
 言いよる、ナンパする、という意味に。
 過去形はangebaggert、アンゲバッゲャト。

例文:
A: Der baggert mich ständig an! Das nervt!
B: Dann hau ihn aufs Maul.

(A: アイツいっつも言いよってくるのよ!うんざりするわ! B: じゃあ殴れば?)

類義語:
anmachen 【アンマッヘン】 
 さりげなくこれは発音がカタカナで完璧に近い。
 アンのあと、マッヘン、はアンよりも2音位下で読めばOK。
 アンマッヘン自体は、喧嘩売るって意味もある。

flirten 【フリャーテン】
 発音が地味に難しいFLi。フリじゃなくてFリ。FULIじゃない。
 色目を使うという意味で。目線だけでいちゃついたり。なんだか大人っぽい。

angraben 【アングラーベン】
 grabenの意味は掘る。an自体が何何の・・・や何々へ・・・と言う意味があり、
 掘る、にanをつけて誰かをこう掘る動きのようにごそっと寄せる。
 つまり言い寄ってナンパ。


12. Land unter 【ランド ウンター】
 
 水没。
 のようなイメージで口語で使う場合は「超忙しい」「右も左も分からない」等、
 とても大変な時に。

例文:
A: Lass uns morgen ins Kino gehen.
B: Nee, bei mir ist Land unter.

(A: 明日映画行こうよ。 B: 無理、今本気で忙しい。)

 怒涛の如く押し寄せる問題や仕事がある場合や、
 締め切りがとってもタイトな時などに使用すると素敵。
 床上浸水になった時に使うと本来の意味としても使える。
 でもそんなときはうまいこと云ったな、というよりは本当に大変なので笑えない。
 翻訳家も仕事を引き受けすぎるとよくLand unterな状況に陥る。


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