今年のはじめに書いたブログ。
なんとか無事、年を越しました、というものでしたが、1月15日の朝、たまたま家族全員が揃った中、我が家の末っ子、黒ラブのマインが、静かにこの世を去りました。
今でも覚えている、我が家に来た雪のあの日。
小さな小さな子犬だったマインは、我が家の一員になりました。
私にとっては初めての犬との暮らし。
来てすぐに、血便が出て、大騒ぎ。獣医さんに連れて行ったら、環境が変わったストレスでしょうと。静かに休めるだろうと、廊下にクレートを置いたら、寂しがって泣くので、急いでリビングに連れてきたり、落ちていたドライマンゴーを食べてしまって、顔が腫れてしまったり、初めての散歩では、怖かったのか、途中から抱っこ、抱っこで、すれ違う人に笑われたり、噛み癖が出て、トレーナーさんに来てもらったり、やっと落ち着いた、と思ったら、カナダに行く事になって、飛行機に乗ったり、カナダでは、耳が腫れて、初めて麻酔をして手術を受ける事になって、ちゃんと目覚めるのか心配したり、カナダからの帰りの飛行機では、成田で一度クレートから出されたら、入りたがらずに、搭乗の締め切り時間ギリギリにようやく入ったり、1年ちょっと前には、突然呼吸がおかしくなって入院して酸素室に入ったり、色々大変な事もあったけれど、私たちは、いつもマインを中心に過ごしていました。
1番しんどかった時期には、落ち込んでいたら近くに来て慰めてくれたり、私が仕事に行って、不登校だった子供達と一緒に居てくれたり、本当に心の支えで居続けてくれました。
カナダから帰ってきてからは、マインが高齢だった事もあり、私は今までの恩返しもしたくて、仕事はせず、マインのお世話係として、ずっと一緒に居ました。あ。カナダ時代も働いてなかったから一緒に居たけれどね。
帰国後は、殆どマインをお留守番させたくなくて常に誰かが一緒に留守番するようにしました。
私の予定は、シフト制だった子供達が休みの時に入れるようにして、買い物だって、誰かが居る時だけにしました。
特に、マインが一度入院してからは、そうするようにしていたかな。
とにかく大切にして過ごしてきたと思う。
健康診断だって、マメにして、問題があれば、お薬を出してもらって対処していました。
だから、まだもう少し一緒に居られると思ってたなぁ。
でも、1月14日、朝ご飯を食べて、普通に過ごしていたけれど、夕方頃、急に嘔吐して、夜から、呼吸が速くなってきて。
一晩中、呼吸が速くて、途中、私は眠ってしまって、ハッと起きたのだけど、まだマインは頑張っていて。水も飲めなくて、薬用の注射器で、何度も何度も口の周りを濡らして。
そして、朝、家族皆が起きてきてから、少しして安心したのか、フッと呼吸が止まって、そのまま息を引き取りました。
子供達は、その日は仕事だったし、でも、仕事に出かける前だったし、旦那は週末だったから家に居たし、そのタイミングじゃなかったら、誰かが欠けていたと思う。ちゃんと分かってたんだね。
そして、翌日、ペットの葬儀場で、マインの体とお別れしました。ちゃんと、人間みたいに、お別れの儀式があって、沢山の花と、マインの好きだったものを詰めた、小さな弁当を持たせて、バイバイしました。
さつまいも、人参、ブロッコリー、わんこのおせんべい、アレルギー体質で、長いこと食べられなかったお肉、いつも食べていたフード。
ちょっと小さ過ぎたかな。
沢山泣いて、まだしんどいけれど、色々な人たちからの温かい言葉、今までの思い出のお陰で、立ち直りつつはあります。
今日は、ずっとお世話になった動物病院にお礼を言ってきました。昨日、夕方行った時には、先生がいらっしゃらなくて、今日改めて先生にお会い出来ました。
マインくんへ、と、素敵なフラワーアレンジメントを病院からいただいて、そのお礼もお伝えしたくて。
右側の白っぽいアレンジメントです。マインに似合う。とっても素敵なものです。
先生とお話しして、やはり、この年齢まで頑張ったのは凄いと、ちょこちょことした、健康トラブルはあったけれど、大きな病気も無く、過ごせたのは、本当に幸せだったと知りました。
先生には、往診にも来ていただいて、いつも、リビングの真ん中に、マインのマットを敷いてあったので、"マインちゃんは、いつも皆が居る所で過ごせて、幸せでしたね。なんだか、人間ぽいところもありましたね"って。ふふふ。長生きして、犬仙人っぽかったのかな。
先生も、何匹か、今までにお別れされた事があるけれど、将来楽しみにしてるんです。いつかあちらに行ったら会えるな、って。とおっしゃっていました。
ああ、本当にそうだ。いつかは分からないけれど、きっと私もいつかマインと会えるね。と思うと救われました。
病院のスタッフの皆さんにもお礼が言えて良かった。いつも沢山の薬を準備してもらったり、昔は、ペットホテルとしてもお世話になってたから。
本当に長い間、お世話になりました。ありがとうございました。
娘は、またいつか犬を飼いたいと言ってるけれど、今はそれは考えられないなぁ。また辛い思いをしないといけないしなぁ。
でも、こんな思いをするなら、犬なんて飼わなければよかった、とは思っていません。
マインと出会えて、マインが我が家に来てくれて、一緒に過ごせたこと、本当に幸せだったから。
マインが我が家にくれた、沢山の思い出は、これからもずっと忘れないからね。
いつも一緒に居てくれて、笑顔を沢山くれて、本当にありがとう。楽しかったよ。
またいつか、私がそっちに行ったら、いっぱい遊ぼうね。だから、もうちょっと待っててね。
ありがとう。これからも大好きだよ、マイン。
またね。