非常勤講師の部屋 -2ページ目

漢字検定

11年前に勤務していた学校で、生徒達が漢字検定を受検することになり、試験監督などの手伝いをした。

その時に、非公式ながら私も2級を受検。


2級と言えば、高校卒業程度のレベルで、

一応高校教員なので、当たり前だが楽勝。


満点合格。時間の無駄とすら思った。


この時の経験で、「漢検は簡単なもの」というイメージが、長年の間私の意識に植え付けられ、

つい最近まで顧みられることはなかった。




ところが、昨年の10月、偶然開いた漢字検定協会のサイトを見て愕然とした。


準1級の過去問題を遊び半分で開いたら、読めない&書けない&知らないのオンパレードだったのだ。


「蠟燭」や「牡蠣」、「怒濤」「鼠」「石鹼」など、

国語教員なら書けても良さそうな文字がずらりと並んでいるのが無性に悔しくなり、勉強開始。


とりわけ苦労したのは四字熟語と故事成語だった。


「図南鵬翼」「按甲休兵」など

今まで聞いたこともないような言葉の連続で、大変だったがやっている内に楽しくなってきた。




そのうち、漢検勉強が日課となり、実力も付いてきて今年2月に受検して合格。





次はいよいよ1級に挑戦しようと思うが、1級のハードルはさすがに高い。


受検するからには一発で決めたいが、現時点ではかなり準備不足なのが実状だ。


6月に受検日が設定されているが、今から猛勉強して追い込みをかけてそこで受けるか、

あるいは次回の10月に受けるかを現在思案中だ。

今年度の勤務

昨年度勤めた学校もまた一年で契約が切れ、また新しい学校で働いている。


今度はまた高等学校、通勤時間は30分と、以前より短くなった。


そして持ち時間数だが、今年は4時間。週2回の勤務だ。


本当に微々たる稼ぎにしかならないのだが、もともと私の稼ぎは誰からもあてにされていないので、別に困らない。


それよりも、昨年度の8時間というコマ数の割に週5日間毎日遠距離を通勤したことがたたり、慢性的に疲れが取れない状況に陥っていたので、今年はペースを落として、ぼちぼちやっていきたいものである。



今年になって空いた時間でなにをしようかと考えていると、心がワクワクしてくる。




候補はいろいろあるのだが、とりあえずは自己研鑽から始めたい。

答案持ち出しについて

作業のために教員が学校から持ち出した答案や通知表が、思わぬ盗難に遭ったという報道は必ず年に何度かある。


盗まれたら本当に大変なことだ。

また紛失ということもありうるだろう。


友人の勤める学校では、この度ついに校外持ち出し禁止の令が出たらしい。


確かに正しい措置で、そのように統一すれば大事な個人情報が外に漏れ出るリスクは格段に低くなるだろう。


しかし。

校内にいる間に済ませられるほど答案の数が半端でない事が問題だ。


私はいつも考査時には、徹夜でないと終わらないほどの答案を抱えるのだが、それを全て校内で、と言われると事実上不可能で、正直その学校に在籍していなかった事を幸運にすら思ってしまう。


その友人も、考査最終日に2科目の答案が返って来るそうで、その次の日までに全てを採点し終わらないといけないらしい。その量たるや膨大で、生半可な時間では採点は終わらないだろう。非常勤の身で、その時間帯をずっと校内にいなければならないというのは、仕方が無いと思う一方で、実情に合っていないようにも思う。


何か妙案はないものだろうか。

机の引き出し

講師の机が物置になっている事は、日常茶飯というか、出勤していない時はむしろそのように活用して欲しいと思ったりするが、引き出しに入っている文房具を使われる事には少し抵抗がある。




口紅タイプの糊は、いつのまにか激減しているし、いつぞやは何に塗ったのか知らないが糊の表面が真っ赤になっていた。


ハサミはといえば、ガムテープでも切ったのに違いない、刃部分に粘着糊がべったりと付いていて、切れ味が恐ろしく悪くなっている。


カッターナイフも随分刃が減っている。


筆記用具がなくなることは良くある事だ。






以前は「どうぞ使ってください」

というスタンスで、鍵をかけずにいたのだが、


上記のような事がたびたび起こるうちに段々モヤモヤしてきてしまい、


今では必ず施錠してから帰宅するようになってしまった。



皆さんはどうしていますか?

中学生

学校では、生徒に挨拶をするように指導するので、素直な生徒達は見知らぬ私にも廊下で爽やかな挨拶をしてくれる。


中学生というのは複雑な年齢だけれど、高校生に比べて子ども時代の無垢さがまだ色濃く残っていて、本当に可愛らしいなあと思う。


授業も、こちらが喋りっぱなしになる事はなく、いろんなツッコミが返ってきて楽しい。

彼らのツッコミから新たな授業展開が生まれる事もある。


勤務上の待遇に関する問題はいろいろあるのだけれど、この子達の輝く目に支えられて、何とか一年勤め終えたいと思う。

6時間

何だか大変なことになってきた・・・


詳細は書けないのだが、実際に学期が始まってみて労働条件がどんどん悪くなる。


最初、8時間を4日間で、という話で契約したのだが、

初日の日、出勤してみると、8時間を5日間でやるように変更された時間割表が机上にあった。


5日間という事は丸々休みの日が無いという事だ。

時間数が多ければそういうこともあるだろうが、私のごとき8時間で毎日勤務というのは想像だにしていなかったので、相当面食らった。週に2日、1時間だけの授業で帰る日がある。

一度来たら最低でも2時間はやらせてもらえるのが普通だと今まで思ってきた。


早速教務の先生に相談に行ってみるが、他の教科が複雑に絡み合っている為無理だという。

大変済まなそうにされるので気の毒になってきて、承諾する事にした。


そして今日。

また出勤してみるとさらにすごい事に。

なんと時間は6時間になっており、1時間の日が4日。


通勤が往復で1時間半、授業が50分。

そんな日が4日。


・・・最初からわかっていれば、この学校の勤務の話、断っていただろう。


もっと近所に住んでいたらまた話は違うのだが・・・。


今日はなんだかやりきれない。


初出勤

今日、新しい学校での初授業だった。


4月から勤める学校を前勤務校の校長に紹介して頂いた際、


その学校の概要をほとんど知らないまま、所在地だけを聞いて非常勤として勤めることを引き受けたのだが、3月中旬に校長室へ挨拶へ行ってびっくり、6年制の学校だった。


あまり詳しい事を書くと、私がどこへ勤めているか簡単に判明してしまいそうなので割愛するが、授業担当学年が各職員に振り分けられた結果、私は中学2年生の担当になった。


中学生。


免許証はある。

しかし、私が現場で経験があるのは高校だけなのだ。


中学校は、大学時代にわずか2週間、教育実習でお世話になった程度で、働いたうちにも入らない。


そんな私が中学生を教えられるのだろうか。





今日初めて顔の合った生徒達は、皆人懐こく、明るく、こちらの言うことをよく聞いており、概して好意的だ。

彼らのこの善意を無にせず、なんとか一年間、豊かな国語の時間を与えてやりたいものだ。





※中学の非常勤講師という身分になったので、ブログ名の「高校」を取り外します。

今後ともよろしくお願いします>読んで下さる皆様

新年度開始

例年、4月の勤務日初日には、どこの学校でも新年度最初の職員会議が開かれて、そこで新たな校務分掌や、教科担当の割り当てが正式に発表される。

また、年間の予定表もこの場で配られて、その是非が諮られる。


当然、全職員がそこへ出席するわけだが、非常勤教員は呼ばれない。


よく、「行かなくてよくていいね」

と言われたりするが、私はむしろ呼んでもらいたい。


たとえ授業にしか来ない非常勤であっても、他の先生の分掌は知っておかないと,経験上後々困る事が多いのだ。

また、予定表も、この場で配られた後は、全員に行き渡っているものと勝手に解釈され、非常勤はこちらから督促しないと貰えなかったりする。

新年度最初の頃は、身体測定や、オリエンテーションなどがあって、授業がイレギュラーになる事が多いのだが、それを詳細に知るためにも予定表の入手は重要だ。


昨年の勤務校では、そのあたりの始動でとてもつまずいた。


授業についても、どの教材から始めるのかを聞いたのが、なんと授業の2日前だ。

4月5日頃に一度自主出勤し(当然旅費などは無し)、担当の先生に「どこからやるのですか?」と聞いてみたのだが、「まだ決まっていないので決まったらこちらから連絡します」と言われ、結局連絡が来たのは2日前だったというわけだ。


ブランク8年の身にとっては、2日で教材研究をするのは大変な事だった。


今年はもっと早め早めにこちらから学校にコンタクトを取り、生徒の為にもスムーズなスタートを切りたい。

今の勤務校とお別れ

非常勤講師という働き方を、個人的には概ねかなり気に入っているのだが、一つ困るのは、同じ学校に複数年勤務する事が出来ない事だ。


その学校に、次年度の非常勤枠がなければ必然的に失職という事になる。


今勤めている学校も、例に漏れず、次年度は国語に非常勤枠が無く、私は継続勤務が不能となった。


自宅から近く、生徒との関係も良好、校舎も綺麗、職員の方々も親切・・・

校区内に自宅があることを除いて、いい所づくしのこの学校を辞めるのは本当に残念だが仕方が無い。


変な言い方だが、非常勤で本採用試験をしてくれないだろうかと思う。

すごい倍率になりそうだが、この時期に失職する不安を取り除けるのであれば受けてみたい。


まあ、講師というものは教諭の方々の穴を埋める存在でしかないので、こんな話は馬鹿げているとすぐに思い直すのだが。


ということで、来年度はまた別の学校に行く事になりそうだ。

もしかしたら中学生を教える事になるかも知れない。

またブログの中で経過を報告していきたい。


保護者

今日は勤務先の高校を離れて、個人的な話を一つ。




4月より下の子どもが幼稚園にあがる予定なのだが、今日はその説明会に参加してきた。


親が説明を聞いている間、子どもはお預かりで先生達が遊んでくれる。

娘は何日も前からこの日を楽しみにしていて、今日は大喜びだった。




ところで、説明会。

園生活のあれこれについて、園長先生が延々1時間話して下さるという有り難いものだ。


我々の手元には、あらかじめ一通りの説明が書かれた冊子が配られているので、ぶっちゃけ、話を聞かなくてもその冊子を隅々まで精読すれば園の概要はつかめる。

私はこの園のビギナーなので、最後まで真面目に話を聞いていたが、結局、先生の話は、冊子以上の情報をもたらすものではなかった。


だから、なのかも知れないが、

私語の多い事。


子どもではない、保護者だ。


たまたま横と後ろに座ったグループの人たちが大層な盛り上がりで、「さっさと話切り上げたらいいのにね」とか「もう解ってるしー」とかいったことを、始めから終わりまで普通の声で話しているし、

離れたところからも始終ガヤガヤ聞こえてくる。


まあ確かに大した話でもなかったので、そう言いたい気持ちは解るし、私も立派な保護者ではないので滅多な事は言えないが、でも、なんか、それって・・・。


親に連れて来られた小さい子や赤ちゃんが泣いたりキーって言ったりするのは全然気にならないのだが、大の大人が話聞く場面でガヤガヤしてるのはすごく気になる。


こんな私はきっと少数派に違いないのだが。



そういえば、こないだ息子が小学校からもらって来た授業参観案内のプリントに「授業はお静かにご覧下さい」と書いてあった。


またまたそういえば、上の子の幼稚園時代にも、何かの発表会を見に行ったら、壁に、大きな貼り紙がしてあったことを思い出した。

「お静かにご覧下さい」


  ◇   ◇   ◇


勤務先の高校の子は、概して静かに話を聞ける子が多い。

まあ、いい子ばかりを集めた学校なので、そうなっていると言われればそれまでなのだが、本当に感心する事の多い一年だった。多少ざわついていても、私が話し始めるとピタリと静かになるのだから大したものだ。


この子らがあの説明会に放り込まれたら面食らうだろうか。



幼稚園児や小学生も含め、子ども達の方が親よりもずっと殊勝だと思うこの頃だ。