泥んこ遊びで正気を保てたなら
目の中には泥が入っている
いつだったか、もう思い出せないけど
確かに目に泥が入った
生まれた時のまっさらな目とはほど遠い
見にくく、醜い目だ
色は褪せ、どれも同じに見える
色という概念ならわかる
頭では理解できるものの
やっぱり、目の前にあるものは醜く見える
それも、目に泥が入っているせいだ
目に泥が入っている
特別不便なわけでもない
それでも、何もかもが醜く見える
そもそも、それが醜いものなのか、美しいものなのか
はたまた、ごく普通のありふれたものなのか
それさえも判別できない
だからといって、不便なわけではない
目に泥が入っている
だんだんと思い出してきた
うっすらと、ゆっくり甦る記憶は泡のようだ
ぽこぽこと音を立て
頭で弾ける
そういえば、泥をいれたのは僕だった気がする
目に泥が入っている
そんな気がする
いつだったか、もう思い出せないけど
確かに目に泥が入った
生まれた時のまっさらな目とはほど遠い
見にくく、醜い目だ
色は褪せ、どれも同じに見える
色という概念ならわかる
頭では理解できるものの
やっぱり、目の前にあるものは醜く見える
それも、目に泥が入っているせいだ
目に泥が入っている
特別不便なわけでもない
それでも、何もかもが醜く見える
そもそも、それが醜いものなのか、美しいものなのか
はたまた、ごく普通のありふれたものなのか
それさえも判別できない
だからといって、不便なわけではない
目に泥が入っている
だんだんと思い出してきた
うっすらと、ゆっくり甦る記憶は泡のようだ
ぽこぽこと音を立て
頭で弾ける
そういえば、泥をいれたのは僕だった気がする
目に泥が入っている
そんな気がする
春風のような暖かさの中に
例えば、僕が犬だったとしたら
あなたを下から伺うように見上げて、側を離れないんだと思う
例えば、僕がインコだったとしたら
あなたに教えてもらった事を、愉しげに繰り返すんだと思う
例えば、僕がアヒルだったとしたら
あなたの前を案内するように歩くんだと思う
例えば、僕が蟻だったとしたら
あなたに踏まれないように、でもあなたから離れないように精一杯足を動かすんだと思う
例えば、僕が猫だったとしたら
あなたに似合うプレゼントを探しに出かけるんだと思う
例えば、僕がナマケモノだったとしたら
あなたの事を只々いとおしく眺めているんだと思う
例えば、僕が孔雀だったとしたら
あなたに見栄をはって、羽を広げるんだと思う
例えば、僕が人間だったとしたら
あなたの幸せをこっそりと祈るんだと思う
あなたを下から伺うように見上げて、側を離れないんだと思う
例えば、僕がインコだったとしたら
あなたに教えてもらった事を、愉しげに繰り返すんだと思う
例えば、僕がアヒルだったとしたら
あなたの前を案内するように歩くんだと思う
例えば、僕が蟻だったとしたら
あなたに踏まれないように、でもあなたから離れないように精一杯足を動かすんだと思う
例えば、僕が猫だったとしたら
あなたに似合うプレゼントを探しに出かけるんだと思う
例えば、僕がナマケモノだったとしたら
あなたの事を只々いとおしく眺めているんだと思う
例えば、僕が孔雀だったとしたら
あなたに見栄をはって、羽を広げるんだと思う
例えば、僕が人間だったとしたら
あなたの幸せをこっそりと祈るんだと思う
猫が隣の路地で鳴いている
それを雪と名付けよう
ゆらゆらと気付いたら、降ってきて
気付いたら、体を覆っていた
目の前は真っ白だ
山やビル、信号にアスファルト
すべてに降り積もっている
僕の前を通りすぎる人も真っ白で
目を凝らさないと見えない
空からは、まだしんしんと降っている
真っ白な結晶
ふと、手を伸ばして
手のひらに落としてみる
ひんやりと心地よく
ふわっと、ゆっくりと優しく暖かさが広がる
キラキラと光る結晶は、まだ降っている
まるで、何かを祝ってるかのように
盛大に、そして静かに降っている
僕は
それを雪と名付けたい
ゆらゆらと気付いたら、降ってきて
気付いたら、体を覆っていた
目の前は真っ白だ
山やビル、信号にアスファルト
すべてに降り積もっている
僕の前を通りすぎる人も真っ白で
目を凝らさないと見えない
空からは、まだしんしんと降っている
真っ白な結晶
ふと、手を伸ばして
手のひらに落としてみる
ひんやりと心地よく
ふわっと、ゆっくりと優しく暖かさが広がる
キラキラと光る結晶は、まだ降っている
まるで、何かを祝ってるかのように
盛大に、そして静かに降っている
僕は
それを雪と名付けたい