春の結婚式シーズンに向けて最近多いお問い合わせは、
写真とビデオを同時に撮ってほしい
という依頼です。
なぜそういう問い合わせが多いかというと、
ただコストダウンしたいからです。
持ち込み料や席代を1人分で済ませたいということです。
格安写真会社がカメラの上にビデオを積んで二階建てにして撮影していますが、
撮るといっても写真とビデオでは撮り方も表現方法も違うので、
写真もビデオもどっちつかずの、
引き画の防犯カメラのような写真もビデオもただ写っているだけのレベルです。
けれどのその写真会社のサンプル写真は、
そういったときのサンプル写真ではない、
写真だけのとき、ビデオのだけの時のサンプルを掲載している会社が99%
写真とビデオの同時撮影は、
感覚的にはテニスしながら卓球をしたり、
車を運転しながら車のラジコンを動かすぐらいの大変なことなので、
そんなプロならむしろ格安ではなく割高になりレベルです。
写真とビデオの同時撮影がカメラマンが出来る気になっているだけ出来ていないわけで
ですのでそういった相談がきたときは写真やビデオの特性を詳しく話しますが、
価格しか見ていない人には焼け石に水なので、
「防犯カメラのように写っているだけで良いなら」というのと、
「結婚式後に写真とビデオで必ず後悔したり泣いたりしますよ」
という言葉を添えます。
そのあとはまあご自由にです、決断は自分がしたことですから。
「お金を払って結婚式の後に後悔したり泣くことになると思いませんでした」
そんな結婚式後に相談のメールをいただくことが多いです、
格安と言っても10万円ぐらいです、10万円払って後悔したり泣いて、
「訴える方法はないですか、改善したり作り直す方法はないですか？」
と切り出してきますが、素材がひどいとどうすることもできません。
訴えてもいいですがお金がかかるだけでしょう。
すべては自分で選んだ道ですので仕方ないです。
後悔先に立たずとは良く言ったものだなと思います。
結婚式の写真やビデオには甘い罠がたくさんあります、
気軽に乗っかれて気軽に落とし穴に落ちてしまうので、
皆さんも一歩一歩を大切に歩んだ方がいいですよ。
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