送賓アイテム

 

今回は前回書かせていただいた

『お客の言う事を聞いていればいいの!』の続きとなります。

 

アメーバトピックスに取り上げていただいたので、

たくさんの方に読んでいただきました誠にありがとうございます。

 

お客様のためを思って行った運転手さんの行動に対して、

「めんどくさい」「お客の言うことを聞け」などで受け入れてもらえない現実。

 

サービス業に従事されている方は、

少なからずそれに似たような出来事に遭遇しているというたくさんのコメントもいただきました。

 

お客様のためを思って行動していることを、

自分勝手な理屈でねじ曲げて怒っている人は一定の割合でいるという現実があります。

僕も数多くのそういうものを味わってきています。

年間4組ぐらいは先日の記事のような思考の方に出会います。

 

先日書いた記事『美女と野獣の先にあるもの』のコメントに、

パナソニック創業者の松下幸之助さんの言葉書いて下さった方がいらっしゃいました。

『無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。』

新郎新婦さんとゲストの皆様が幸せになって結婚式のお開きを迎えられること、

実はそんな簡単なことではありません。

新郎新婦さんそしてゲストの皆様が、

幸せな気持ちで結婚式場を後にしていただきたいと思い、

撮影ではなくて結婚式について助言することが増えてきています。

 

結婚式の現場にいると見えてこないものが見えてくることが多いので、

新郎新婦さんのために、現場的意見を含めたアドバイスをするのですが、

そのアドバイスは新郎新婦さんの描いている意に背いているようで、

結果的にゲストのためにならない結婚式を作り上げている新郎新婦さんもたまにいらっしゃいます。
 

先日「テーマは会話と食事をみんなで楽しむ結婚式」という結婚式がありました。
新郎新婦さんが考えに考えて決めたテーマです。

写真打ち合わせの際に進行表を見てスピーチされる人数がかなり多かったので、
「話慣れていない人に結婚式後半でスピーチをお願いしている場合、
そのゲストさんはそれまで緊張してお料理や会話など一切楽しめないと思いますよ」

とお話をしました。

またスピーチの時は手を止めるのがテーブルマナーなので、
「食事を楽しむがテーマである場合は、スピーチは必要最小限もしくはなくてもいいと思います。」
とお話をしたのですが、華麗にスルーされました。
当日披露宴でスピーチされた人数は一人5分ぐらいで合計15名でした。
予想通り、冷めたコンソメスープ、固くなったお肉料理を皆様召し上がることとなりました。
さらには歓談の時間もほとんどなく、メインテーブルで写真を撮る時間は一切ありませんでした。

根本的なことですが、

スピーチを聞きにゲストは結婚式に来ているわけではありません。

美味しい食事を食べたり、新郎新婦さんと話したり写真を撮ったりもしたいのです。

 

また別の結婚式ですが、
新婦さん「結婚式でたくさんドレスとか着物着たい」→新郎さん「好きなだけ着ればいいじゃない」
ということで結婚式当日に、
「白無垢→色打ち掛け→ウエディングドレス→ピンクカラードレス→ブルーカラードレス」
の5着着る予定の花嫁さんがいらっしゃいました。
進行表を見ると、入場、中座、歓談の文字ばかりでした。
披露宴の2時間30分のうち1時間50分は中座で新郎新婦さんは披露宴会場にいない時間でした。

「結婚式にいらしたゲストは新郎新婦さんをお祝いして、
お話や写真を撮る事を愉しみにいらしているので、

披露宴時間のほとんどで新郎新婦さんがいないと寂しいと思うのですが…」

とオブラートに包んでお話をしましたが、その言葉は届きませんでした。
こんな二人よがりの結婚式は結婚式後に、

ゲストから新郎新婦さんの印象も変わってしまいますし、
絶対にゲストが楽しめない結婚式になってしまうので、

少しだけトーンアップしてお話しました。

「衣裳をたくさん来たいのであれば前撮り後撮りをして結婚式の日以外に着られるのがおすすめです、
結婚式はファッションショーではなくて、新郎新婦さんをお祝いに来たゲストをおもてなしする場です」


すると新郎さんに

「あなたは売る側の人、こっちはお金払う顧客なの、なんでお客の言う事を聞けないのかな?」
と言われ新婦さんに

「お客に対して、どうこう口だしするのはプロなの?」
と言われました。
まあプロなのである程度のよろしくない予想が出来るので指摘しているわけですが、

ここまで言われると取り付く島もありません。

ちなみにお色直し5着着られる予定だった花嫁さんは、
着物をあしらった和ドレスを着られて合計6着着られました。
お色直しの時間があるので、新郎新婦さんが入場をして会場を一周して退場していくというファッションショー的な披露宴で、
ゲストの皆様は新郎新婦さん不在の中、飲んで食べてだったので、
会社の上司さんが「高いご祝儀払っているのに、会社の忘年会みたいだな」とか、
ご友人は「何しに来ているのかわからないね」と言っていました。
 

予想通りとなりました。


最近結婚式で大切にすべきこと結婚式の意味などお話しても、

聞き入れてもらえないということは多いです。
こちらとしてもそれ以上できることはなく、俯瞰してみることがほとんどですが、
平成が終わり令和が始まろうとしている時代の結婚式、

新郎新婦さんだけではなく、

結婚式に参加した人すべてが幸せになれる素晴らしい結婚式が増えていってくれればと思います。

 

 

(写真と本文は関係ありません)

 

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