結婚式のスナップ写真の打ち合わせは、
結婚式当日の進行の確認、撮影希望など伺っています。
写真の撮られ方などの撮影に関するアドバイスについては、
とにかくゆっくり行動すること程度に今はとどめています。
以前は撮影について色々細かく話すこともありましたが、
結婚式前にいくら打ち合わせで話しても、
他の準備の忙しさで忘れてしまうこともありますし、
カメラマンとして新郎新婦さんの笑顔を撮りたいのに、
結婚式前に撮影に関してお願いをしたことを覚えたりいただいたりして、
疲れてしまうような行動をカメラマンがお願いしてどうするのかと思い。
結婚式当日の撮影直前に撮影の注意点、撮影指示などは出すようにしています。
新郎新婦さんに結婚式をとびっきりに楽しんでもらって、
笑顔で楽しみ感動している写真をメインに撮っています。
新郎新婦さんが楽しめばご列席の方にも笑顔が生まれて結婚式が華やかになります。
結婚式の最大の華は新郎新婦さんの笑顔です。
新郎新婦さんが笑顔で楽しむ、ただそれだけで十分に良い写真は撮れます。
でも結婚式だから、写真はたくさん残したい。
日常で撮れない写真をたくさん撮りたいという方もいらっしゃいます。
日常生活でプロカメラマンに撮影されるということはなかなかないので、
色々ああしたいこうしたいという気持ちはとてもよくわかります。
気持ちはとてもわかるのですが下記の様な、
夢に夢を混ぜた撮影の希望があったりすることもあります。
先日撮影させていただいた新郎新婦さんはお打ち合わせの際に、
「披露宴中にダンスを踊るので、ディズニー映画の「美女と野獣」の雰囲気を忠実に撮影してもらいたい」
という撮影リクエストがありました。
「二人で華麗にダンスを踊っていただければ忠実に撮れます」と話しました。
ただ新郎新婦さんともダンス経験はなく、
「美女と野獣」のダンスを踊る映画のシーンがなんとなく好きだから、
デイズニーが好きだから、ただただ踊りたいと思ったのだとか。
ダンスは経験がありますが、一朝一夕で出来るものではありません。
「今、どこかでスクールとかに行かれているのですか?」と聞くと、
「ダンスシーンをYoutube見てイメージトレーニングしています」と言われました。
「厳しい言い方ですが、あのダンス踊るのはイメージトレーニングだけでは難しいと思うので、短期でもスクールに通うとかされた方がいいですよ、結婚式はたくさんの方がいらっしゃいますし。」
「そんな時間があれば行ってますけど、時間もお金もなくて出来ないから写真で忠実に再現して欲しいのです、失敗しても修正とか加工とか後で色々出来ますよね」
「いいえ、出来ません」と秒速できっぱりとお返事しました。
結婚式の大半のカメラマンはこういった無茶な変化球な要望に対して、
「検討してみます」とか「できる限り」でグレーに持っていきます。
そして色々な理由を付けて「撮れませんでした」で終わります。
SNSの情報社会ですので、悪く書かれることを恐れて曖昧な言葉で返事して、
会場や新郎新婦さん責任にして言い逃れるカメラマンはとても多いです。
聞いた振りして聞いていないカメラマンや、
華麗に生返事して結局撮らないカメラマンも増えています。
テキトーに返事をして切り抜けることは簡単なことですが、
テキトーに返事をしていると見えてこない事がそこにはあります。
ですので僕は出来る事は出来る、出来ないことは出来ないと明言します。
僕が本音で「できません」と花嫁さんに返事をしたところ、
ダンスを踊る理由について花嫁さん、
それまでは「ディズニーが好きだから」などとしか言わなかったのですが、
「新郎のお母様に頼りないと思われているようで、ダンスを頑張って息がピッタリの姿を見せたいのです」
という本音を話していただきました。
本音には本音で答えるのが人の道なので本音でお返事します。
「写真はその場面の一瞬しか撮れませんが、一瞬にすべてが詰まっています、
一瞬にそれまで積み上げてきた思い、頑張ってきた心すべてが詰まります。
イメトレだけで険しい表情のぎこちないダンスをゲストの皆様に見せるより、
これからなるべくダンスをたくさん練習して、失敗しても笑顔で二人で踊りきってください、
その表情は映画のシーンよりもステキだと思います」
新郎新婦さんは忙しい合間にダンススクールに通われて、
結婚式に間に合うような基礎から実践までを学ばれました。
実際に結婚式で披露したダンスは足を踏んでしまったりなどダンスは間違えたりでしたが、
失敗しながらも新郎新婦さんがたくさん楽しんでいて、
ゲストの皆さんも手拍子で会場が一体となったダンスになりました。
新郎のお母様も必死に頑張るその姿を見て安心したと思います。
お母様が見たかったのもその部分だったと思います。
結婚式のスナップ写真、その撮影リクエストの先にあること。
理由が「インスタ映えするから」「なんとなくいいかなって」
というふわっとした理由もありますが、
結婚という意味で、大きな意味を持っていることもあります。
2019年の秋の結婚式、2020年の春の撮影予約も多くなってきてますが、
写真の打ち合わせで僕から断られたりなにか深く聞かれたりしたときは、
撮るのが嫌だからその理由を探っているのではなく、
その先のなにかをヒアリングしようとしていると感じていただければ幸いです。
まあこんなお節介なことを含めて撮影しています。
SNSに悪く書かれても、撮影依頼が減ろうとも、
その先の気持ちを考えたお節介なウエディングカメラマンとしてこれからも頑張って行こうと思います。
(写真と本文は関係ありません)
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今まで19年間約1700組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
よろしければ運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
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■アメーバブログさんが運営されています『アメばこ』にインタビューされました。
→『アメばこオススメブログ ウエディングカメラマンの裏話』