2023年4月 プロローグ
がん罹患者となった私から皆さまへ〜

【自分の身体で少しでも気になることがあったらすぐに病院へ行きましょう!!】



皆様はじめまして!ダイスイス(通称ダイス)と申します。49歳男性・横浜市在住・職業は介護職です。家族は私と妻(40代)と愛猫(3歳オス)の3人です。

ツイッターからこちらに来られた皆さまには愛猫アマオウ君ツイートで同じみのダイスイスです😽




私は【膀胱がん】を発症して腫瘍切除手術を受けました。術後も再発と転移を防ぐために治療継続しています。

腫瘍の存在が発見されてから色んな気持ちが交錯して葛藤もある中で切除手術を終えた今【私はこのがんと共存しながら生き続け皆さまにがんの早期発見の重要性を発信していこう】という思いを抱きこのブログ開設に至りました。

私の膀胱がん発症から切除手術に至った経緯をまずは簡単に書いてみます。
詳細は次回以降の記事でアップしていきます。

膀胱がんの発症から手術、病理検査、再発予防治療までを時系列で知りたい方は以下を参考にして頂ければ把握しやすいかと思います。

〈私の膀胱がんの経緯〉
2022年7月頃
頻尿・残尿感・切迫性尿意の症状が出る  



2022年11月初旬
頻尿・残尿感・切迫性尿意がなかなか改善せず市販の漢方薬を毎日飲み始める。

2023年2月初旬
漢方薬を飲み始めて3ヶ月が経ったがいまいち改善した気がせず。嫁も心配してネットのヘルスチェックをした結果、症状的には前立腺肥大症の可能性が高いのでは?となりまずは泌尿器科を受診しようとなる。

2023年2月28日
地元の泌尿器科クリニックで尿検査を行い【顕微的血尿】あり。さらに膀胱部エコー検査、膀胱鏡検査も同時に行い【膀胱腫瘍を認める】診断を受けS総合病院への紹介状を出してもらう。

2023年3月7日
S総合病院を受診し紹介状内容とこちらでも実施した膀胱鏡検査の結果から【膀胱内に腫瘍があるため切除手術兼病理検査の実施】を決定。腫瘍のおよその大きさ、場所も分かる。膀胱腫瘍の場合は良性腫瘍というのは5%もなくこの時点で実質的な膀胱がん罹患が確実になる。

3月14日
S総合病院にてCT検査とMRI検査を受け腫瘍の広がりと深さを画像確認。【遠隔転移は確認されず】所見により抗がん剤治療(遠隔臓器への多発転移時に取られることが多い治療)は取られず腫瘍の切除手術兼病理検査を4月3日に行われることが決定。

2023年3月12日・15日・16日
トイレでの排尿時に真っ赤な色の血尿(肉眼的血尿)が初めてでる。3月17日以降は肉眼的血尿は出なくなる。

2023年4月2日
S総合病院に入院

2023年4月3日
経尿道的膀胱腫瘍切除術(通称TUR-BT)を実施

2023年4月8日
S総合病院を退院
2023年4月13日
手術後合併症の前立腺炎を発症

2023年4月18日
切除した腫瘍の病理検査結果が出る。
T1G2(ステージ1 筋層非浸潤性膀胱がん)
膀胱温存が基本治療となる。

2023年5月11日
2ndTUR-BT(2回目の経尿道的膀胱腫瘍切除術)を実施。初回のTUR-BTで切除した腫瘍に取り残しがあった時を想定して再度腫瘍跡をさらに深く切除。

2023年5月26日
2ndTUR-BTにより取り残していた残存腫瘍を切除したという病理検査結果がでる。
TaG2(ステージ1 筋層非浸潤性膀胱がん)

2023年5月31日
新たなライフワークとしてがん患者会に初参加。
2023年6月9日
2回の手術、病理検査を経て再発予防治療としてのBCG膀胱注入維持療法がスタート。

2023年7月中旬
BCG膀胱注入導入治療6回目まで完走。副作用のまとめ。
2023年8月25日
2回目TURBT実施後3ヶ月経過による定期膀胱鏡検査を行う。
2023年10月6日
BCG第2クール『膀胱注入維持療法』がスタート
2023年10月20日
BCG第2クール膀胱注入維持療法全3回完走。

2023年11月1日
9月の血液検査結果から腎臓数値が悪化し11月1日に腎シンチ検査を行う。
2023年11月7日
腎シンチ(腎動態レノグラム)の結果がでる。
「4月5月の膀胱がん切除手術(TURBT)の合併症により右尿管口付近で尿管狭窄が発生し水腎症が発症。右の腎機能を回復させるための尿管拡張手術をすることがきまる。尿管ステント留置か腎ろうの2択で手術までどちらになるかは不明 


2023年11月17日
水腎症および尿管狭窄治療のため入院し右尿管にステント留置の手術実施
2024年1月12日
BCG第3クール『膀胱注入維持療法』がスタート

上記が私の膀胱がんの大まかな経緯です。

膀胱がん罹患者となった自分=そこから色んな葛藤を経てこのガンにとことん付き合って生きることを決め「早期受診でがんの早期発見のススメ」をメインテーマに発信していこうと思い当ブログを立ち上げました。
また自身の備忘録にするためのブログでもあります。

ガンには治せるもの治しきれないものがありますしできた臓器、部位、形状、大きさ、転移の有無によって後の治療法に違いが出るためがん治療とひとくくりにはできません。
膀胱がんでいえば罹患する人は「喫煙者」「男性」「60歳以上」の方がそれ以外の方の4倍も罹患率が高いとされていますが私は49歳・たばこは全く吸わない人間です。
ふたつも好発条件から外れているのに発症しました。
【がんは人を選んでくれません】

とはいうものの私自身が初めてガン患者になってみて分かったことや感じたこと、家族や周りの方々との付き合い方までたくさんの学びがあったこともまた事実です。
家族、親族、友人、職場同僚のやさしさや温かさ、医療技術の高さや病院スタッフさんの献身などこの病気になったことで感謝の気持ちが今までの比ではないぐらい芽生えて新しい発見もできました。

このブログでは膀胱がんと共存しながら今を生きている自分の告知時や検査、手術、今後に対する心境や膀胱がんの基本知識などを中心に記事をアップしていきます。

愛猫のアマオウとの毎日はツイッターのほうで継続発信していきます。




どうぞよろしくお願いします!

ダイス