長湯温泉・大丸旅館からの季節便り -85ページ目

『日本一の炭酸泉』宣言



“CO2(二酸化炭素)との共存。”をテーマに、世界的にも希有な長湯温泉の、適温で豊富な炭酸ガスを含んだ良質の温泉資源を活用し、国際的視野に立った温泉地療養を確立します。



75年ぶりに長湯温泉協会を再結成し、改めての『日本一の炭酸泉』を宣言しました。



                 日本一宣言


①規模:63の源泉と、内7つの高濃度な炭酸泉。

②温度:掛け流しが可能な適度な温度。

③湧出量:毎分4,479ℓ。


大きくこの3大要素(炭酸濃度・温度・湧出量)のデータを基に、総合的に見て特筆すべき温泉だと言うことで、胸を張って日本一を再宣言することとなりました。


これを機に、長湯温泉協会を発足したことで、分析データや専門家の見解など情報を蓄積し、まず何よりこの恵まれた、大切な資源を守っていかなければいけない。またそれを活用し、人々の健康と暮らしとの寄与を目的とした、個性的な温泉地療養を目指していこうと、地元でも気持ちを新たにしているところです。


ちょっと硬い話になりましたが、要は長湯温泉の個性ある温泉とおもてなしで、訪れる人たちの大満足を目指した温泉地であり続けたい。是非、長湯温泉にお越しいただき、日本一を体感してください。




茶房“川端家”より冬季限定メニュー



当旅館の茶房“川端家”では、冬季限定のメニューとして地元の杵つき餅入り自家製ぜんざいを始めました。



                 自家製ぜんざい

                     自家製ぜんざい 400円(日本茶付き)


餡は甘すぎず、豆本来の味がする手作りのぜんざいです。


長湯温泉散策後のひと息に是非どうぞ。



飲泉のススメ



“飲んで効き長湯して利く長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬”



この歌は昭和8年、当時の九州帝国大学で温泉療養学の松尾武幸博士が、長湯温泉で調査・研究の後に称えたものです。


古くからヨーロッパでは、温泉を浴用以外に飲用として飲む文化がある。ドイツではミネラルを多く含んだ温泉を飲むことは“野菜を食べること以上に健康によい”とされてきた。


一方、そのヨーロッパの文化に触れた長湯温泉でも、昭和初期に温泉を飲む習慣があった資料が残されており、飲泉文化に今なお親しんでいる。温泉街のあちこちに飲泉場があり、誰でも気軽に温泉を飲むことができる。



                 飲泉場
              チェコのカルロビバリーの指導を受け造られた飲泉場




長湯温泉の二酸化炭素を含む炭酸水素塩泉には、マグネシウム・カルシウム・カリウム・鉄分など多くのミネラルが含まれています。

炭酸ガスや含多くまれるミネラルが胃腸の調子を整える効果があり、美容と健康に良いとされています。


飲泉は一般的に、食事前の空腹時に100~200mlを少しずつゆっくりと飲みます。町内の飲泉場では、源泉から直接汲むことができます。ぜひ、世界的にも希有な炭酸泉を御食事前に飲んでみてください。




                 飲泉カップ



当旅館の外湯ラムネ温泉館、また茶房川端家では、専用の飲泉カップを販売しております。

普通のカップと異なるのは取っ手が空洞になっており、そこにストローのような飲み口がついています。