飲泉のススメ
“飲んで効き長湯して利く長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬”
この歌は昭和8年、当時の九州帝国大学で温泉療養学の松尾武幸博士が、長湯温泉で調査・研究の後に称えたものです。
古くからヨーロッパでは、温泉を浴用以外に飲用として飲む文化がある。ドイツではミネラルを多く含んだ温泉を飲むことは“野菜を食べること以上に健康によい”とされてきた。
一方、そのヨーロッパの文化に触れた長湯温泉でも、昭和初期に温泉を飲む習慣があった資料が残されており、飲泉文化に今なお親しんでいる。温泉街のあちこちに飲泉場があり、誰でも気軽に温泉を飲むことができる。
長湯温泉の二酸化炭素を含む炭酸水素塩泉には、マグネシウム・カルシウム・カリウム・鉄分など多くのミネラルが含まれています。
炭酸ガスや含多くまれるミネラルが胃腸の調子を整える効果があり、美容と健康に良いとされています。
飲泉は一般的に、食事前の空腹時に100~200mlを少しずつゆっくりと飲みます。町内の飲泉場では、源泉から直接汲むことができます。ぜひ、世界的にも希有な炭酸泉を御食事前に飲んでみてください。
当旅館の外湯ラムネ温泉館、また茶房川端家では、専用の飲泉カップを販売しております。
普通のカップと異なるのは取っ手が空洞になっており、そこにストローのような飲み口がついています。