大分県出身の彫刻家の紹介【その4】
クリスマスも終わり(長湯にその雰囲気はなかったけれど)、一気に年末モード。
皆さまが仕事納めでお忙しくされている分、ここではゆったりとした時が流れています。
明け方までパラパラしていた雨もあがり、今日の長湯は、冬とは思えないほど穏やかな気候です。
用事でラムネ温泉館に出かけたので、前からブログに載せたいと思っていた彫刻を紹介します。
大分県日出町在住の彫刻家・辻畑隆子先生の作品で、その名も“オンリーワン”。
ラムネ温泉館の中庭にあり、藤森照信先生の設計した建物とその風景に溶け込んでいます。
この長湯温泉の原風景に溶け込んでいくラムネ温泉館も、辻畑先生の彫刻も、そしてここに湧き出る炭酸泉も、まさにオンリーワンだワン!
ふらり鉄道の旅
本日まで、鉄道写真家・旅行ライターでアニメーション研究家の、南正時(みなみまさとき)先生ご夫妻が御泊りになりました。
福井県武生市出身の先生は子供のころから鉄道に親しみ、蒸気機関車を中心とした鉄道写真を始められてから、今なおその情熱を注ぎ続けられ、各社の鉄道雑誌や書籍にて活躍、海外での活動も広げられています。
また日本の自然湧水にも造詣が深く、温泉もお好きで国内の旅を続けられ、共同浴場を中心とした日本の懐かしい温泉を中心に取材をされているそうです。
1970~1980年代に剄文社が発行していた『大百科シリーズ』では数冊の少年向け鉄道関係書を著されていたとの経歴を拝見し、東京で1974年生まれの私は、先生と同じように小学生の頃鉄道に憧れ、夢は電車の運転手、近所を走る私鉄をバカチョン・カメラで追いかけ、Nゲージ(鉄道模型)にもはまっておりました。
隔月刊の誌“駱駝”の12月号に先生の記事が掲載されていましたが、先生がお撮りになった写真の構図を拝見すると、なんだか懐かしい気持ちがするのは、もしかしたらその憧れの中で、先生の写真が頭の記憶の中に残されていたのかもしれません。
鉄道を外から見る風景と、乗って見るそれとは違うのかもしれませんが、電車になる前の蒸気機関車の時代から、それぞれの町に溶け込んだその風景を楽しみながら、旅をする仲間と平等に共有できる鉄道の旅も、自動車とは違った良さがあると感じました。
先生方、本日は竹田の城下町と日本百選にも選ばれている湧水群を廻られるとのこと。
お気をつけて、またぜひ長湯温泉・竹田にもお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ちいたしております。