芹川
長湯温泉の町を横切る芹川は、九重連山を源とする大分川の支流です。
町に入ってほぼ一直線に流れる川は、当旅館の前で大きく方向を変えて下っていきます。
角度を変えるまでの川の表情と、変えた後の表情はまた違います。
ちょうど『ミドリの湯』と別館藤花楼の客室から見える川は普段穏やかで、溜りのようになっており、川には色んな生き物が住んでいます。
水中には大きな鯉、ウナギ、ドンコ、ハヤ、そしてスッポン。水面では鴨、鵜、翡翠、サギなどなど。
たまに近所の猫が水を飲みに降りている姿も見ます。
桜、藤の花、ネムの花。季節ごとに花咲く植物も見どころです。
当旅館の御部屋、浴室は全て芹川に面しています。
窓の下に見える、長湯温泉の原風景とそこに生きる動植物。それらをボ~っと眺めるゆっくりとした時間。
贅沢ですね。