長湯温泉・大丸旅館からの季節便り -84ページ目

半露天『ミドリ』の湯



                 『ミドリ』の湯


当館の家族湯、『ミドリ』の湯です。半露天の家族湯です。


家族湯と言っても、2名様程度でお入りいただける、こじんまりとした趣のある御風呂です。


湯に浸かりながら木戸を開けると、目の前に芹川ののどかな原風景が広がります。


川の中には大きな鯉やスッポンが見え、鴨や翡翠が横切ったりすることも。

四季折々の景色の変化を感じることができます。


自然のミドリに囲まれて、この自然からの恵みの温かさに浸かれば、心も体もリラックスできます。



もちろんお一人でもご利用になれますので、是非この贅沢な空間を味わってください。







『テイ』の湯



                 テイの湯


大丸旅館の大浴場『テイ』の湯。


旅館で語り継がれるストーリーのある温泉です。



『テイ』とは当館の3代目の女将の名前。


昭和30年代の後半、それまで40度に満たない低温が悩みであった当時の長湯では、相次ぐボーリングに自噴できない泉源が出るなど枯渇状態になり、当館でも新たな泉源を求めざるをえない状況にありました。


そんなある夜、テイは夢枕で白髪の老人に出会い、お告げがありました。

『隣の茶畑を掘ってみよ、素晴らしい高熱泉に恵まれるはずじゃ』と。


そこで翌朝、息子の作平に掘ってみるよう伝えると、、、


なんとこの温泉地としては最も浅い90mという深さで、約50度の高熱泉が湧出したのです。



                 源泉


これが『テイ』の湯の源泉。(藤花楼1Fの雪見からご覧になれます。)



この伝説の名泉でゆっくりと温まり、夢枕につけば、白髪の老人のお告げかあるかもしれません。




長湯温泉協会HP




                 CO2との共存



前回のブログで『日本一の炭酸泉』宣言をしたとお伝えしました。


75年ぶりに立ち上がった長湯温泉協会のHPができましたので、ご案内します。


http://nagayu.fan-site.net/index.html   ←こちらからどうぞ。


長湯温泉に対する著名な方々の評価、炭酸泉の特性、町独自の取り組みやこれからのプロジェクト、また炭酸泉に含まれるCO2(二酸化炭素)の効能など充実した内容になっております。


長湯温泉が歩んできた過去から未来へ。

世界的にも希有で貴重な資源である炭酸泉をこれからも守り続け、新たなストーリーを生み出し、国際的な温泉地療養を目指していくために、これからも様々な取り組みをし続けてていきたいと思います。


これからの長湯温泉の新たなプロジェクトにも、是非ご注目ください。