長湯温泉・大丸旅館からの季節便り -42ページ目

竹楽

先の週末に行われた竹楽です。

竹田の町並みにはこの竹灯りがほんとうに似合います。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り


長湯温泉・大丸旅館からの季節便り

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どうも年々、賑わいが増しているような気がします。

サフラン


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先月、ここで紹介したこのサフラン


普段はあまり馴染みのないものかも知れませんが、お菓子や料理の染料として、

またお薬として重宝されるものです。

実はここ竹田市が全国の生産量の8割を占めるという特産中の特産品でもあります。


見てのとおりの5つ子でしたが、お客様から「これ何?」「ちょうだい」の声をかけていただき、一番小さなサフランだけがフロントに残りました。



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これは3日前の姿。いつの間にか茎?が伸びてました。





そして今日、ついに・・・




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びっくり





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突然、花が開いていました。。。


まさかこんなことになるとは。

水も何もあげることなく、ほっといたら自分の力だけでこうなったんです。

大げさでなしに自然の神秘に心打たれました。


3本ある赤いめしべが、食用に使われます。

花一つにたった3本だけ。貴重な貴重なサフランなんです。



少し、談話室のこと

今日は別館・藤花楼にある「談話室をご案内してみようかと思います。

いらっしゃったときのために、ちょっと予備知識をつけておいて下さい。



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談話室

藤花楼のフロントの裏にあるちょっとした多目的スペースです。

読書はもちろん、ご休憩やお客様同士の待ち合わせにお使いいただいております。







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まず目を引くのはやはりこちらの書「天心地心」。

須田剋太の手によるものです。どちらかというと洋画家として知られている人です。

この方は画もそうなんですが、この書もまた非常に豪快で、人の心を一瞬で掴み寄せるような引力を持っています。






この書の対面にはこちらの日本画が掛かっています。
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見にくいですね、御免なさい。ぜひ実物をご覧になってください。


この絵はあの福田平八郎の師として知られる首藤雨郊(しゅとううこう)の作品です。

幻想的なまでの美しさを感じさせる日本の原風景です。

この絵の凄いところは、近寄って見れば見るほど美しいんです。緻密に繊細に描き込まれています。

この絵の前でずっと立ち止まられているお客様に何度もお目に掛かりました。


ちなみに苗字が私と同じ「シュトウ」ですので、縁のある画家ではないかと勘違いされるかたも多いですが、実は大分県ではシュトウはありふれた苗字なんです。








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続いて横の壁に目を向けると川端康成の直筆書簡があります。

当館とゆかりの深い画家、高田力蔵に向けて書かれたものです。

高田画伯のことはまた折をみて詳しく紹介させてください。








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書棚の本は「セレクトが面白いね」とよく言われます。

先代の社長と私の本が混じり合っているため、統一感には欠ける・・・かも知れません・・・









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こちらに積み重なっているのは30冊目に達した藤花楼用の「お客様ご記念帳」。

お泊りでもお立ち寄りでも、ぜひ一筆残していってくださると嬉しいです。





おまけ

先日のサフラン、ちょっと大きくなりました。


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ここからどう変化するのでしょう・・・