山頭火
雨が続きます
雨だれの音も 年とった
種田山頭火が長湯で詠んだ句です
さびた風合いの霧に包まれた、長湯の森や小さな集落に染み入る雨の音は、
いつしか私に、少し人生に疲れたような寡黙な老人の横顔を連想させるように
なりました
この句のせいだとふと気づきました
廣瀬武夫の銅像がお披露目されました
廣瀬武夫 の話題が続きます。
今回は、今日お披露目された廣瀬武夫像のご紹介です。
竹田市街にある市立歴史資料館前に、廣瀬武夫の巨大な銅像が出現いたしました。
像本体だけで2.6メートルもある、堂々とした巨像です。
この銅像、最低でも2000年は軽く持つそうです。
今後、数千年に渡りこの場所から竹田を見守ってくれるのです。
今日はその記念すべき最初の日。
直立したその姿勢は廣瀬のぶれることの無い信念を表し、右手は廣瀬の包容力や優しさを力強さとともに表現し、左手には恋人であるロシア軍人の娘アリアズナからもらった懐中時計を持っています。その左手はまた、菩薩が組む印(いん)を連想させるものであるという事でした。
そして何より目を引くのははるか遠くを見据えるようなその顔の表情。敵国ロシアの人々をも感動させ魅了した、まさに武士道精神あふれんばかりのたくましさ、優しさ、そして世界を相手に一歩も引かぬ軍人としての気概とに満ち満ちた「国際人廣瀬」の品格をそこに見ました。
明日はいよいよ嚶鳴フォーラム。
私のまずい写真ではもったいなさすぎます、ぜひ資料館でこの素晴らしい像にご対面なさってください。