ペンフレンドクラブ！しりあがり寿さんの＂さるハゲロックフェス＂10周年でロックな編成！

さるハゲロックフェスティバル！5人編成ペンフレンドクラブ！いつもよりワイルド！

1年前の2016年は、知り合いが居らず、1人で来るのを躊躇した＂さるフェス＂でしたが、今回は先輩も行くという事で、さるフェス10周年という記念すべき回に初めての参戦です。ヽ(￣д￣)=3=3=3

2018年1月20日
@新宿LOFT
さるハゲロックフェスティバル18
10周年スペシャル
The PenFriendClub

我等がペンフレンドクラブは何度も＂さるフェス＂には出ているのですが、ペンクラの正統派のサウンドが強烈な個性のあるバンドやギャグ満載の演し物の中で、観客にどう受け止められるのか？その反応に個人的に興味津々でペンフレンドクラブのステージを待ちました。

19時過ぎ、小さなライトによる光と影のコントラストの中、多重録音SEが流れ、ゆっくりとメンバーが登場。

オープニングは、いつものようにビーチボーイズの『Darlin'』でしたが、この日のペンフレンドクラブは少し違ってました。

ステージの並びは後方ドラム中央にキーボードが上手側。最前列にマイクが1、2、3本並ぶ。今まで見たことの無い攻撃的なフォーメーション。＂キングギドラフォーム＂と呼べば良いのでしょうか？

有華さんの主旋律に最前列の利恵さん、平川さん、そしてオルガンの白玉音を押さえながらのヨーコさんの3人のコーラスが重なる。前回のドラムレスのライブの時にも感じたが、こんなにコーラスを重ねてるんだ！とコーラスワークの妙を再認識。前回と違うのは、その歌声を祥雲さんのドラムのビートが支えていること。

Darlin'

2曲目、歪んだギターのイントロに合わせ、有華さんがタンバリンを下から上へ何度も大きなアクション。

ロネッツのカバーの『Do I Love You ？』はシンプルなポップロック曲ながら、メロディーの美しさに平川さんの男声コーラスが乗っかり、オリジナルより、ペンクラver.はワイルドな仕上り。中サビ前の祥雲さんのフィルインがカッコいい！

Do I Love You ？

3曲目の山下達郎さんの『土曜日の恋人』からメロウな『Love's Lines, Angles and Rhymes』では、普段は奥側で弾いてて、なかなか見られないベースの利恵さんのプレイを間近で見ました。

こういう曲の細かいパッセージは譜面通りに弾くだけでは曲の持つ雰囲気がなかなか出ないと思ってます。曲のノリを感じてフィーリングで弾けるプレイヤーでなければ、なかなか難しいが、利恵さんは身体揺らしながらリズムを取りグルーヴを生み出してた。自身もボーカルを取る歌心を持った利恵さんだからこそ可能なプレイなのでしょう。祥雲さんとのキメもバッチリ！

今回は持ち時間20分、既にセットリストは後半戦に突入。ベースとギターのユニゾンのイントロで始まるティナ・ターナーがオリジナルを歌ったアイク＆ティナ・ターナーの名曲『River Deep - Mountain High』では、後方で見ていた観客がざわつき出していた。

River Deep - Mountain High

メンバーが順に 1！ 2！ 3！とカウントして始まるヤングラスカルズのロックンロール曲。このロック曲のノリに、堪らず観客がフロアの前に吸い寄せられていく。オルガンのソロでヨーコさんの暴れん坊なところをもっと見たいな！

Good Lovin’

利恵さんと有華さんが並んで見られるのも久し振り。少し利恵さん緊張してるかな？

最後はロック曲で熱くなった我々を癒すように、有華さんのエモーショナルなボーカルの『Wichita Lineman』で終了。

今回はグロッケンの中川ユミさんとサックスの大谷英紗子さんが、残念ながら欠席で、初めて見る5人編成のペンフレンドクラブ。しかもセットリストは全曲カバー！かなりレアなステージでしたが、シンプルな5人編成でのサウンドには、ロックのダイナミズムを感じ、これもありだ！と思った次第です。でも2人が居ないとステージの華やかさが足りなくて寂しい。(ﾟ∀ﾟ)

【setlist】

1. Darlin'

2. Do I Love You ？

3. 土曜日の恋人

4. Love's Lines, Angles and Rhymes

5. River Deep - Mountain High

6. Good Lovin’

7. Wichita Lineman

次回は2月4日、大阪、新潟、米国からもゲストが出演するイベント！楽しみ！