HUNTER×HUNTER感想(週刊少年ジャンプ21&22号)(ネタバレ有) | D717PROJECT

D717PROJECT

d717が製作した動画や描いた漫画、日々の出来事などを紹介しております。一度お立ち寄りあれ。

No.306 安堵


----------------------------------------------------------------------------------

だいたいの流れ


「限界を超えて舞え!!」


テレプシコーラ(黒子舞想)を発動したピトー


「やはりゴンの能力は 王にも届き得た!!」と、自らの予感が当たっていたことを知る。


「ここで止める」


渾身の力を込めたピトーの攻撃はむなしく空を切り、ゴンは視界から消えた。


「まさか・・・・・・!?王の所へ!?」


建物の外へ急ぐピトー。


「来いよ 建物は壊したくない こっちだ ついて来い」


冷静ながらも、圧倒的なオーラを放つ、成人ほどの体格のゴンがそこにいた。


「方法はわからないが 強制的に成長したんだ・・・・・・!!」


「ボクを倒せる年齢(レベル)まで!!」


驚愕しながらも、背後から襲うピトー。


ゴンはこれは難なくかわし、左の蹴りを見舞う。


中空高く舞い上げられたピトーに、さらに追い討ちをかけるべく、


ゴンはジャンケングーを溜める。


数瞬後、落ちてきたピトーの顔面に対して、渾身のジャンケングーが突き刺さった。


吹き飛びながらも、途切れかけた意識の底でピトーは安堵していた。


「良かった・・・・・・」


「命を圧縮する事でしか成し得ないであろう能力・・・!!」


「二度と念能力が使えなくなってもいい!!」


「それほどの決意と覚悟でなければ不可能!!」


「天賦の才を持つ者が更に その才を全て投げ出してようやく得られる程の力!!」


「殺されるのが ボクで良かった・・・!!」


-----------------------------------------------------------------------------------

感想


なななななんと、ゴンの変貌ぶりは、


念の制約と誓約によって、時間を圧縮し、急成長したせいだった。


前回の、「もうこれで 終わってもいい だから ありったけを」


というのは、誓約だったみたいですね。


肉体はまるでネテロ会長やビスケ完全体のように筋骨隆々になり、


幾分成長しているが幼さの残る顔とのギャップに違和感があります。


この姿が一生戻らなくて、このままキルアと並んで会話することを考えたら、


かなりシュールです。


それはさておき、一瞬にして成長したゴンは、ピトーをも圧倒する力を得ました。


これはネテロ会長以上の戦闘力といっても間違いないでしょう。


(というかそんな一瞬での誓約が可能なら、ネテロも爆弾使う前に誓約使えよ!


という突っ込みは無粋でしょうか。無粋ですね。)


一足飛びに、旅団さえも、ヒソカさえも、ゾルディック家さえも、超越してしまったわけです。


ピトーが予測するに、王さえも凌ぐ実力です。(王パワーアップ前と比較してですが)


一瞬にしてあのピトーがぼろ雑巾のようにされ、


死を覚悟したピトーは、この能力にさらされたのが、王ではなく自分でよかったと、


蟻らしい自己犠牲の精神を見せます。


このままゴンはとどめを刺してしまうのか。


それともキルアが止めにはいるのか。


あまりの急展開に、蟻編完結での連載終了もしくは近々の連載休載が疑われますが、


ここは信じて次号、期待。