8月2日(金)から福岡県飯塚アイスパレスで開催された第57回北九州オープンフィギュアスケート競技会、通称(?)飯塚杯に行ってきました。

 

朝一飛行機なのに、渋滞に巻き込まれてぎりぎり搭乗するとかww

こういう時、映画「ハッピーフライト」のグランドスタッフさんのことを毎回思い出して「すみません、すみません!」という気持ちに本当になっています。

次回は朝一でないけど気をつけねば(すでにやらかし何回目?)

 

福岡空港からは飯塚直行のバスがあって、大荷物をもって会場へ。

会場に着いたらノービスA男子をしていました。

石原弘斗選手、3Tはフォールしたけど、そのほかのジャンプはしっかり決めた。

続く、木村智貴選手は東伏見所属に。スピード感があってかっこいいプログラム。

といきなり男子からスタート。

印象的だったことを振り返ります。

 

ノービスA女子。

加生捺乃選手、音の捉えよく気持ちよかった。

中井結良選手、ステップでの音の捉えが良くすごく踊っていた。緩急もいい。

日比優花選手、StSqノリノリで素敵。

畑崎李果選手、ジャンプがピタッピタッ!と決まる。攻めている感じもゾクゾクする。ラストスピン2連続がものすごく速かった。

久保山唯選手、ジャンプの時の空中姿勢がとてもきれい。

 

シニア女子FS

小堀瑛美選手、レミゼのStSq、音に合ったエッジワークが気持ちいい。

松丸夏未選手、タンゴメドレーのChSqのイーグル、イナバウアー、ニースライディング素敵。

StSqのステップの踏み方が音とぴたっと合っていて、緩急もあって魅せられる。

松下紗千選手、ララランド、とても初々しい感じが素敵。

白神怜菜選手、スピードがあってシャープな演技。スカートがスピンでひらひらと舞うのは神。

山田さくら選手、2A美、3Lo2T美。決まると浮遊感がハンパないジャンプは素敵。

佐上黎選手、ロミジュリはロミオを慕うジュリエット、という感じの右手差し出すfinポーズ。

樋口新葉選手、ポエタは冒頭3A挑戦胸熱。StSqめちゃくちゃかっこいい!

永井優香選手、アディオスノニーノ、まず衣装が神。ワンショルダーの赤黒。冒頭3Lz高い。全てのジャンプがエアリーで高い。特にラストの3Tは軽やかさと流れがあって好き。ChSqにニースライディング、スパイラル優雅。昨季のリバダン同様マイナーコードの曲だけどすごく雰囲気を纏っていて惹きこまれる。

森下実咲選手、ララランド、冒頭2A3Tはフォールしたけど、幅高さどれもすばらしい。鬼のようなStSq素敵。

佐藤伊吹選手、アランフェスの衣装は赤紫色の刺繍が素敵。Spがどれも素敵!

三宅咲綺選手、ムーランルージュは持ち越しの充実感。フリップとループは惜しかった。

 

ジュニア男子SP

鈴木空選手、体を大きく使ったStSqいい感じ。

三浦佳生選手、RISE。3Aso、入りが慎重な感じ。全体的にもちょっとカタかったかな?StSqはかっこいい。

片伊勢武選手、海の上のピアニスト。2A流れあり、3F3T、3Lo、全てノーミス。スケートの一蹴りが伸びて気持ちいい。そのスケートと曲が合っている。

山田琉伸選手、ジュピター。スケーティングがきれいになった。

三島悠生選手、シェルブール。StSqのムーブメントが滑らか。

 

松井努選手が6練はしていたのに、靴のトラブルでWDになったことは残念でした。
また、門脇慧丞選手はけがの為WD。ブロックまでには、治ってほしいです。

 

 

 

 

 

 

現地で張り出されていた結果です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018-2019シーズンが終わりました。

 

簡単に

観戦

アイスショー ※

スケート関連 ※※

まとめ。

 

7月

DOI(横浜市)※

第20回新潟フィギュアクラブ発表会(新潟市)※

NHKカルチャー特別講座 小塚崇彦の銀盤解説(新潟市)※※

8月

飯塚杯(飯塚市)

サマー・トロフィー(甲府市)

東京夏季フィギュア(西東京市)

FOI(横浜市)※

9月

中四国・九州ブロック(戸田郡三木町)

関東ブロック(日光市)

10月

ジャパンオープン(さいたま市)

東京ブロック(西東京市)

東日本(八戸市)

11月

西日本(名古屋市)

東インカレ(東大和市)

全日本ジュニア(福岡市)

12月

都民大会(西東京市)

全日本(大阪府門真市)

1月

インカレ(日光市)

PIW長野(長野市)※

インターハイ(名古屋市)

2月

福岡市民大会(福岡市)

明治×法政ON ICE(西東京市)※※

3月

NHKカルチャー特別講座 伊藤聡美さん※※(庄内教室:鶴岡市)

BSNスケートフェスティバル(新潟市)※

ISU世界選手権大会(さいたま市)

全九州(福岡市)

NHKカルチャー特別講座 田中宣明さん※※(新潟教室:新潟市)

4月
リリーカップ(横浜市)

PIW横浜(横浜市)※

5月

春関(東大和市)

6月

FaOI富山(富山市)※

真央サンクスツアー(新潟市)※

DOI(横浜市)※

高橋大輔フィギュアスケート教室 in MGC三菱ガス化学 アイスアリーナ※※

 

 

 

 

個人的に印象深かったのは、関東ブロック、東日本、東インカレ、都民大会、インカレ、明治×法政ON ICE、伊藤聡美さん講座、世界選手権、全九州。

 

関東ブロックと言えば、関東ジュニア。

佐藤駿くん、鍵山優真くん、三浦佳生くんは雑誌でも取り上げられるほどだったけど、菊地竜生くんが3Aをここで成功させたことも印象的でした。

 

東日本は、宮田大地くんの変化が見られた大会でした。雑誌のインタビューでも東日本の時のことを語っていますが、私の印象としては、目覚めたのかな、と思いました。

ここでいう目覚めというのは、技術的な、と言うより、心情的な気がします。
腰のケガの復帰以来、ケガとつきあいながらのスケートはもがいているように見えました。

東日本は再び悪化した腰を抱えての演技。

SPは見ている方としては正直「どうしたの?」と言いたくなるような演技でしたが、一夜明けてのFSは宮田大地の伸びのあるスケートが前面に出たすばらしい演技でした。

残念ながらジャンプは奮わず結果は伴いませんでしたが、ここの変化は東インカレにつながったように思いました。

そして、東日本と言えば、梶田健登くんのSP1位の快挙。

血肉となった「Fix You」は映像として残っていないことが悔やまれます。
なぜなんでしょう、フジテレビさん。

そして、3人が進めなかった全日本。

辛かった。でも、それ以上にご本人達が辛かったと思います。

一つの目標はここで消失しました。

 

東インカレは、大地くんのジャンプなし演技、ここぞの佐上凌くん。

かつて、大地くんがこのような演技をすることを、想像できたでしょうか。

これも一つの変化だったように思いました。

ジャンプがなくても、その一蹴りが伸びる美しいスケーティングに惹きこまれたことは言うまでもありませんし、忘れられません。

記憶に残る演技でした。
そして、背水の陣の凌くんは、ここでインカレの切符を掴みました。
明大主将は最後まで諦めない。そんな姿がかっこよかったです。

 

都民大会は、かじけんくん。

この都民大会も記憶の確かな1ページです。

1位でなければ国体には参加できないと言っていた状況でSPは2位通過。

FSは1位以外ない中で最終滑走だったかじけんくん。
演技は未だに、目に焼き付いています。

そして、フィニッシュ後は脳裏に焼き付いています。

あの姿を見た時に、ああ、かじけんくんの中で一区切りがついたのかな・・・と思いました。

それは私にとっては衝撃でした。

もっともっと見たかった。大会後に何度泣いたことか・・・
いつかこの日が来ることは予想していたけど、思ったより早かったからです。

後日、かじけんくんがtwitterにコメントを上げました。

何度も読みました。

実に清清しいコメントです。

かじけんくんなりの心の整理を読み、自分の思いを考え直しました。

いつだって、そうでした。

かじけんくんとの会話は楽しいものでした。

学ぶことが多く、等身大のスケーターを感じることができました。

それ故に「全日本に行こうね!」と言い続けたことも。

一ファンとしてできることは少ないけど、できるだけ声をかけていました。

そして、その声を真摯に受け止めて答えてくれた、かじけんくんを忘れません。

記憶に残る選手。

演技だけでなく、学生として、人としてとても素敵な選手でした。

実は、ちょっとおっちょこちょいなところも好きでしたよ(笑)

 

インカレはまず、凌くん。

まさかのジャンプ不発のSP。それでも、FSへ進出。
そのFSはノーミスの見事な演技でした。有終の美にふさわしいものでした。
加えてフィギュアスケート部門男子優勝、スケート部門総合優勝。

明治は大学生ナンバー1になりました。

その悲願の中心に凌くんがいました。何かもっている男、佐上凌。

こう言っちゃああれですが、個人の表彰台には明大選手はいませんでした。

だから、代表メンバーの総合力で優勝したのです。

いや、代表だけでないですね。代表じゃない選手がリンクサイドでサポートした、まさに明治の総合力で優勝したように思います。

中村優選手のSP、FS共にパーフェクトな演技も印象的でした。

2つ揃えることはなかなか難しいです。でも、それをやり遂げました。

力みのないジャンプ、緩急の効いたステップ、本当にすばらしかったです。

そして、強くなってほしいです。

三原舞依選手もすばらしかったです。一人次元が違う感じはありました。

そして、宮田大地くん。

構成を変更して挑んだインカレは、9位で惜しくも入賞を逃しました。

東日本の腰のケガ。12月はじめはまだジャンプが跳べず。

その状態からのジャンプに感動はひとしおでした。

 

明治×法政ON ICE。

既に記事に余すところなく書いたので詳しくは書きません。

学生主体でこのような催しができたことは本当にすばらしいと思いました。

中心となった鎌田詩温くんの熱意と手腕もさることながら、あの会に携わった人たちの協力があったからこそ成功したのだろうと思います。

学生はプロや社会人と違って在学メンバーは次々と替わっていきます。

だから、この時のメンバー(出演者だけでなく部のメンバーも含めて)だからこそ出来た珠玉のEXだったと思います。

ホントのホントに再演はないのです。

見られたことに感謝しかありません。

 

伊藤聡美さん講座は、学ぶことが多かったし、伊藤さんの考え方が何よりかっこよかった。

久しぶりに影響を受けました。

 

世界選手権。

今年はフル観戦と言うわけに行かず、仕事と会場を行ったり来たりしました。

交通費も請求書を見たくないほどかさんだでしょう(汗)

それでも、世界一を決める大会が新幹線で2時間もかからない会場で行われていて、自分が世界一のスケーターを応援することが出来るのですから、できる限り観戦する、で今年は臨みました。

ペア、男子、アイスダンスの表彰台は予想通りでしたが、女子はちょっと違いました。

紀平梨花選手が台に上がるかな、と思っていました。

それこそ、SPとFSを揃える難しさを感じました。

女子で3Aをプログラムに入れているのは、彼女だけだったから、SPで成功していれば・・・と思わずにはいられません。

ハイライトはトゥルシンバエワ選手の4S。

この歴史的快挙は同時に、来季からの4回転時代の幕開けを告げてくれました。

 

そして、全九州。

こちらも既に記事で思いの全ては出し切ったかな、と思っています。

今も目の前を滑走していく姿が脳裏に浮かびます。

忘れることはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きなシーズンでした。

でも、応援できる限り応援に行くことは出来たように思います。

悔いはない、と言えます。

大地くん、かじけんくん、凌くんは、引退しました。

お疲れ様でした。

 

 

 

 

だからでしょうか。

時折、「次は誰を応援するの?」とか、「もう、終わったから落ち着けるね。」と言われます。

とても心外です。

基本、コンペは好きなのでこれからも観戦に行きます。

頑張る選手には惜しみない拍手を送ります。

でも、特定の誰かを応援するために行くことは、今の私には容易なことではありません。

そして、その特定の誰かもまた、容易に存在するとは思えないのです。

たかが応援、されど応援。

心動いたから、バナーを作ろうと思ったし、でも、軽い気持ちで作りたくないな、と思いました。

私にとってバナーを作ることは覚悟をもった応援でした。

その人を最後まで応援すること。

何があっても心を込めて応援すること。

その人を応援するにふさわしい応援をすること。

それまでの応援とはまったく違った見方で、応援を考えました。

そして、今はその人の人生も応援しています。

ちょっとオーバーだけど(苦笑)

願わくはスケートが傍らにあってほしいです。

こんなことを書いていると重い感じですね。

でも、こうやっていろいろ考えられたこと自体が嬉しいことでした。

バナーを作ることは人によって感じ方が違うと思います。

だけど、これが私です。

だから、「次は」とか「終わった」とか、そういう感覚は全くないし、心外なのです。

 

 

また、ある時は、仕事で疲れていたけど、どうしてもコンペが見たくて、競技会へ足を運びました。

でも、疲れているからなかなか起きていられない。

でも、見られる限りは見ようと思っていました。

そのコンペは2日間開催されたのですが、私は半日ほどしか見なかったのです。

(実質、もっと少なかったかも。)

仕事があったので前半の1日は全く見られなかったのです。

ある方から、もったいない、と言われました。
交通費もかさむし、全部見られないのならいっそ行かない、とある方は仰っていました。

確かに傍目から見れば、たかが半日見るだけでわざわざ来るのはもったいない行為でしょう。

でも、全部見られるほど、私に時間はありません。

全部見られないなら見ない、なんて言っていたら、私はほとんどの競技会は見られません。

世界選手権なんてもってのほかだったでしょう。

その方の贅沢な時間の使い方が羨ましいです。

正直、へこみました。

出来ることならその方の言うとおり、できる限りのフル観戦が出来ればいいです。

でも、私は私。
仕事も家族も私にとって大事なことだし、それは生活の一部です。

時間の制約、家族のプレッシャーを受けつつ、見られる限りは見に行く。

見に行けるチャンスが出来たなら、そのための努力は惜しまないようにしよう、と思いました。

 

 

 

 

シーズンの終わる頃、このような出来事が続いて心が曇りがちでした。

でも、支えてくれる人もいました。

ありがたかったです。

 

 

 

 

これを書いている今、もう新しいシーズン真っ盛り。

私は変わらずに遠征計画を立てています。

 

私事ですが、職場の部署が変わり、仕事の内容も若干変わりました。

忙しすぎてくじけそうですが、励ましてくれる人もいます。

家族も応援してくれます。

忙しいけど、今の方が仕事に向き合っています。

そういう自分は嫌いじゃありません。

 

だから、平日はくたくたでとてもじゃないけど記事は書ききれません。

ブログの記事が滞りがちなのに、読んでくれる人のいることに感謝しています。

でも、どうも人のためには書けません。

 

自分のためにやはり、記録と記憶は残したい。

だから、ブログは続けます。

 

もっと手軽に書ければいいのに、と我ながら思います(苦笑)

自分で自分に、そこ!諦めないで!と励まして頑張りたいと思います。

 

じょんのびと。

ぽれぽれと。

 

 

 

 

 

 

未鳥

お誕生日おめでとうございます。

 

 

誰?と思いますよね。

今日は、大事な人の誕生日です。
もうじき、その日も過ぎてしまいます。


twitterにメッセージを上げようと思っていました。

でも、結局上げるのをやめて、ここに書く形にしました。

 

私のSNSは、基本スケートであり、スケーター中心です。

大事な人は、元スケーターで、今は社会人です。

私と同じように会社に行って、働いています。

 

私はその人のファンでした。

その人がスケートをしている間は、ファンの応援としてお誕生日メッセージをSNSに毎年上げていました。

でも、今は違う気がするのです。
その人の新たな人生に直接関わることがない立場かな、と思うのです。

 

もちろん、その人の人生を今も応援しています。
機会があれば、会って話もしたいです。

でも、スケート、という繋いでいたものが今はない。

だから、どうかな・・・と正直、今も迷って書いているのです。

 

 

 

 

でも、その人が生まれてきたからこそ、私はその人のスケートに出会えたのです。

だから、生まれてきた今日、やはり、おめでとう、と言いたいのです。

 

そして、その人にとって、新たな一年が充実した一年になることを願わずにはいられません。

 

 

 

Happy Birthday Daichi MIYATA

 

 

 

 

 

 

 

 

未鳥

6月2日(日)に、アップリンク吉祥寺で開催されている「映画『氷上の王、ジョン・カリー』公開記念・伊藤聡美 衣装展“The Art of Costume Design”」に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月31日(金)の映画公開と共に始まった衣装展。

東京近郊在住の友人のレポが流れてきました。

 

「カフェ側から大地くんの衣装が見える。」

この言葉通り、カフェ側から回り込んで角を曲がったら見えた光景が1枚目の写真。

 

薄暗いホールの突き当たりの光の中の衣装。

まるで、美術館のギャラリーのよう。

 

ちょっと大げさな言い方かもしれませんが(苦笑)、私にはそう思えてならないのです。

ちなみに、反対側から回り込むと岩元こころさんの「マラゲーニャ」衣装が見えます。

写真、撮り忘れました(汗)

狙ってセッティングされたのだとしたら、すばらしいなぁと思いました。

 

衣装だけでなく、伊藤さんのデザイン画も。

DesignAとあるから、Bとかもあったのかな・・・

「7ルール」の中でこのデザイン画を見つけた時は嬉しかったです。

伊藤さん制作と言うことは、伊藤さんご自身のInstagramで知っていたけど、あ、これを見ながら作ってくださったんだな、と実感がわいたからです。

そして、このデザイン画だと樹を描いていることもはっきりしているように思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細かいストーンは丁寧に縫い付けてあり、ドレープも綺麗。

エアブラシも複数の色が使われていて、遠目で見る以上に凝っていました。

砕けた鎧のパーツ。
それは大きめの飾りで、サンプルにも貼られています。

大ぶりになると四隅に縫い付け用の穴が開いていましたね。

それが衣装になると穴を隠すようにストーンが上から付いていて、細やかな仕上げになっていてびっくりしました。

紺色とえんじ色の樹は,静脈と動脈の血流のよう。人が生きている証ですね。

胸や背中の樹のデザインは美しいドレープと共に印象的な大樹。

飾られて静止していることで際立つ腕ののデザインは、いくつかの若木のようでした。

 

「グラディエーター」の主人公は皇帝の覚えめでたい将軍だったが、それ故に罠にはめられ、殺害されそうになる。

が逃亡し、剣闘士(グラディエーター)に身を落とし、最後は宿敵と戦って、故郷の大地に魂が還る。

 

散りゆく姿は引退する姿と重なります。

でも、引退後には新たなステージが大地くんにはある。

だからでしょうか。

数々の戦いで傷ついた大樹だけでなく、傷つき大地に染み込んだ生命力を糧に新たに伸びゆく若木を、その腕に描いたように思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこの衣装展の告知の時に、衣装説明があったことに非常に驚きました。

 

「7ルール」の一つに「選手にデザインの意味は伝えない」とあったからです。

番組内でも松田悠良さんの衣装について語っていましたが、悠良さんに渡す時は何も言わなかったからです。

 

でも、今回展示された3つの衣装は全て、引退された選手(こころさんは休止中との話もあります・・・)ということもあったからでしょうか。

伊藤さんのこれまでもっていた「秘めたる思い」と衣装哲学の一端が、ようやく公開されたように思いました。

 

 

 

 

だから、もう解禁してもいいでしょうか・・・教室も終えられたので。

実は、伊藤さんの講座に行ったことがあり、大地くんの衣装について質問をしたのです。

 

伊藤さんは大地くんから初めて依頼をされたので理由を聞いたそうです。

そうしたら、引退するから伊藤さんに作ってもらいたかったと言われたそうです。

引退するという大事な衣装を任されたことがすごく嬉しかったそうです。

まさか、あれが伊藤さんのデザイン画だったとは思いもせず。
あの時の大地くん、本当に嬉しそうだったなぁ・・・(*´∇`*)
 
大地くんは「グラディエーターのように雄々しく終わりたい。」と。
それは「グラディエーター」の話をご存じだった伊藤さんも思われたそうです。
そのことがフリップにある「グラディエーターの主人公は雄々しく大地に還る」というデザインコンセプトの一つになったのだと思います。
 
そして、名前の「大地」。
大地と空は映画の中でも心象風景と重なるかのように挿入されています。
そこにすくっと伸びる樹。
樹は、大地から空へ伸びる。
樹については、伊藤さんの説明の通り、大地くんのイメージなのだそうです。
 
ここまではすごく納得しました。
でも、私は初めて衣装を見た時から、ずーっと不思議に思っていることがありました。
それは、地色の白でした。
SP「四季~冬」も衣装の地色は白。
で、FS「グラディエーター」も白。
あらら、白被り。
衣装を作ってくださった方が違うので、まあ、そうなっても仕方ないとは思いましたが(^_^;)
そして、「グラディエーター」のイメージともなんとなく違う気がしていたのです・・・
 
白は、伊藤さんのもつ大地くんの清いイメージ、だそうです。
ああ・・・わかります、わかります!
私も大地くんには青と白のイメージが強いですから。
 
そして、「7ルール」にあったように、この伊藤さんの思いは、大地くんが現役の時には伝えなかったそうです。
だから、私もこのお話を聞いた時は大地くんがまだ現役だったので、ここだけの話にし、ともすれば墓場まで持って行こうと思っていました。
 
大地くんのファンとして、すごく嬉しい話でした。
デザインコンセプトを知ることが出来たのもありますが、伊藤さんの衣装に込めた熱い思いにすごく胸熱になりました。
 
 
そして、今回の衣装展。
実物を見ながら、今一度、伊藤さんの思いを感じながら見られたことは感慨深かったです。
 
大地くんは一区切りをつけて氷上を去りました。
でも、なんとなく、離れていない。
そう感じて幸せな気分に浸ることが出来ました。
 
 
 
 

 

 

 

 

この衣装展は、6月16日(日)まで開催されているそうです。

伊藤さんの告知で知りました↓

ht https://twitter.com/StmitoD/status/1133701217576558593 thttps://twitter.com/StmitoD/status/1133701217576558593

 

ps://twitter.com/StmitoD/status/1133701217576558593場所はこちらです↓

映画『氷上の王、ジョン・カリー』公開記念・伊藤聡美 衣装展“The Art of Costume Design”

 

岩元こころさんと木原万莉子さんの衣装も展示されていました。

それは別記事に上げたいと思います。

そして、『氷上の王 ジョン・カリー』も観ましたので、簡単な感想を同記事で書こうと思います。

 

 

 

未鳥

羽田から福岡へ飛び、昼間市内を散策しました。
実は、何度か足を運んでいる博多ですが、市内散策は夜しかしたことがなかったのです。

だから、今回初めて明るい市内を歩きました。

 

はじめに行ったのは櫛田神社。

 

博多祇園山笠の山笠が奉納してあり、一年中見ることが出来る博多の総鎮守。

壮麗な山笠に圧倒。

 

 

 

 

市民大会の時は咲き始めだった桜が、結構咲いていました。

お米県とは、まだ堅い蕾でした。

 

 

観光客も多く、人が写らないように撮るのになかなか苦労しました。

 

 

 

 

 

 

花束の事もあって、会場入りを見合わせていました。

お昼も食べて、さて、まだまだ時間がある・・・

そうだ、今日こそ行ってみよう。

福岡のグランプリファイナル2013のついでに行ってみたかったあの場所へ。

 

 

 

 

 

 

 

パピオのアイスリンク。

ずっと行ってみたかったんです。

大地くんが高校まで滑っていたリンク。

 

最後の写真は、リンクの氷の写真。

って、、よくわかないんですよねσ(^◇^;)

靴を脱いでから撮ってなかったことに気づいたので、こうなっちゃいました。

それに、リンク全景を撮るのも忘れてしまって・・・

今度行く時は、撮ります!

 

もちろん、滑ってきました。

貸し靴は紐ではなくて、プラスチックの留め金式。

この形状は初めてでした。

何かに似ているなあ、と思ったら、スキー靴ですね。

氷の感じは、よかったです。

比較するのは変ですが、東伏見の氷より滑りやすい感じがしました。

春休み中もあってか、地元の子どもたちが多く滑っていました。

スキンヘッドのお兄さんがやたら上手くて何度追い越されたことか(^◇^;)

高校生が友達と一緒に楽しそうにお喋りしながら滑ったり。

それはいいんだけど、手袋はして欲しい、と思ったり。

 

公式試合も行われるパピオのリンク。

でも、全九州をやっているせいか、選手らしき子どもはあまり見られませんでした。

 

大地くんはこのリンクで「ブレイブハート」や「マラゲーニャ」を練習していたのかな。

今、滑って見ている風景を大地くんは高校生まで見ていたと思うと、やっぱり感慨深い。

そして、これからもこの風景を見ながら滑ることがあってほしい、と願いました。

 

 

友人に写真を送ったら、「大地くんの名前がないぞ~」と。

全くです(笑)

早く登録して欲しいです('-'*)

 

 

 

当然のごとく、国別のポスターが貼ってありました。

またいつか、滑りに来たいです。

 

 

 

全九州大会終了後、友人と遅い夕食を中州の屋台へ食べに行きました。

 

 

満開の桜。日当たりがいいからかな?でも、川べりで風が強い!

そう・・・この日も昼間はそんなでもなかったけど、夜は結構冷えたのです。

 

 

だから、あたたかいものを食べましたよ~
あ、もちろん泡の出るものも(*^^*)

ひでちゃん・・・だったかな?ちょっと記憶が曖昧。

これを撮るのはスケートファンならベタと思いました。

 

で、友人Mさんとたくさん語りました、大地くんのことを。

大好きな選手の事を、大好きな選手の故郷の地で語り合う。

こんな嬉しい事はない、と思いました。

東京だとゆっくりと語ることがなかったので贅沢な時間でした。

 

ただ、あまりにも寒かったww

だから、もう1軒屋台でないお店に行ったのですが、そこのもつ鍋がまあ、美味しいこと!!

あれはもう1回食べに行きたいと思いました。

地下鉄祇園駅近くの老舗のお店で入ったのが23時半過ぎ。

なんだか終わりそうな雰囲気だったけど「どうぞ。」と言ってくれました。

そのかわり、壁に貼りだしてあるメニューは売り切ればかり。

まあ、しょうがないですよね、この時間じゃ。

とにかく寒かったのでもつ鍋を頼みました。

お店の名前はうろ覚え。

で、ネットで探すとありました。地元では有名らしいです。

なんで、このお店を今まで知らなかったんだろう・・・

こういう嗅覚は発達していると思っていたのですが、中州と反対方向だったのがミソかな。

写真は・・・残念ながら、酔っ払っていたので、ないんです( ̄▽ ̄;)

 

 

 

 

翌朝、福岡から新潟まで始発便で帰りました。

 

個人的には福岡は好きな街の一つです。

大好きな選手のいるところ、ということもあるのかもしれませんが。

まだまだ、行きたいけど行っていないところもあるし・・・

 

今度、福岡へ来るのはいつかな・・・
予定としては、飯塚杯に行こうと思ってます。

 

 

 

 

 

おまけ。

実は、羽田からスカイマークで福岡に来たのですが、その飛行機がこれでした。

 

 

 

タイガースとのコラボ飛行機。

出発するまで、機内には「六甲おろし」が流れていました。

 

なんでしょ・・・

福岡と言えば、一昨年の飯塚杯の後でスペースワールドへ行って、時間ないから跳び乗った新幹線がエヴァ新幹線だったとか・・・
割とコラボものに巡り合わせるようで。

せっかくだから、機内販売のコラボタオルを野球好きの娘のお土産に買いました。

 

 

キットカットも、機内で配られたもの。

ちゃんと福岡タワーもありました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで、全九州の記事はおしまい。

 

 

 

 

未鳥