公務員試験合格・内定のためのデータベース -26ページ目

公務員試験合格・内定のためのデータベース

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こちらも自治体によって集団面接を行ったり、集団討論を行ったりするので各自調べましょう。


ちなみに、集団面接は3人の面接官に対し5人の受験者が面接を同時に受けるなどといったもので、集団討論はある議題に対し賛成と反対の立場に分かれて(あらかじめ賛成の立場か反対の立場か勝手に決められている場合もある)議論をするもので、名前は似ているが内容は異なります。わかっていると思いますが念のため。


ここでは集団討論について述べます。

集団討論で大切にすべきことは色々ありますが、まずは相手を論破しない所と、盛り上がるように討論することが大切です。


論破をすることは協調性がないと思われます。相手の意見を汲み取り、自分の意見も修正しつつまとめていくことが重要です。


また、みんな臆病になって議論が発展しないことも問題です。その議論のテーマが自分にとって得意なものだった場合、あえてみんなとは違う視点の意見を提示するのも良いと思いますし、その議論の過程を話したりして議論を盛り上げることを考えましょう。


また、司会を乗っ取ったりすることはタブーですが、補助するのは大切です。このような要領も実践して身につけるべきです。ぶっつけ本番は止めましょう。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より




二次試験には教養論文がありました。これも各自治体ごとに異なるので、しっかり調べて対策しましょう。


教養論文は知識と問題提起力が問われていると思います。知識は、志望する各自治体の過去問から傾向を見て、自治体のHPで情報収集を行ったり、その自治体に勤めている人から自治体の問題や将来のビジョンが書いてある本を教えてもらい、それで調べた政策等をノートにまとめたりしていました。


問題提起力については、「~を踏まえて」、「~ということを述べた上で」などをとばして記述することのないように注意する必要があります。採点者にもよりますが、このような解答は問いに応えてないと判断され、減点される可能性が極めて高いです。これは練習するしかないので、自分が書いた教養論文は必ず論文の上手な人に添削してもらいましょう。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より





地方上級の経済や法律、行政系科目は今までのそれとは大きく異なり、スー過去などでも滅多に見ないような問題が出ます。もともと問題が難しいだけあって、ボーダーは高くありません。いかに1点を拾えるかが勝負なのです。

出題される科目は、政治学、行政学、社会政策、国際関係、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済原論、財政学、経済政策、経営学です。


政治学や行政学、憲法、行政法や民法、経済原論や経営学は、変わった問題が出題されるものの、問題集でカバーできる範囲以上はやりようがないです。取るべき問題を確実にとりましょう。


刑法については、個人的によほど時間にゆとりがなければ勉強することは勧めません。費用対効果が悪いからです。


社会政策・国際関係はCSS先生のレジュメをやっておけば良いと思います。


労働法はコストパフォーマンスの良い科目です。正直一番自信をもって解答できたと思います。やったことは、吉川先生の授業を受け、薄い労働法の参考書と問題集みたいな本を2~3周しただけです。


こちらも時間は各自治体で異なりますが、僕が受験した県庁は120分でした。試験時間に関しては他の公務員試験と同じく、余る人も多いと思います。私は試験では3周見直しをし、ケアレスミスがないかチェックしていました。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より


試験科目は社会科学、人文科学、自然科学、文章理解、数的処理があります(全国型と関東型など、配点が異なるので注意)。


本年度に関しては大した難易度ではなかったものの、地方上級の数的処理は一般的に難しいと言われます。ですので、知識や文章理解などを含む総合力が求められます。理想は数学と物理の計算問題を除いて、捨て科目を作らないことです。それ以外はしっかり対策しましょう。文章理解は平易な印象を受けました。


地方上級の特徴は150分で50問を解くことです。ここで重要なのは、総合力もさることながら、どれだけ他を早く解いて数的処理に時間をかられるかです。知識は1問1分で解けたら理想です。文章理解は3~5分かけて確実にとりたいです。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より


地方上級、いわゆるA日程は国税専門官、裁判所事務官、国家一般職などの試験ラッシュの最後に行われます。詳細については各自治体によって異なるので、以下では極力一般的・普遍的なことについて書いていきたいと思います。


地方上級の試験は問題難易度が非常に高く、特別区や国税専門官ほど高得点は望めませんが、その分要求される点数も低いです。問題は非公表なので、過去の統計をふまえて対策することも難しいです。不透明な点が多い地方上級ですが、全く対策が立てられないわけではありません。私が受けた自治体は全国型なので、それをベースに話します。


全国型は全問必答です。その上、経済原論を筆頭に、法律科目や行政系科目がとても難しかったりします。国家公務員や都庁、特別区の要領で試験に臨むと不合格まっしぐらです。他の試験と同様に、適切な戦略を取ることが必要となります。

地方上級の試験の一例として、以下のような配点があります。



 一次試験①教養択一:②専門択一=100:100

二次試験③教養論文:④集団討論:⑤個別面接=60:30:120


一次試験を突破しなければ二次試験は受験できないことになりますが、最終的な合否は一次試験と二次試験の総合点で決まります(自治体によって配点が異なったり、集団討論がなかったり、集団面接があったりするので要調べ)。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より



 国家一般職で最も厄介なのがこの官庁訪問です。一次試験の結果発表後に自らアポを取って官庁に赴きます。分かりにくいとは思いますが、順番としては


一次試験(6月下旬)

一次試験合格発表(7月中旬)

官庁訪問(7月中旬)→うまくいけば内々定

人事院面接(7月中旬~8月初旬)

最終合格発表(8月下旬)

内定(10月1日)


となります。すなわち、国家一般職に最終合格できるかも分からない状態で官庁訪問をしなくてはならないのです。このデメリットだらけの採用システムのせいで、官庁訪問で内々定をもらっているのに国家一般職に最終合格できずに採用されない人が毎年出ています。


 私は実際に○○省に訪問しましたが、官庁訪問でなにより重要なのは人柄であると感じました。少なくとも○○省で内々定をもらっていた人たちは皆一緒に働きたいと思える人たちでした。倍率が約5倍だったことも関係あるかと思います。人柄に加えて、訪問する際は各官庁について調べて、その官庁が現在直面している問題とそれに対する自分なりの解決案などを用意しておくべきでしょう。質問があるか、と問われることも多いので官庁に関する質問も用意しておきましょう。


官庁訪問は朝から晩まで拘束されることもあり、体力的にも精神的にも厳しいものがあります。しかし、上手くいけば7月中旬に内々定が出るので精神的にはかなり楽になるんではないでしょうか。内々定が無い場合でも最終合格後に、出先機関を中心に電話がかかってくることがあります。


私は×××から8月22日に、▲▲局から9月5日に、□□院から9月10日にかかってきました。どういう順番で電話をかけているかは定かではありませんが、私は×××、▲▲局両者の説明会には参加していましたし、単に席次順ではないようなので、説明会に参加して名前は残しておいた方がいいんじゃないかと思いました。□□院の方は、「合格者名簿を見て電話しました。」と言っていたので、もちろん席次も高いに越したことはありません。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より



<配点>

9分の2


面接の前に性格検査を受けます。人事院面接はネガティヴチェックが中心です。典型的な質問しかされませんし、時間はきっかり15分です。CSSで面接対策をしておけばBはもらえるでしょう。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より


<配点>

9分の1

<試験時間>

60分


国家一般職の教養論文は、東京都庁や特別区とは異なり特別な練習は必要ありません。東京都庁や特別区に向けての教養論文の練習だけしておいて、国家一般職では、一般的大学生レベルの常識を大学生として身につけていて然るべき文章力で書けば問題なく上位で合格できます。



CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より




<配点>

9分の2

<試験時間>

140分

<問題構成>

文章理解11問(現代文6、英語5)、数的処理16問、知識13問(時事3、人文5、自然3、社会3)


国家一般職の教養試験は、国二時代と異なり知識が選択ではなくなったために科目を切ることが許されなくなりました。よりシビアな試験になったと言って差し支えないでしょう

 

 試験難易度については、今年、試験制度改革があったこともあり、人事院も探り探りだったのでしょう。決して高いものではなかったです。


 文章理解は大学受験を経験している人であれば10点は狙えます。東京都庁に比べればやや難易度は高いですが、英語が苦手な人でも8点は取れると思います。


 数的処理も東京都庁に比べれば難易度は高いです。条件が多い問題や操作が必要な問題もあります。しかし、取るべき問題を取っていけば問題なく10点以上は取れるでしょう。


 知識のレベルは東京都庁と大差ありません。しっかり勉強している人であれば8点は取れます。問題集を回して出るところをひたすら覚えるという方法で問題ありません。


 以上のことを考えて、教養択一の目標点数は30点に設定すると良いと思います。


<配点>

9分の4

<試験時間>

180分

<問題構成>

憲法、民法Ⅰ、民法Ⅱ、行政法、ミクロ、マクロ、財政学、行政学、政治学、経営学、社会学、英語一般、英語基礎、心理学、教育学、国際関係の16科目各5問から8科目40問選択

近年の国家一般職の専門択一試験はとにかく難しいです。今年、私は行政職で国家総合職を受験しましたが、経済と法律は一般職の方がよっぽど難しかったです。しかし、上に示した通り、国家一般職の試験では専門択一の配点が極めて高いので、確実に合格するためには高得点を取ることが要求されます。


 それでは、難化の一途をたどる国家一般職の専門試験で高得点を取るためにはどうしたらよいでしょうか。

まず、大切なのは勉強の段階で科目を切らないことだと思います。

それぞれの科目の習熟度にもよりますが、最低でもこの中から10科目は選択できるようにしておくべきでしょう。


近年の国家一般職では特にマクロ経済学や行政系科目が暴走していることが有名ですが、その他の科目においても本番で難しい問題ばかりが出題される年があります。そんな時にその科目から逃げることが出来ないと、5問中0点や1点などを余裕で取ってしまうわけです。今年の試験でも、その他の試験全てに受かるような猛者が国家一般職の個別の科目で0点や1点を取ってしまうのを多く見ています。

10科目用意するにあたって、最もポピュラーなのが憲法、民法Ⅰ、民法Ⅱ、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学、行政学、政治学、社会学、経営学だと思います。英語が得意な人は英語にいってもいいとは思いますが、少し癖があるようですので過去問で安定して3点以上取れないなら無いものと思って他もしっかりやった方がいいです。

<憲法>

問題難易度はそこそこ高いですが、裁判所ほどではありません。特別区や国税専門官より難しいのは言うまでもありません。確かに、知らない知識は出題されますが、知っているべき知識を確実にし、適切に比較考量することで満点取れるようにできています。確実に5点とりたいところです。

<民法>

裁判所より難しいです。厄介な問題が多いことから捨ててしまう人も多いですが、それ以上に行政系科目が厄介なので、英語がよほど得意な人以外が捨てるのは得策とは言えません。Ⅰ、Ⅱの両方を足して8点が目標だと思います。

<行政法>

憲法と同じか、それ以上に簡単です。行政法が出来ない人は体系図が頭に描けない人や類似概念の相違を明確にできていない人だと思います。要するに勉強不足もしくは勉強法間違えです。5点取れる科目です。


<経済学>

裁判所、特別区、国税専門官と比較して難しいです。特に最近はマクロ経済学において川井先生が憤るレベルの問題が出ている上に、ミクロ経済学においても非典型問題が出題されるなど、難化はとどまるところを知りません。とは言っても、出題される問題には典型問題も多くあるため、最低でも3点は確保できるはずです。ミクロ、マクロ合わせて8点を目標にするのが良いと思います。

 

<行政系科目>

皆一様にとても難しいです。特別区とは比べ物になりません。先生が掲げる目標として、これら4科目で15点というのがあります。しかし、この目標は実際に試験を受けてみるとかなり難しいです。一般職の行政系科目は、過去問から必要な知識をつけてもどうしても切れない選択肢がたびたび出題されます。つまり最後の最後は勘の世界になってしまうのです(最低限の知識もなしに発揮させる勘とはもちろん異なります)。マクロ経済学やミクロ経済学は難しいですが、答えがはっきりと分かるために確実に確保できる点数が自分で推定できます。一方で、行政系科目はいけると思っても最後の勘が外れ、結果1点しか取れない場合などがあり得ます。それを考慮すれば、4科目中いけそうな3科目を選択して10点取るくらいの目標が現実的だと思います。



 

国家一般職の専門択一試験は他の試験と比較して、より確実な知識と理解が求められます。特別区のような問題選択の試験ならば、切れない選択肢がある場合でもその問題から撤退すれば良いだけです。しかし、国家一般職の場合はその科目自体から撤退しなければならないので、曖昧な知識があると自信を持って選べる科目があっという間に8科目以下になってしまうのです。また、一般職の専門択一は難易度が高く、ギリギリの戦いを強いられることになります。わからない肢を放置して正解肢をピンポイントで選んだり、知識からの類推が出来ないことには高得点は望めません。これから勉強するときには、曖昧な知識をつぶすこと、暗記でなく理解することを意識して勉強しましょう。

 国家一般職の専門択一の目標点数は32点がいいと思います。