地方上級、いわゆるA日程は国税専門官、裁判所事務官、国家一般職などの試験ラッシュの最後に行われます。詳細については各自治体によって異なるので、以下では極力一般的・普遍的なことについて書いていきたいと思います。
地方上級の試験は問題難易度が非常に高く、特別区や国税専門官ほど高得点は望めませんが、その分要求される点数も低いです。問題は非公表なので、過去の統計をふまえて対策することも難しいです。不透明な点が多い地方上級ですが、全く対策が立てられないわけではありません。私が受けた自治体は全国型なので、それをベースに話します。
全国型は全問必答です。その上、経済原論を筆頭に、法律科目や行政系科目がとても難しかったりします。国家公務員や都庁、特別区の要領で試験に臨むと不合格まっしぐらです。他の試験と同様に、適切な戦略を取ることが必要となります。
地方上級の試験の一例として、以下のような配点があります。
一次試験①教養択一:②専門択一=100:100
二次試験③教養論文:④集団討論:⑤個別面接=60:30:120
一次試験を突破しなければ二次試験は受験できないことになりますが、最終的な合否は一次試験と二次試験の総合点で決まります(自治体によって配点が異なったり、集団討論がなかったり、集団面接があったりするので要調べ)。
CSS合格者作成「公務員試験合格虎の巻」より