サークルさんのブログ -58ページ目

横浜一泊二日酔い(前編)

金曜日ですが、
 
レンズ設計製造展を見てきました。 
 
10年連続でこの展示会に出展しておりましたが、
 
今回は出展しませんでした。
 

 

理由は色々あるのですが、
 
やはり海外出展に注力したいということです。
 
でも、この10年で光産業の世界での知人友人が増えました。
 
継続は力なり!
 
それは実感します。
 
 
夜は会合を予定してましたので、
 
それまでの空いた時間で、
 
それっぽい写真を撮ってみました。 

せっかくの広々としたスイートの部屋なので、
 
いかにも

「勘違いしているぞ!この経営者!!」
 
って絵を狙いましたが、
 
やはり絵になりません。


  
別の部屋でも撮ってみましたが、
 
やはり被写体が悪いようです。
 
(続く)後編は「サークルさん、毒吐がなけりゃ…編です。」


最近思う徒然ww

先日なんですが、

 

光学メーカーと検査装置メーカーの方々との会合がありました。

 

関東のメーカーのお一人は、 

 

いわゆる上場企業の社長様です。

 

そのような方々がわざわざ

 

「私ら町工場の業界の人間と一緒にメシ食ってやろう」

 

とのお申し出なのです。

 

滅多にございませんありがたい機会です。

  

なので静かなところでしっかりとお話しを伺いたいので、

 

一軒目は5度使いくらいのホテルの日本料理店。

 

 

 

 

 

掘りごたつの部屋と違い写真で見るとかなり安っぽい色使いですね。(笑)

 

 

 

で、二軒目は別のホテルのメインバー。

 

最近なんですが、

 

とある企業の会長さんのお別れの会で配布された冊子を読み、

 

えらく感動をいたしました。

 

その企業の会長様のお名前で検索してもほとんど出てこない。

 

製造業で500名と言えば大企業の枠なんです。

 

出てくる記事も寄付や贈呈を都道府県から褒章されたり、

 

県知事さんからわざわざの表敬訪問を受けたりとかの記事が控え目に載っている程度。

 

「俺が!俺が!俺様が!!」

 

ってのが無いのです。 

 

その先日お会いしました社長様も、

 

業界ではかなり有名なはずなのですが、

 

お名前で検索してもあまり出てこない。

 

取材はぜ~んぶご辞退しているそうです。

 

「そんな事よりもこうして飲んで横の繋がりを作った方が良いじゃないですか?

 

こういうのがいつかどこかで仕事に繋がりますよ。」

 

 

以前にもブログにも書きましたが、

 

”町工場の苦境枠”で語ってくれと依頼されて報道番組に出ているのに、

 

別の講演場所では自社の取り組みの成功事例を語っておられる

 

そんな節操の無い経営者さんの話ばかりが溢れているに今日この頃に理不尽さを感じておりましたが、

  

そういった不愉快な感覚が吹き飛ぶようなお話しに接しまして、

 

心の靄が晴れたような気持ちになりました。

   

 

 

 

 

 

耳に入る話も書く事も同じ事ばかりだったりする…

最近の記事ですが、

 

町工場が自社商品開発での人生逆転なんて無理だ!

 

ってのを読んだ。

 

町工場は斜陽の業態です。

 

斜陽ですから先細りが基本中の基本。

 

大田区や東大阪の町工場の数がこの何十年で何分の1になったとかの記事も、

 

もう目新しい感じもしない。

 

 

(リーマンショック後のデータが見当たりませんでした。)
 

 

 

昔の町工場は真面目にやってりゃ事業拡大が出来た。

 

今は真面目にやっても良くて現状維持。

 

出来る事ならば事業縮小が賢い方法なのかもしれない。

  

町工場の斜陽に対するテコ入れの話は今までも書いてきた。

 

町工場発の自社商品の発信と販売やら、 

  

町工場がイベントを開催して目立ったりとか、

  

集まってプロジェクトでアドバルーンを打ち上げたり、

 

経営者がポジティブな言霊信仰で10年後に〇〇!なんて提灯記事を掲載してもらったり、

  

こんなのもう50回以上は繰り返して言ってると思いますが、

 

何のテコ入れにもなっていないのがほとんど。

  

多少のテコ入れを感じる時期もあったのかもしれないが、

  

ほとんどが「無かった事」にしているか?

 

「それいつまで言うてんの?」

 

ってくらいに粘り強く「これから!」を強調している。

 

前向きな「これから!」も何年続けてもその「これから!」を言ってりゃさすがに信ぴょう性が無くなります。

  

こういうの真剣に語ると誹謗中傷とか揶揄されたりしますが、

 

私は私で自分の生き残りのためにヒントとして、

 

それぞれの方法の信ぴょう性を確認します。

 

良い方法なら取り入れる。

 

無駄な方法なら取り入れない。

 

確かめる為には帝国データバンクや東京商工リサーチに払うお金を惜しまない。

 

記事を調べる時間も惜しまない。 

   

でも、結果としてほとんどが落胆するくらいに数字が改善していない。

 

数字としての結果が出ていないのです。

 

何を言うのも自由の世の中ですし、

 

人生前向きななのは良いですが、

 

経営状況が改善していないのに、

 

「さも良い事」のように声高に叫ぶような事業所には、

 

騙されないように気を付けた方が良いと私は思います。

 

自分がやっている事が一番誇れるだけの技術と知識があるはずです。

 

それをお金(売上)にどう繋げるのか?

 

ヒントは多い方が良い。

 

 

ただ、質の悪いヒントはもう不要ですわ!

 

迎合と追従(ついしょう)と手放しの信用は身を滅ぼしかねません。