コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和) -9ページ目

面接とコミュニケーション 「笑顔とポジティブワード」

繰り返し言っているように、コミュニケーションは技術です。
技術ですから、コツがあります。
そこで今回は面接に役立ちそうなことを一つご紹介しますね。

それは笑顔です。
……って、すみません。ちょっと薄っぺらいですか。
でも、なんだかんだとても重要で、笑顔は今すぐ使えるコツです。
(そして、笑顔でい続けるのは意外と難しい)

例えば、想像してください、あなたがニコニコしているときのことを。
周りの人もニコニコしだして、明るい話題が多くなっていくでしょう。
笑いだって起こります。でしょ?

ついでに、もう一つ付け加えるとプラスのことを言い続けるのも大切です。
プラスの感情を作るのに笑顔はとても有効。
笑顔にマイナスは似合いません。
相手を否定しない、グチを言わない、自分を責めない……。
むしろ、相手のいいところを見つける、前向きな意見を述べる、
自分で自分を褒めてみる(笑) 
こうするだけで、あなたのコミュニケーションは劇的に変化します。

笑顔を作って、プラスの感情を保つようにしましょう。
そして、その気持ちのまま面接に臨んでください。
相手がどんなしかめっ面でもお構いなしにニコニコしていてください。
中には百戦錬磨のつわものみたいに仏頂面がいますが、
あなたはニコニコしていてください。
もちろん、内心でこんな奴と一緒に仕事したくないな~、
なんて思う分には全然いいのです。
あなたは相手のいいところを見つけて、プラスのことだけを述べましょう。
おべっかを言えと言っているのではありませんよ。
自分が聞いても相手が聞いても
気持ちのいいことを言うように心がけましょうね。
前の会社の悪口なんか絶対ダメですよ。

あなたは、ブスッとした表情でマイナスなことばかり口にする人と
一緒に働きたいと思いますか。仲間になりたいと思いますか。
批評家まがいのイヤミったらしい奴は好きですか。
あなたがイヤなら相手も同じです。
特別に考えないでフツーに考えてください。
ニコニコしてプラスのことを言う人と一緒にいたいと思いますよね。

相手(面接官)も同じことを思っていますよ。

面接とコミュニケーション 「自分を飾ろうとしない」

ところで、なぜ自己PRや志望動機を暗記しようとするのでしょうか。

多分、いいところを見せようという意識が働いているんじゃないかと思います。
いやー、身に覚えがあります(笑)
普段の自分じゃないところを見せようとするから、暗記が必要になるんですよ。
自分じゃない人物を創造しようとしますからね。
そりゃ、セリフを覚えなきゃいけないし、役者にならなきゃいかんわけです。

でも、よく見せようとする必要ってあるんでしょうか。
面接のときだけ好人物を演じて乗り切ろうという気持ちが垣間見れます。
うーん、これにも身に覚えがある(苦笑)

こう考えてみればいかがでしょう。
よく見せようと別の人格を創造するのではなく、
あなたが既に持っているいいところを見せる。
一緒なようで大違い。
あなたはいいところを作るのではなく、いいところ見つけてください。

そして、面接に臨んでくださればと思います。

面接とコミュニケーション 「言いたいことを言うよりも……」

面接はコミュニケーションだ、とよく言われます。
それは確かにその通り。
でも、コミュニケーションって何なんでしょうね。
その定義をしないでコミュニケーションって言われても、困りますー。
もっともな話です。

手持ちの小学館『現代国語例解辞典 第三版』によれば、
「身振り手振り、言葉などによって互いにある意味内容を交換、伝達すること」
らしい。
要するに「互いに伝え合うこと」ですよね。
決して「手段」や「表現方法」が大事なのではありません。
インタラクティブ(双方向)だからこそ、コミュニケーションと言えるのです。

そう考えると、よくありがちな自己PRや志望動機を暗唱が
いかに危うい行為かがわかります。
だって、それじゃ一人語りでぜんぜんインタラクティブじゃないから……。
もちろん、自己PRや志望動機を作ることは否定しません。
むしろやるべきことでしょう。
でも、暗記したことを言おうとすると、
ちょっとした変化球の質問に答えられなくなりますよ。
間違えちゃいけないと思って余計に緊張もしますしね。

自己PRや志望動機の暗唱では、
面接(コミュニケーション)しているとは言えない。
人の話を聞かず、用意してきたことを言っているだけですからね。
相手の話をしっかり聞きいて、それに答えしましょう。
言いたいことを言うより、
相手の聞きたいことに答えるほうがずっと価値は高いですよ。