今日も、犬とベッドシェア

今日も、犬とベッドシェア

おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
不定期更新&長い記事多めです

おちちの手術をしてからちょうど3年を迎える…手術の当日も雨降りだった記憶がある。

 

長の腕がいいのか?手術跡は切った跡がわからないレベルの綺麗さで仕上がったのは本当に良かったと思う。

 

初めてここに連れて行かれて、呼ばれたときの第一印象は

 

「本当にここで大丈夫なのか?」

 

というものだったのが、今は

 

「むしろここで良かった」

 

とまで思えるようになってきた…なぜ、ここまで考え方を変えられたのか?と考えても夜が明けてしまいそうなので一旦置いておくとして、第一印象をひっくり返すって相当難易度の高い芸当なのは確か。

 

そもそも、第一印象が悪かったら理由を付けて逃げてくるという選択もあったのだけれど、実はここに行く前…つまり「例の長」に初めて会った前の職場の診療所での長に対する印象が

 

「この人に任せれば大丈夫だろう」

 

という、直感的な信頼感があったのだ…そんな人がいる場所がたまたま廃墟のような病院だっただけなのだ。

 

ここでの出来事はこのブログでも度々長文で記録しているが、全体を通して「中の人に嫌なことをされた」経験はほとんどなく、初対面で私の服を脱がせ、いきなり胸をプニプニしてきた例のオッサンのことですら…最近は「森の主」とか「プニおぢ」といった別名を付けてネタに出来る様になってきた。

 

思えばプニおぢこと森の主は、存在がセクハラというわけではなく…単に「デリカシーがない」だけでは?と思えてきたのだ。

 

あの一件があった後、本人に「いきなりああいうことをされて嫌だった」と直接話したときにそれこそ謝罪はなかったもののすぐに代替案を出してきた…このエピソードをAIにぶち込んでみたところ

 

「このプニおぢは悪意はない、自分の職務を全うしようとしたが…コミュニケーションが不器用なだけ」

 

みたいな回答をいただいた。

 

AI的には、ここに属する中の人達は「いい意味で職人気質」という見解で「不器用だけど患者のことをきちんと考えている」とか「医療の本質を大事にしている」といったどちらかというと褒めるような内容の回答が明らかに多くなってきたのは…おそらく私がここに対しての感想や思いに対してポジティブな内容のものが多いのかもしれない。

 

特にGeminiは「嫌な思いをした」って書くと、すぐ苦情の出し方や受付窓口を提示してくるので私が口では廃墟だとかボロいにも程があるって言う割にはいいところはいいと認めているからなんだろうな。

 

私もここに連れてこられてきたことで、人生に必要ないろいろなことを学んだり考え方が変わった気がする。

 

退院してきて、同じ永山地区の「お屋敷みたいな病院」を見つけたときは「…こっちが良かった」とさらに傷をえぐられたような気分になったが、これまでの永山での体験を通して

 

「逆に、お屋敷みたいな病院だったら確かにごきげんな入院生活は送れていただろうけど…治療内容が変わるたびによその病院に飛ばされていたのかも?」

 

と考えると、それはそれで面倒だなと考えが変わった。

 

最近気づいた事は「病院は”箱”や”ブランド”じゃないな」…ということ、お屋敷みたいだったり新築でキラキラしていても、泣く子も黙るくらいのブランド力があろうとも、必要な治療が受けられないとか、中の人が塩対応とかそれ以上にひどかったら意味がないのでは?とよく言われていたけど、確かにそうだ。

 

永山は確かに箱もボロいし、ブランド力もはっきり言って微妙だ…それでも、例の長は無名でありながらも腕に覚えありの実力派だったりする。

 

ここって全体的に特定の人物をカリスマ的存在としてアピールするような「個人売り」ではなく、診療科単位の「チーム売り」を主体としてるようで、この病気ならこの先生的な人はいないようだけど「腕に覚えあり」のような人たちが永山みたいな端くれののような病院でも普通にゴロゴロいるそうだ。

 

例えて言うなら「スポットライトの当たらない舞台を、スタッフ総出で回してる」ような感じに近い。

 

お屋敷みたいな病院は「都心の有名な病院とコネが多い」というアピールをしてるけど、実は放射線治療の設備は無い…だからか?ここの乳がん治療についての説明ページは放射線治療のことについては一切記載されていない。

 

一方、永山の病院は廃墟であるにも関わらず…標準的な治療であればワンストップで対応できる体制がある、例の長も「遠くの病院まで通院するのは大変」という趣旨のコメントをしている。

 

アメブロ内で他の乳がん患者のブログを見る機会が多いのですが、治療が変わるたびに他の病院に行ってる人も少なくない…通院先が複数というのはコミュニケーションや情報連携の面倒くささ、病院ごとにガラッと変わる雰囲気や空気感はきっとストレスになるんだろうなとも思う。

 

他の人の話を聞いたり、記録を読んでいるうちに「私は運が良くて治療環境にも恵まれているのでは?」ということに気づけるようになってきた。

 

なんかこう…「人として尊重されてるな」とさえ思えるようになってきた。

 

乳がんの手術後の経過観察は一般的に10年と他のがんに比べると倍の長さがある…3年ということはまだ半分にも到達していない。

 

ここしばらくは例の長には曜日が合わずに会えていないけど…長のお弟子さんもちゃんと長の影響をしっかり受けているので、長にあっていた頃と変わらない安心感で通院できている。

 

そして、長と何より違うのは「即レスタイプ」ではないのでちゃんとした会話が出来る。

 

次に呼ばれているのは12月…実は、ここ最近タモキシフェン関連でちょっとスルーできない出来事が起こったのですが

 

それはまた、別の話。

先月で私が永山に連れて行かれてからちょうど3年が経過した。

 

今日も呼ばれていたので行ってきました…どうして、いつも永山呼び出しの日は暑いことが多いのか?今年の暑さであのボロい建物が溶けてるんじゃないかと思ったけど、さすがに溶けてはいなかった。

 

しかし、今年も例によってエアコンは弱め設定なのか?全体的に暑かった…中の人はあれで大丈夫なのかな?

 

どうも駅に直結した橋を渡る気にはなれず、今日は正面玄関から突入…予約時間の5分くらい前に到着して、今日の待ち時間はまたまさかの10分でした。

 

本当にここ最近はほぼ待たないです…あの規模感の病院なら、予約してても1時間くらいはかかってもおかしくないはずですが。

 

今回も前回会った「永山Lover」な人でした。

 

近況を聞かれたので、夏の日差しが強すぎて肌の調子が最悪なことと婦人科に行ってがん検診受けてきたけど「異常なし」って言われて「また、来年も来てね」って…子宮体がんのリスクもほぼ無いって言われたんですけどねと話したら「それはちゃんと行ってね」と返されてしまった。

 

他にもう一つ、前の記事で書いた「謎検査3点セット」のことも「これ、よそだとやってないみたいですよ…」と話したら、理由を説明してくれた。

 

「お腹の超音波検査は肝臓に転移がないか調べるため、胸のレントゲンは肺に転移がないか調べるため、CTは年に1回撮る。ガイドライン的には年に1回マンモグラフィやればいいんだけどね」

 

と言った後に「もし、やりたくなければ無しでも構わないけど…CTとかは放射線浴びるけど、基本的には低侵襲の検査だから(ゴニョニョ」と、やるかやらないかは私の意思に委ねるけど本心は「やってほしい」みたいな雰囲気だったので「じゃあ、やります」と答えておいた。

 

他に「おちち挟むのは嫌なんだよね」と言われたので「あれは痛いし、中世の拷問みたいだから嫌」と答えたら、中世の拷問という例えは華麗にスルーされたけど、肌荒れは皮膚科にちゃんと行って保湿を欠かさずにと言われた。

 

「あまりに暑くて、ここの建物が溶けてるかと思った…さすがに溶けてなかったけど、ここはいつかなくなっちゃうんですかね?」という話になり、前に来た時には例の長がたまたま居合わせて「なくならないから!!」って即答されたけど、あの人は何を聞いてもいつも即レスですよねと言ったら「頭の回転が早いんだよ」とのこと、そしてこの人にも「なくならないから(断言)」と言われてしまった。

 

私は別にここを潰したいわけではないが、最悪の事態には備えておきたいといいますか…いざというときのためにどういった身の振り方があるのか?を確認しておきたいだけだ。

 

初めて連れて行かれたときから「ボロい」とか「もっとちゃんとした病院が良かった」と言っているけど、仮にここが本当に建物がきれいに生まれ変わって「完全無欠な病院」になったとしたら…それはそれで「もしかして、経営者変わった?」とか思うに違いない。

 

億単位の累積赤字、単独では黒字化の見込みなし、一番古い建物はもうすぐ築50年…なんかもう「閉鎖択一」みたいな条件が揃ってるけど、それでも存続させるという選択を取ってる時点でもはや「慈善事業」なんだよ。

 

運営側に資金が潤沢にあるか?金銭感覚がバグってるかのどちらかに違いない…人から聞いた話だけど、ここの運営の懐事情はあまりいいとは言えないとも聞いたけど、他の拠点(永山よりも規模がでかい)が稼いでるのかしら?

 

国公立ならまだわかるんだけど、ここは私立なんだよな…多摩市には多摩ニュータウン開発以前は縁もゆかりもなかったのにここまで来ると稼ぐためとか経営戦略というよりも、もう「使命感」でやってるんだろうな。

 

今時、こんな泥臭い経営するとか…全然スマートじゃないけど貴重な存在だと思う。

 

相変わらず、花壇にミントを直植えしてるし…

 

「寄せ植えにミントを植えてはいけない」という事は一向に学ばないみたいですが、屋外掲示板の「色褪せポスター」はやっと貼ることをやめたみたいです。

 

そして「癒やしの医療機関」を目指してるようですが…こちらは完全に迷走しています(笑)

 

とりあえず、造園業者とかプロのガーデナーを召喚しようか。

とある場所で、発達障害に特化した就労支援業者「チリペッパー(仮)」の発行するチラシを見た。

 

その内容は…「心理検査特急便」

 

という名のWAISだのWISCだのを「なるはやで受けられますよ」的なものだ…チラシのスクショ持ってるけど、これは筆者判断で安易に広めるべきものではないと判断したためこのブログには画像やリンクは貼りません。

 

就労支援業者のやばいプログラムについては過去に

 

 

を書いた事があるけど、今回の「心理検査特急便」はそれを軽く上回るヤバさだ…何がヤバいかって?箇条書きで説明します。

  • 費用が高すぎる
  • WAISやWISC「だけ」をやってもそもそも意味がない
  • 検査結果をメールで送信する
  • アフターケアという概念がすっぽ抜けてる
  • そもそも倫理観や遵法精神がぶっ壊れている

まず1つ目…「費用が高すぎる」

これ、検査費用として40000円かかる(日程変更をするとプラス数千円取られる)。

実はこれ…病院やクリニック等の医療機関で「医者の指示」があれば、血液検査とかレントゲン同様に保険診療で受けられます。

金額は3割負担で1300円くらい、自立支援申請済みなら1割負担、一定条件を満たした自立支援、生活保護や乳幼児医療の対象年齢内なら「自己負担なし」になります。

 

仮に自費診療扱いでやってる病院でも1万円台前半が相場らしいですよ…ちなみに私は保険診療でしたので1300円くらいでした。

 

会計の時思いのほか安かったので驚きました。

 

はっきり言ってこの価格は「ボッタクリ」だそうですよ。

 

2つ目…「WAISやWISCだけ」をやってもそもそも意味がない

このブログの過去記事にも書いてますが、発達障害の診断というものは多角的な視点で診ることが重要で検査系だけでも最低3つは受けないとダメとされていますし、診断までには何度も診察や面談を重ねます(ベテラン勢になると初診である程度見立てはつくそうですが、ちゃんとした人ほど診断には時間をかけます)。

私も「まだ、その時じゃない」と言われ…すぐには検査受けられませんでした。

 

この検査結果自体は「ある程度の指標にはなるが、この結果だけを鵜呑みにするのは非常にリスキー」との見解いただきました。

 

3つ目…「検査結果はメールでお送りします」

送るな、この一言に付きます。

 

というのはちょっと身も蓋もないので、補足します。

 

この手の検査の結果というのは、遺伝性がんの遺伝子検査結果と並ぶ「機密レベルの個人情報」です。

取り扱いには厳重な注意や管理が必要です。

 

病院で受けても「結果の詳細」や「結果が書かれた原本」は基本的に本人の手には渡りません…結果は「要約された文章」で渡されるのが一般的とされています…私は頼み込んで数値入りの結果を要約し直してもらいましたが。

それをメールで送るとか…仮に暗号化されていたとしても、誤送信やサイバー攻撃を受けて流出したら誰が責任を取るのでしょう?

 

そして、この検査の結果を本人に伝える時は基本「具体的な数値は未記載」が原則ですがこの会社では

「全IQ・言語理解・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度」

を全数値を見せてくれるらしいよ…正直、プロですら解釈次第で意味ガラッと変わってしまう諸刃の剣のような重要項目を安易に知らせるのってダメだろ?

 

4つ目…「アフターケアという概念がすっぽ抜けてる」

この特急便を利用すると「本来なら数回の面談」が必要なところ「1回の来所」で済むらしいよ、忙しい人にもピッタリだね…って、んなわけあるかいっ!!

この検査の結果は「本人や保護者同席の上で、医者なり心理職の人から直接結果と補足説明を聞く」のが鉄板です。

その場で、今後の人生の指標の立て方や生活していく上でどういうことに気をつけたらいいのかを一緒に考えていくもの…なんですが、ここはそれを「1度だけのオンライン面談」で済ませてしまうそうで。

そして、本人や保護者の希望があれば検査結果を踏まえた「お手紙」を学校や支援機関に向けて書いてくれるそうですよ(これもダメ)。

 

自身の知能のレベルをはっきりと数値化するのって想像以上にショックを受けてしまうことが多いそうです…だから、結果を伝えるときも「具体的な数値は極力伝えない」のがセオリーであり、どのような結果が出てもその後のフォローが出来る体制を敷いたうえで検査をするんです。

 

それを「1度だけの来所」や「オンライン面談」で事足りるとは到底思えません。

 

5つ目…そもそも倫理観や遵法精神がぶっ壊れている

実はこの検査は、内容・手順・結果レポート全てに「著作権」が存在しています。

会社名忘れたけど「日本なんちゃら~」って会社のれっきとした「著作物」なんです…だから、検査を受ける側も内容を口外してはいけないですし、検査する側も被験者側に内容を見られないように厳重に管理しています。

つまり「著作物」✕「個人情報」なんですよね。

結構ネットの書き込みに検査結果書いたりしてる人多いけど、それすぐ消した方がいいよ。

 

この「チリペッパー(仮)」公式YouTubeチャンネルがあるようで…社長が顔出ししてるんだけど、このチャンネル内でなんと

 

「WAIS受けてみた」

 

的な内容の動画をアップロードしていた…チリペッパー(仮)、アウトー!!(デデーン♪)

 

再生数稼ぎに加担したくないのですが…チラッと見てみたけど、いくらぼかしをかけているとは言え検査風景そのものに撮影許可を出すのはダメでしょ?どうして検査者側もOK出したんだろ?

真っ当な検査者だったら「検査風景の撮影はNGで」って言うはず…臨床心理士倫理規定というものが存在するはずなんだけど、もしかして「倫理規定なんてクソ喰らえ」的な思想の方なのでしょうか?

 

私はこれまで公私ともに心理職の方との交流がありますが…どちらの関係でもとても職業倫理意識の高い方ばかりだったので、正直驚きを隠せません。

 

もしかして、この会社と関わっている有資格者の人って…臨床心理士とか公認心理師以外の資格をお持ちの方なんですかね?

それとも上記2つのどちらかを持ちつつ、専門性よりも「ビジネス優先」な方なのでしょうか?

 

最後にお願いがあります…この記事を読んだ精神科のお医者さんや医療機関や支援機関で働いてる心理職の方々、この「心理検査特急便」に対する見解をリブログしていただけるとうれしいです。

 

個人的にはこれ、かなりヤバいといいますか…「完全にアウト」な案件だと思っています。

 

こういうものに対して「完全にアウト」って感覚を持てる時点で、私には「障害者ビジネス」はやっぱり出来ないんだと改めて実感しました。