時は来た!


僕は新幹線に飛び乗り、一路広島へ向かった。
今日の試合開始前の時点で、状況は以下のようになっている。

      勝ち点

広島 58  V.S.C大阪
仙台 57  V.S.新潟


この日広島が勝ち、仙台が負ければ、勝ち点差が4に開き、最終節を待たずして広島の優勝が決まる。
ただ、仙台は勝つだろうから、この日の優勝はほぼ無いと踏んでいた。

しかしたとえ可能性は低くても、なんとしても優勝をこの目で見届けたかったぼくは、広島へ向かったのである。


新幹線を降りて、広島駅に着くと、さっそく広島ホームテレビにインタビューされた。
何せ僕は紫のレプリカユニフォーム(2011年版)を着ているので、一目でサポーターだと判別されたのである。

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アナ「今日はどちらから?」

ぼく「北九州から来ました」

アナ「どんな試合展開になるでしょう?」

ぼく「今日はミキッチがいないので、石川になんとか活躍して欲しいですね。」

アナ「よく試合を見にこられるのですか?」

ぼく「まあたまにですかね。94年の1stステージ以降、優勝を待ち続けています。」
   まあ今日優勝しなくても、来週神戸に行きますけど」

アナ「でもやはり、ホームで決めて欲しいですよね?」

ぼく「勿論です! 絶対勝ちます!」
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だいたいこんな感じでした。
うろ覚えだけど。


てなことで、広島駅で電車に乗り換え、横川駅へ。
ここでJRを下り、バスに乗り換えます。

人がすごいよ~☆

20分でビッグアーチに着きます。

今期初来場です!

すごいぞ~
幻の左前足


ひと多い!
幻の左前足

広島在住の友達からメールが来て、なんとさっきの僕のインタビューがローカルニュースで流れていたとのこと!!

オレすげ~!

ドラゴン久保はインタビュアーとして、サポーターにインタビューしてました。
スーツを着慣れない感じが、なんとも久保らしいです☆

幻の左前足

グッズ売り場も大盛況♪
幻の左前足


これは缶バッジのガチャガチャですね。

幻の左前足

幻の左前足

子供達が争うようにして買っています。

あらためて思います。
ここ、広島にはサッカーが根付いているのだと。
Jリーグ創設期にチームが出来て本当によかったなと。

広島にJ1があるのは本当にありがたいことだと思います。


J2北九州の試合会場に、このような選手のガチャガチャが登場するのはいつになるでしょうか。
あと5年、10年という月日がかかるでしょう。


ギラヴァンツ北九州の場合、まだまだ観客は3千人程度で、サッカーが根付いているとはとても言えません。

がんばれ北九州☆



さて、僕はゴール裏の自由席でしたが、なんとスタジアムに入るまで長蛇の列が!

待っていたら、雨には降られるし・・・・

幻の左前足

でも、その後綺麗な虹が見えました。

本日東京からはるばる飛行機で来られたサンフレサポのご夫妻とお話をしたりして

入場を待ちました。

30分前に、やっと入場!

幻の左前足


今日は3万2千人入場したそうです。

こんなにいっぱいのビッグアーチ、見たこと無い。



アウェー側、セレッソ大阪サポ。


試合展開は、前半のうちに高萩が先制ゴール!
みなで歓喜の雄たけびを上げました。


続けざまに青山のシュート。


そして佐藤寿人のPKも。


結局3-0で前半折り返します。

ここでなんと仙台が新潟に0-1で負けているとの情報が!

信じられん・・・・



しかしこのまま行けば、このホームで優勝です!

がんばれ~!


後半も声を限りに叫ぶ我々サポーター!

後半立ち上がり、石川が思い切りの良いシュートで、ついに四点目!
試合を決定付けます。

幻の左前足

その後、1点を返されますが、サンフレッチェは石原、山岸、ファンソッコも投入して万全を尽くし、ついにタイムアップ。


仙台はそのまま敗れたため、ついにJ1年間優勝を成し遂げました!!


「ううぉ~!!」

シャーレを持ち上げた瞬間。
幻の左前足

サポーター歓喜!


本当にここまでの道のり、険しくて長かったです。
今日はビール飲んで寝よう!

・・・・と思ったが、9時キックオフの北九州L審判あるから、ガンバラなきゃ!

2度に渡るJ2降格


天皇杯決勝で敗北すること4度


Jリーグ発足時にいた10チーム、いわゆるオリジナル10で唯一、3大タイトルを勝ち得ていないチーム

(3大タイトル=Jリーグ戦年間優勝、天皇杯、ナビスコ杯)


そう、そのチームの名は・・・・



サンフレッチェ広島!




リーグ戦、残り2試合を残し、広島首位。


今日広島が勝ち、2位の仙台が負ければ、本日念願の優勝が決まります。

当然仙台は今日勝ってくるので、可能性は低いかもしれません。

まして、今日の広島の相手は若さで勢いのあるセレッソ大阪。



このブログでも記事にしましたが、思えば2年前のナビスコ杯決勝。



聖地、東京の国立競技場でジュビロ磐田に逆転負け。

あと一歩で逃したタイトル、優勝の二文字。

僕は国立の地で、敗北に打ちひしがれました。



あの時の忘れ物を本日、獲りに行きます!

はい、たまには審判以外の記事をば。

ぼくは一応、公認C級コーチも持っているので。


一般的にサッカーのレベルの違いで、以下のような傾向が現れます。

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「レベル高い」      ←  →      「レベル低い」

ワンタッチパスの連続      止めてから考える

ロングパスでサイドを変える   ロングボールが飛ばない

とにかくDFラインからつなぐ   狙い無くボカ蹴りする

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僕は、プレーヤーとしての才能は皆無ですので、大きなことは言えませんが、

うちは、決して強いチームではありません。


今うちのチームが意識すべきことは、「接近、連続」かなと。

上手いチームほど、ゴール前でDFを背負ったFWがワンタッチで胸で落とし、味方がそれをシュートするとワンタッチプレーを目にします。

うちのチームをそういうワンタッチプレーを増やしていきたいなと。


チーム内で、独力突破が出来る選手が何人もいるわけではありません。

また、ロングボールによる大きな展開が出来るわけでもない。


であるならば、攻撃時も必要以上に広がらず、近接しあって少ないタッチで細かくつないでいくべきなのかと。

少ないタッチ数ならば、コントロールの失敗可能性も少ないです。

また、味方が近接しあうことで、ボールを取られた際プレッシャーもすぐ行くことが出来ます。


「接近、連続」

次回の試合で意識していきたいと思います。 

僕は試合前のメンバーチェックの際、選手の爪があまりに長いようだったら切るようにいいます。


そのために、レフェリーケースの中に、爪切りも常備しています。


手の爪を切ってもらう理由のひとつは、もちろん相手選手を傷つけるのを防ぐためですね。

伸びた爪だと、相手を引っ掛けてしまう恐れがあります。


そして何より、爪が割れて選手自身が痛い思いをする可能性も有りますしね。


ちなみに僕は爪が伸びたら気になるタイプなので、3日に1度は爪を切ります。

そして爪の長い男の人を見ると、「最近女性に触れていない人なのかな?」などと邪推してしまいます(余計なお世話)


まあ爪を短く切っておくというのは、試合以前に社会人のとしてのマナーの部分なので、

みなさん、試合時に注意されることのないようにお願いしますね。




はい、今日の大河ドラマ「平清盛」。

清盛の嫡男重盛が、主君である後白河上皇への忠義と、父清盛への孝行の間で苦しみ、

「忠ならんと欲すれば、考ならず。考ならんと欲すれば忠ならず」と、泣きながら清盛に訴えたシーンは、この大河ドラマ随一の名場面でしたね!!



はてさて、今日の県リーグ。

試合前にレフェリー陣でフィールドチェックを行っていると・・・・


ペナルティエリア内があれれ・・・・

ゴールが横にずれている。

ゴールエリアの縦が5mもない。

ペナルティマークがゴールラインから10m程度しかない。


逆のピッチも然り。


そしてセンターマークも無い。


当番チームに線の引き直しを要望し、それによって第一試合の開始が大きく遅れることになしました。


試合の開始が待ちきれない第一試合のチームからは「もう始めようよ~」

の声も。

両ピッチのラインが同様のずれ方をしていたならば、確かに両チーム条件は同じになるので、不平等は存在しませんしね。

楽しみにしていた試合も、早く始めたいでしょう。

選手の言い分も、確かに分かります。


ここからは、ライン引き(平清盛Ver.)を見ていきましょう。


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■選手

「レフェリー!ラインなんぞ多少違っていてもいいので、そのまま試合を始めましょう!」

■レフェリー

「悲しきかな~。

ラインが違った状態で試合開始の「GO」サインを出せば、福岡県社会人サッカーリーグの品位を陥れることになりましょう。

また、決められたラインの長さを無視した状態では、サッカーはサッカー足り得ません。

私達レフェリーは、ルールに「忠」実に則る、番人でなければならないのです。


痛ましきかな~。

試合を早く始めたいという、両チーム選手達の要望を受けなければ、日本サッカー協会が提唱する、プレイヤーズファーストの理念を実現出来ません。

サッカーにおいて、選手のことを第一に考える、いわゆるプレイヤーズファーストが至上命題となっている以上、両チームの選手達の意見は、尊重されてしかるべきものでありましょう。


GOならんと欲すれば、忠ならず。

忠ならんと欲すれば、GOならず。


進退ここに窮まれり。


かくなる上は、このレフェリーの魂である、笛を召され候え。

さすれば私は、福岡県サッカーリーグの品位を守ることも出来ず、またプレイヤーズファーストの理念を体現することも出来ないでしょう。


嗚呼~、嗚呼嗚呼」