場面緘黙
(ばめんかんもく)
についてご質問を頂いたので、
当院でどのようにアプローチしていくかお話したいと思います。
今日はその第一回目。
まず、場面緘黙とはどういうものかについてみていきましょう。
特定の場所ではお話できるのに、そうでないところでは話せなくなる...
緘黙だけでなく緘動(かんどう)など動きが固まる症状が出る方もいらっしゃいます。
安心できる場所では
ごく自然に会話ができるだけに、
誤解をうけやすい症状だといえます。
東洋医学でいう心身一如(しんしんいちにょ)
ここで考えていきたいこと。
こころとカラダは相互に密接に関係しあっているということです。
東洋医学ではこの働きを
「心身一如」
(しんしんいちにょ)といいます。
こんな経験ありませんか?
怒りでカラダが震える
ショックで顔面蒼白になる
嬉しいことがあって思わず顔がほころぶ
どうですか?
色々思い当たること多いですよね。
このように、こころの状態とカラダは間違いなくリンクしてます。
では、その考え方って東洋医学だけのものでしょうか?
現代医学で言う心身相関(しんしんそうかん)
今現在、こころとカラダの関係性について現代医学ではどんな定義があるか。
まずその研究について医学事典を見ていきましょう。
心身相関~精神課程と身体課程が相互に関係し合うこと。心とカラダの相関の中で、比較的明らかにされているのは情動辺縁系視床下部 自律神経内分泌が諸臓器に関連している。
(医学大事典 第3版 医歯薬出版 2005年)より抜粋
うーーん、ちょっと難しい表現ですね、
今度は南山堂の医学大事典から引用します。
脳のはたらきと身体がお互いに密接に関連しあっていること。すなわちこころの動きは何らかの身体的変化を引き起こし、また逆に身体的変化は何らかの心理的反応を引き起こす現象をいう。
(南山堂医学大事典 第18版 南山堂 2000年)
お!こちらはとてもわかりやすく表記されてます。
つまり、現代医学でも
こころが生まれる場所としての脳
と
カラダが相互に影響しあっているよ」と明言されてます。
これも神経系の研究が進んできたからですね。
難しいほどシンプルにとらえることが大切
まだまだはっきりと解明できていない部分も多いですが、
少なくとも、感情や情動にまつわるあれこれは脳の仕組みとの関連性について解明されています。
とはいえ、場面緘黙についてはっきりとした原因や治療法は確立していません。
生育環境(育て方)が原因ではないということは明確にわかっています。
発症に至るには
もともと
ご本人の身体的な要素
(気質と体質)+αが
重なったときに発症する傾向があります。
さて、ここで当院の場面緘黙に対するアプローチ法についてのヒントを。
キーワードは
東洋医学の
五臓の働きと
感覚統合です。
(なのこっちゃ!ですよね)
治療法がないといわれるものほど、
人のカラダの働きをシンプルにとらえ直すことで糸口が見えてくることが多いです。
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