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あなたは、
見たことあるかな?
現世の人から完全に忘れ去られることで訪れる二度目の死。
そんな内容がかたられているのです。
K君は私の記憶に色濃くのこっているし、
これからも忘れることはないと思います。
こうしてブログに書くことで、
何かしらの供養になっているのかもしれません。
脳腫瘍になった同級生のK君。
夏に無事手術が終わり、
担任の先生に連れられて私は数名の同級生と一緒にお見舞に行きました。
ベッドに座ったK君は、
まだ頭に包帯を巻いていてちょっと記憶はあいまいな様子でしたが、
私達のことは覚えていて一人づつ名前を言ってくれました。
そのとき何を話したかはすっかり忘れてしまったけれど、
わたしは無駄にヘラヘラしていたような気がします。
帰り道、
誰も口をひらくことなく静かにバスに乗り、
全員一目散に帰宅。
しばらくしてK君が退院したと聞きました。
でも学校に戻ってきませんでした。
それまで届けられていた授業のプリントも
「先生が持っていくからもう届けなくていいからね。」
それが何を意味するか、みんなわかっていたと思います。
少しずつK君がいない教室が普通になっていきました。
私達のクラスはとっても仲がよく、
先生にも恵まれ充実した時間を卒業まで過ごすことができたと思います。
わたし達が卒業式を終えた翌日、K君が亡くなったそうです。
K君のお葬式は春分の日でした。
お焼香をしたあと、
K君のお母さんに呼び止められ、
「お見舞いに来てくれてありがとう。これからKの分もしっかり勉強してね」
と、ジャポニカ学習帳を手渡されました。
お母さんの横には、
涙をこらえたK君のお兄さんとお父さんが立っていました。
その時のK君のお母さんの顔と声、
今でもしっかりと覚えています。
あれから50年以上も経ったなんて、
信じられません。
本当についこの間の出来事みたい。
時間って不思議ですね。
来年もこのブログ、春分の日に投稿しようと思います。
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