鴉ノ眼 -251ページ目

樫原廃寺跡

山陰街道と物集女街道(旧西国街道)の交わる辺りが樫原にあたりますが、そこからすぐのところに古代寺院の遺跡があります。

masaのブログ

7世紀半ばに造られた寺院で、平安遷都以前にこの一帯を治めていた秦氏と関わりがあるようです。
現在は国指定の史跡に指定されており、八角塔跡等が復元され、公園として整備されてます。

masaのブログ masaのブログ masaのブログ masaのブログ

飛鳥時代の京都は朝鮮半島や中国大陸からの渡来人が移住して定着し、帰化人の先進的な技術で新しい開発が進められたといいます。
この寺院跡もそういった物であったことは間違いないようです。

紬の自宅洗い

先日着た単衣の紬ですが、すごく汗をかいたので自宅ですぐに水で洗いました。
私でも普通は正絹ものは自宅で洗いません。

このきものは丸洗いに出してから着てすぐだったので、また丸洗いに出すのか考えましたが、麻の着物や長襦袢は自分で洗うので冒険にもついでにやってしまいました。(^^ゞ

どぼんと水に浸けてゆくときが緊張します。
このとき撚りの強い物は一気に縮んだりします。
けど、これは大丈夫でした。
平織りの紬はさほど縮まないと聞いたことありますが、その通りでした。

乾くと紙のようなぱさぱさした状態になりましたが、スチームでアイロンをかけるとしなやかになりました。

masaのブログ-100909_0025~01.jpg

気になる丈は1cmほど縮んだ位です。
これくらいなら丸洗い+汗抜きとか出さなくても紬なら自宅で洗えそうです。

よく「本場結城紬」などは水を通すと風合いが増すといわれます。
これは洗い張りを指しているのですが、要は糊が抜けてゆくことで紬糸の本来の風合いがより現れてくるという意味だとおもいます。
実際にはそうそう洗い張りなんてしていられないですから自宅で水洗いでもいいんじゃないでしょうか。
※真似して縮んだりしても責任は持てませんので、あしからず。∈^0^∋

木綿反物一夜浸け

昨日柿渋染めをしていた麻の帯地は仕立ての準備完了です。
けど、今から仕立てても使えるのはもう来年なんですけどね。(^^ゞ
masaのブログ


ついでに一緒に仕立てに出そうと思い、先日購入した久留米絣 の反物 を一晩ぬるま湯に浸けておきました。
木綿は必ず洗った際に縮みますから先に縮ませておくためです。
masaのブログ

仕立て前に「水通し」とか「湯通し」とか処理をしてもらってもいざ自宅で水洗いすると数センチ縮んだりしてしまいます。
「水通し」とかしてもらっても最終的に「湯のし」とかで生地を引っ張ってしまっているからなのかもしれません。
なので、乾いた後は普通にアイロンあてる程度にしておきました。

結果は11.9mあったものが、11.25mになりました。
65cm、5.5%程度縮みました。
普通男物は三丈(11.364m)要ると言われますから、無理してなんとか作れるくらいの長さで止まってくれた感じだと思います。

けど、もし縮ませずに仕立てていたなら私の身丈で換算すると8cm縮む計算になります。
男物ではお端折りもありませんからバカボンるっくな着姿になってしまうところですね。(^^ゞ