クリプトンブログのトップ記事ランキング(11月)
11月1日よりアメブロを初めて、早1ヶ月がたちました。
英語テープ起こしクリプトン がお客様とのコミュニケーションを図る手段としてこのブログを始めましたが、おかげさまで多くの皆様からアクセスいただき、記事をご覧になっていただきました。
またテープ起こしを利用されるお客様への参考情報以外にも、クリプトンの社風やオフィスでの出来事、そこで働くスタッフの素顔についてもオープンに語っていきます。ウェブサイトやメールを通じてのやり取りが中心のため、どうしても顔の見えない付き合いになってしまいがちですが、「クリプトンの会社ってこんなんだよ!」というのをもっともっと伝えていきたいです。
それでは、アクセスの多かった記事順にランキングを発表します!
~★~★~★~★クリプトンブログのトップ記事~★~★~★~★
■1位![]()
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わたしのテープ起こし原稿に[Unclear]がたくさんつく理由
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10703927859.html
■2位![]()
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クリプトンの主なお客様(翻訳会社と日本語テープ起こし会社)
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10702364925.html
■3位![]()
クリプトンの人々(1):マジッド(クリプトン総長)
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10711125210.html
★「[Unclear]がたくさんつく理由」の記事は、特によくお客様に近い目線で取り上げたトピックだけに、関心を持っていただけたと思います。このトピックは実はテープ起こし作業者が執筆した記事(私・安田が翻訳)なので、特に作業者からお客様に伝えたいことを思いっきり書ききった、という感じです。サービスを提供する側・される側の双方にとってHappyな経験にするためにも、お互いの協力が必要なんだなと書きながら実感したのでした。
それから、3位にランクインしたのがなんとスタッフプロフィール!初回はクリプトン総長のマジッドでしたが、これからもどんどんチームメンバーを取り上げていくので引き続き楽しんで読んでください!
4位以下は次の通り。
■4位![]()
クリプトン、社内オフィスデコレーションコンペで賞金1万円相当をGET!!
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10697351948.html
■5位![]()
クリプトンの主なお客様(大学研究者)
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10716133509.html
■6位![]()
初めての方10%OFF! でも、どうやって音声を提出すればいいの?
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10709301322.html
■7位![]()
クリプトン、秋の会議ラッシュに合わせて大幅割引キャンペーンを実施!
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10695409580.html
■8位![]()
参考資料の提供がテープ起こしの質を向上させる
http://ameblo.jp/criptonjp/entry-10718108500.html
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以上、ランキング結果でした。
早くも12月に突入し、ブログの今後の更新スケジュールもすでにぎゅうづめです。
また、クリプトンでのイベントレポートも2、3件アップする予定なのでお楽しみに!
クリプトンのトップバナーも、12月らしく模様替えしました(ちょっと早いけど、雪も降らせちゃいました)。
http://www.cripton.jp/
11月に引き続き、英語テープ起こし最大20%割引キャンペーン
を実施中です。この期間にどうぞご利用ください!お問い合わせはホームページ
内、お電話・メールまたはお見積りフォーム
で受け付けています。
それから、クリプトンのニュースレター(Cripton Channel)を購読したい方のために、フォームを設置しました。
これまでクリプトンをご利用頂いた皆様にはニュースレターを配信させていただいていますが、そうでない方も大歓迎です。こちら
から購読用メールアドレスを送信すれば受付完了です。
ブログの記事アップデートはニュースレターから確認することができます。
今週末はメンバープロフィールその2・通称「クリプトンのスーパーマン」を取り上げます。![]()
引き続き宜しくお願いします!
参考資料の提供がテープ起こしの質を向上させる
今回は、テープ起こしの参考資料提供の重要さ
についてお話したいと思います。
テープ起こし作業者の立場から見ると、まず作業者が仕事をアサインされて第一にするのは「参考資料」フォルダのチェックです。このフォルダには音声データ(講演やインタビュー)の内容に関する情報が保存されています。ファイルの種類としては、パワーポイントやスライドのスナップショット、PDF、ワード、プレーンテキスト(メモ帳)などです。
音声データの種類によって、参考となる資料のタイプは異なります。
たとえばインタビュー起こしの場合、参考となるのはインタビューする人・される人の名前、インタビューの質問リスト、インタビューされる人に関する情報(研究分野、所属機関名、著書など)が一般的です。
シンポジウム・会議などの講演起こしの場合、会議のプログラムや参加機関・参加国リスト、分科会の名前、講演タイトル名、司会や出席者に関する情報、そして当日のプレゼンテーションで資料されたスライド(パワーポイント)などです。
2名以上の話者が言葉を交わすようなミーティングの場合は、各発言者の名前リストやミーティングの当日議事録、また各発言者の発言したタイミングの記録も大いに助けになります。たとえば、“Mr. Saito – 15:26 – We identified…”というメモがあれば、「あ、この声がサイトウさんなのか」というふうにミーティングの中の発言者名を特定することができるのです。
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テープ起こしする私たちにとって、これらの参考資料が入手可能なのは非常にありがたいことです。何よりうれしいのは、音声の長さに関わらず全部を聞き通す前に、どんなトピックなのかを予め把握できる点です。何の音声なのかまったく分からない作業開始時点で、これから自分が作るテープ起こし原稿のタイトルが準備できるのは非常に便利です。
また参考資料の量が非常に限定的な場合(たとえば講演者名や分野情報のみ)でも、限られた資料を基に作業者はインターネットでより多くの情報を調べることができます。さらに、スピーカーがノンネイティブで英語アクセントになまりが強い場合でも、資料を手がかりに文脈からスピーチを正確に書き起こすことができます。このほか、同音異義語(principle とprincipalのように)にも迷うことなく推測することが容易になります。
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参考資料がお客様からいただけなかった場合、作業者は前後の文脈を理解するところから頭をひねることになります。講演者の名前や、医学系などの高度な専門分野の場合は専門用語などをインターネットなどでつきとめるところから仕事が始まり、タイピング以前に調べ物に多くの作業時間を割くことになり、結果として完成原稿の精度にも影響します。つまるところ、お客様から頂く参考資料の有無が作業者の作業効率を大きく左右することになり、音声の聞きなおしや原稿表記の見直しにより多くの時間を割く=精度の高いテープ起こし原稿を作るためには、お客様からの資料提供の協力が非常に助けになるのです。
以前のトピック
でも触れたように、最もお客様を悩ませる種
となる[Unclear]記号の挿入についても、資料によって解決する余地が十分あります。
参考資料って、何を渡せばよいのかよく分からない、いちいち準備するのがわずらわしい、と感じられていた方もいらっしゃるかもしれませんが、作業者の視点からみても利用される皆様の視点からみても「いかに最終的に満足度の高い成果を得られるか」という点が少しでも理解いただけたら幸いです。![]()
クリプトンの主なお客様(大学研究者)
11月10日のトピック(クリプトンの主なお客様:翻訳会社と日本語テープ起こし会社 )に続いて、今回のクライアントスタディーでは大学研究者の英語テープ起こしニーズを取り上げたいと思います。
クリプトンにとって、大学研究者のお客様は最も主要な個人のお取引先です。国際的現場で高度な専門分野を研究対象としている研究者や、アカデミックな場面で多様なバックグラウンドの知識人と交流することの多い大学関係者の方などが、英語のスピーチに触れ合う機会が多いというのも納得できます。
また、研究者とひとくくりにしていますが、総務省統計局の「科学技術研究調査
」のカテゴリ分けに基づくと、(1)企業等、(2)非営利団体・公的機関 (3)大学等 と、大きく3つのタイプの研究機関の研究者に分類することができますが、クリプトンで特にお取引が多いのが(3)の大学に所属する研究者・教授のお客様です。
ちなみに、同じく総務省統計局からの調査によると、日本における研究費の対GDP比は3.78%(平成20年度)、人口1万人当たりの研究者数は51.5人(平成21年3月31日現在)となっており、いずれの場合も主要国のなかで1位を誇ります(参考
)。日本はやっぱり研究大国ですね。
クリプトンをご利用いただいている研究者の皆様は、次のような大学機関です(一部抜粋)。
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東京大学/大阪大学/早稲田大学/東京工業大学/京都大学/一橋大学/広島大学/岡山県立大学/首都大学東京/横浜国立大学/京都教育大学/学習院女子大学/聖路加看護大学/人間総合科学大学/東北大学/ その他
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また、これまでにクリプトンをご利用いただいたことのある大学・研究機関では、すでに弊社(カクタスコミュニケーションズ)の名前が業者登録されています。一覧はこちら
からも確認できます。
それでは、大学研究者の方たちは英語テープ起こしをどのように利用しているのでしょうか?
主に、以下の3つのタイプが挙げられます。
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大学研究者の英語テープ起こし利用パターン
(1) 大学講堂を会場とした、シンポジウムやワークショップの講演起こし
(2) 学会総会での研究発表やディスカッションのスピーチ起こし
(3) 言語分析(第二外国語習得)研究のための、英語インタビュー起こし
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(1)については、最も一般的なお問い合わせ、かつ直接シンポジウムの主催者である(場合が多い)研究者ご本人からの依頼である場合が多いです。海外の大学から教授や博士を招いての特別講義や、または海外に出張された日本の研究者が現地研究機関にて行った講演をテープ起こししてほしい、というケースが多いです。修士課程以上の研究生であるオーディエンスとの活発なパネルディスカッションを設けている場合もあります。
(2)の学会などの研究発表起こしは、大学研究者個人というよりも学会としてのご依頼が多いです。時々、ICレコーダーをポケットに忍び込ませて学会の講演内容を事後記録として残しておく方もいらっしゃいます(でもこの場合、非常に音が聞き取りにくくテープ起こしに苦労する素材となります・・)。発表者がプレゼンテーションに準備したスライド資料や、プログラムの次第などの補助資料を録音データと併せていただくことで、専門用語や発表者の名前・肩書き・所属機関名なども正確に把握することができ、難解な学術分野であっても作業者の作業精度を上げることができます。
(3)は最近依頼が増えているケースで、研究者のお客様に特有といってもいい英語テープ起こしの利用法です。たとえば、日本人の外国語習得状況や幼児の第二言語習得に関する言語分析を行う際、ある決められたテーマの短いインタビュー(もしくはスピーチ)を複数の被験者に実施し、定量分析するというものです。この場合、文章としての読みやすさよりもインタビュー回答者のスピーチの忠実さがテープ起こしに求められ、「ええっと・・」や、「あの~」などのあいづちや間違った発言の言い直し、文章的に無意味な言葉を一語一句忠実に書き起こすことが求められます。
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また研究者の方に特徴的なのは、英語のテープ起こし原稿を日本語に翻訳するニーズが他と比べて少ないことです。確かに、研究者が情報発信する対象が自分の研究コミュニティ以外に、一般の国内大衆ではなくむしろ海外の研究コミュニティに対してであることを考慮すると、確かに英語のままで問題ないのかもしれません。
余談ですが、クリプトンが生まれたきっかけも実はある研究者からの問い合わせでした。当時、カクタスの英文校正ブランドエディテージ を利用していただいた研究者の方から、「英語のスピーチを録音したデータがあるから、それを文章として書き起こしてほしい」という質問があり、それをきっかけに英語テープ起こしの専門ブランドを立ち上げようという話になったのです。クリプトン誕生秘話(2004)でした。
次回のブログは、テープ起こしの原稿の質を向上させるためのカギを、トランスクライバーからお届けします!
11月に入り、アメブロを初めて早7回のトピックを立てましたが、内容は参考になりましたか?
「このトピックをもっと掘り下げてほしい」、「この辺がよく分からなかった」など、疑問質問を募集します。コメント投稿または直接メッセージをお待ちしています!![]()

