【定期テスト】廃止を計画している中学校の説明会資料を見ましたので質問 | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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💯定期テスト廃止についてどう思うかという話

当塾エリアの中学校で来年から定期テストが廃止されるという情報が以前から流れていて、

本日午後からPTAの会議があって、その説明がされるらしいのです。

資料を見せてもらいました(まだ会議前なので資料の公開はしません)

 

中身は大きく2点のようです。

1.定期テスト廃止について先日生徒と保護者にアンケートを行ったところ、

8割の方が定期テストは必要だと回答したため、いきなり廃止はしないらしい。

→どうやら来年度は定期テストを廃止しない動きのようです。

 

2.定期テストの平均点と学年順位は「絶対評価」の観点から無意味なので、今後公表はしません。

 

あとは理由や背景など、中学校の説明がいろいろ書かれていました。

おそらく生徒保護者の民意を受けて、すぐに定期テスト廃止はしないようですが、

「いきなり廃止する方向には進まないかなと考えておりますが」という表記だったので、

僕が過激な保護者だったら、この1点について酒飲みながら議論したいところですね。国語的にもいろんな意味を持ちそうな表現なのが香ばしいです🤗

 

📃僕が保護者なら質問しそうなことリスト(超長文)

というわけ昨夜資料を観察したうえで、上の2点について僕が保護者なら質問しそうなことをタラタラ書きます。

ホントにダラダラ書くので気をつけてください。

 

長くなりすぎたので、先に僕の意見を書きます。

1.定期テストはあっても無くてもどっちでも良い。

→問題はテストではなく「評定評価方法」にあると思っているので。

→塾屋的にはテストがあっても無くても生徒増減に影響しないです。

2.平均点と学年順位の非公表は対立意見です。

→そもそも国民の「知る権利」に反しませんか。

→評定は絶対評価でも、公立高校入試は相対評価です。順位慣れしないとダメじゃないかと。

 

僕の意見は以上ですが、それ抜きでも資料を読んで気になる点を書きました。

今日の会議で質問タイムがあったら、保護者の皆さんはそのまま使用していただいてOKです。

資料

 

<定期テスト廃止について>

①実際に札幌市内で定期テストを廃止している中学校はどのくらいあるのか。

→実際に北区の北陽中では令和3年度から定期テストを廃止しているが、廃止後の生徒の学力や学習意欲、進学実績や学力格差の変化はどうだったのかを知りたい。

定期テストがないため、ランクの過大評価、過小評価が酷い。まわりに第一志望落ちる子がたくさんいた。という意見も確認できるが、これは少数派の意見なのか。

 

②「家庭学習の時間が少ない、勉強習慣が身についていないのは定期テスト前にしか勉強しないから」というが、そもそも勉強しない生徒は、定期テストがあっても無くても勉強しないのではないか。

→「定期テストを無くして代わりの評価をすることで、家庭学習の時間が増える」という結果は実際に他中学で示されていることなのか。

 

③定期テストは広い範囲を復習することで、先にある高校入試の練習になるとも思われるが、中学校では広範囲のテスト回数が他の中学校よりも少なくなっても影響はないという考えか。

 

④アンケート結果を見て「いきなり廃止する方向には進まないかなと考えておりますが」ということは、来年度はまだ廃止をしないという計画でOKか。

→また今後廃止をするための基準や数値的根拠などがあれば教えてほしい。今回は生徒保護者のアンケート結果を見て廃止をしない動きに傾いたように見えるが、今後のアンケートの結果や他中学の取り組み結果などを参考にするのか。

 

⑤定期テストの廃止について教職員でも賛否が分かれていると資料にあった。逆に「廃止に反対」している先生の理由はどういったものか。
→現状、中学校の教職員の中で賛成と反対はどの程度の割合なのかも教えてほしい。

 

 

<学年平均・順位の非公表について>

⑥学年順位は希望者だけ知りたいという方法にはならないのか。

評定に影響はなくても、生徒の意欲喚起、特にトップ高校と言われるところを志望する生徒には貴重な指標になるはずだが、それでも公表したくないなら理由を知りたい。

 

⑦資料では「本校の実態を考えると、正規分布に沿ったテスト結果ではない」と書かれているが、やはり中学校での二極化は進んでいるのか。それは当校だけの問題か。なぜ正規分布に沿ったテスト結果にならないのか、中学校としての見解を教えてほしい。
→そして学力の二極化は定期テストを廃止することで是正されるものなのか。

 

⑧学力の二極化により定期テストの平均点が意味を有さない理由は分かるが、
それならば中央値や四分位など、ある程度目安になる点数を出すことも不可能なのか。
→学年ごとに生徒の質は変化するとはいえ、中学校における過去の高校進学者数の推移を見れば、テストの学校順位である程度の受験目安が分かる気がするが、それはどうなのか。
→逆に学校の定期テスト順位は、公立高校入試には影響しないという考えなのか。

 

⑨定期テストの平均点を公表しないことについて「絶対評価」を理由にするなら、

なおさら問題そのものの難易度と、それに対する学校の指導が適切かを保護者が知るためにも、平均点を公表する必要はあるのではないか。
→自分の中学校を信用していないわけではないが、学校によってはテスト問題を意図的に難しくして全員が良い評定を取らせない…という話も聞く。

→近隣中学校による定期テストの難易度が異なることも問題だが、それについてはどう考えているか。
 

そもそも公立高校受験は受験者の相対順位で合否が決まると思うのだが、

中学校では相対評価を意識させる指導は、今後行わないということか。
→民間模試の北海道学力コンクールでは、中3の冬休みでは東西南北レベルだと志望者の9割以上新川・手稲でも8割以上が受験をしており、

公立高校進学意識が高いエリアでは、模試での第一志望校内順位を参考に受験校を決めるご家庭も多い。
中学校では高校受験まで見た指導は行わないという認識でよろしいか。

 

<その他、定期テスト以外の評定の付け方など>

⑪定期テスト以外の評価を設ける中で、特にレポート提出における評価基準がハッキリしない。
→テストだと得点のアップダウンから理解度がある程度視覚化できるが、客観的な評価が難しいレポート系だと、子どもも大人も戸惑う。
→例えばSABC評価でB評価だったとき、AS評価になるために何が不足だったのかというアドバイスと指導を学校ではどこまで行うのかを知りたい。

→要望として、特にS評価のために家庭で子どもにできるアドバイスがあれば教えてほしい。

 

平常点達成率の具体的な数値振り分け、評価基準を事前に明示していただくことは可能か。
→小テスト、レポート、定期テストなど、今子どもが取り組んでいる課題が達成率のどの割合まで影響するかを知りたい。
→最近は小テストやレポート課題が多すぎてその取り組みに追われてしまい、部活や受験勉強の復習との時間両立が厳しくなっている。

 

⑬いわゆる中上位層をさらに伸ばす指導、特に高校受験について、学校で考えていること、取り組んでいることはあるか。

→評価学力向上と、高校実績向上は別の問題という認識で中学校は考えているのか、できる範囲で教えてほしい。
 

今後中学校が定期テストを廃止することになった場合、それを理由に近隣中学校に転校や、越境入学をすることは市教委としては可能なのか。

→すでに定期テストを廃止している市内の中学校では、同エリアの他中学に越境入学したり、安い近隣アパートを借りて住民票を移して転校させるという話もきいた。

→中学校ごとに指導方針が異なるなら、住民も学校を選ぶことが可能になる…という流れに今後なっていくと思うか、学校としての見解があれば教えてほしい。

 

とりあえず質問はこんなところです。

長文ありがとうございました。

 

知り合いの塾の先生からの情報も集めつつ、できるだけ中立な質問にしてみました。

誰か使ってくれるといいなあ🦅

個人的にはどうなってもいいんですけどね。

塾屋は経済産業省管轄なので、教育ではありませんから。

(塾の先生でも、このこと勘違いしている人多いですよね😅)

 

今回は以上です。

 

先日お亡くなりになって、妻が意気消沈しているところ。

 

そして今年最大のビッグニュースが最後に…