🐣色んな指標から4
夏期道コン資料の見方について、前回の続きです。
道コン総合資料関連の記事をテーマにまとめました。
テーマ別に分けるとpv数が増えるぽいので、時間があるときに整理してみようかと。
今日は中1のデータを使うことにします。
超速報の記事でも書きましたが、中1の平均点284.0点で、春道コン285.3点と総合ではあまり変わりませんが、科目ごとの平均点は色々変わっています。
上の画像の通り、国語と数学の平均点が低く、理科と英語の平均点が高いです。国語はみんな低いって感じですが、数学はちょっと20~60点でバラツキがありそうです。
中1春の道コンは小学校のまとめ内容に対して、夏は中学校のみの範囲に変わっています。
さらに受験者数も増えていることでしょうから平均点が下がるのは仕方ないのかもしれません。
今回中1のSS60は376点でした。キリ良く380点として、これを各科目に振り分けていきます。
大げさでも何でもなく、こういう生徒はいたのではないでしょうか。
中1の理科は札幌市内だと生物範囲が多く、まあ満点は取りやすいのです(当塾も平均90点超えるくらい)
英語も小学校から塾や公文でバリバリやっていると、1回目の夏は90点以上は取りやすいです。ちなみに英語満点は全道で13人しかいないのです。おそらくomeletとかcoachが書けなかったんでしょう。
マニアックでも何でもなく、中学校の教科書に標準で記載されている単語です。
omeletが書けたかどうかは、僕は点数以上に今回大事だと思っています。
書けなかった生徒は、自分は英語大丈夫とは思っちゃダメ。このまま行くと中2中3で成績下がりますよ。
おなじ380点でも、こう振り分けるとどう見えますか🚀
🛸中1中2の道コンは5科目SSより3科目SSを
社会と理科は学校によって進度が変わるので、中2までは選択問題が多いのです。
中2の理科は共通問題がありますが、中1の理科社会、中2の社会はオール選択問題のため自分の好きな問題を選べたりします。
そしてオール選択になると難易度に差がでないように配慮する必要があるため、ベーシックな問題や過去問と同じパターンになりやすく、平均点は上がりやすくなると。
実は中2までの道コンは、模試としてはあまりフェアじゃなかったりするのです…🤔
道コンに限らず、どの模試もそうかなあ。
ということで、中1中2の道コンは国数英の3科目SSを気にしましょうと塾では話しています。
社会理科を軽んじているわけではありません。過去の記事で書いたとおり、僕は究極的には社会が一番大事だと思っています。
社会が取れない生徒は、公立トップ高校やその先の大学には行けないと思っています。
ただ社会理科を伸ばすためにも、土台となるのは国語数学の力でしょう。
つまり今年の中1は全道的に低学力という可能性も、道コン平均点を見ると否定できないのです…中1は2学期、国語数学をさらに鍛えるべきでしょう。ここで差が開くと思ってください。
先の得点画像をもう一度使います。
「3科目」の右側に書いた2つの赤文字について。
上段は、3科目SSが5科目SSに対して何%なのかを表したものです。
100を基準に、前後5以上離れた場合は勉強のバランスが悪いかもしれません。
特に低いほう、95を下回る↑のパターンだと、5科目SSは真の実力じゃないよと話をすることが多いです。
下段は5科目と3科目のSSの平均です。こうすると少しだけ国数英を重視したSSが分かるようになります。真の実力を見たいならこっちで考えるのもおすすめです。
「次の道コンの予想SSだ」って言っても良いかもしれません😸
💯この計算を何に使うか
ほかにも、国語のSSを重視するとか、複数の道コンSSの平均を出してみるとか、
SSを使って色んな計算をしています。まだ書いていないことはたくさんありますが、ブログに載せられるのはここまでかなと。
ぼくは道コンSSから「未来予想」をしたいので、過去の先輩たちがどういう成績で志望校に合格していったのかを、道コンSSの推移から検証してみようと。
残念ながら不合格だった生徒も、「5科目SSが低いからダメだった」以外にもきっと要素はあると思うのです。総合SSは高いけど特定の科目が低かったなど…
塾講師の仕事は成績を上げるのはもちろんのこと、正しい進路指導をすることも大事だと考えています。
古いデータや間違ったデータで生徒の可能性をつぶさないよう、先を見た指導をしていくことが仕事だと思っているのです。
ときどき「この計算意味ある?」ってこともあるのですが😅まだまだ研究します。
これで道コン材料についての話は終了です。
今回は以上です。
小学校は今日から始業式。
大人でも昨日まで10連休だったという人が周りに結構いまして(裏山)、でも日常がいよいよ戻ってきます。