社会という科目 | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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今日は札幌市小学校の卒業式でした。おめでとうございます!
朝散ポ🐕していたら、小学校の校門前に保護者の方がズラリと。コロナの関係で入場制限があったのですね…
これも数年後、良い思い出になってくれればと思います。

 

 

来年度の入試改革について、少しずつ情報が解禁されてきました。
リスニングが3分の1になるということ、さらに学習指導要領の改訂により単語や文法の量も増加します。
英語は中学生、高校生、そして保護者の皆さんが想像している以上に、きちんと勉強しないといけないですよ。

 

100点本当に勉強すべき科目は何か


よく生徒や保護者から、
「何の科目を重点的に勉強したらよいのか」

「国語は勉強する必要があるか」「決まった科目を毎日取り組むべきか」
などの質問を受けます。
中学生高校生の場合、受験的には上にも書きましたが英語でしょう。
先日、新高1に向けた記事にも書きましたが、思っている以上の3倍は取り組みましょう。

ただしこれは勉強バランスの話です。今の中高生は英語の学習量が本当に少なすぎるだけ。
これは私を含む、親世代が学生時代にあまり英語を勉強しなかったため、
現在の国策である「グローバル教育」に家庭が対応できていないことが原因です。

正直、周りの大人が英語学習の大切さを教えられていないだけ。


カエル究極的には社会です。

究極的には、一番勉強しなければいけないのは社会科だと私は考えています。
そして社会科は全ての科目の頂点だと思っています。その下に他の科目があるイメージです。
だって「社会」を教えるんですよ…何気に凄くないですか。生徒の皆さんは、社会の先生をもっとリスペクトしなければいけませんよニコニコ

鉛筆「科」→「化」と直してみる

「社会科」と表記するから、勉強が軽いのかもしれません。
「科」を「化」に置き換えてみましょう。

「社会化」です。
国語化、数学化という言葉はあまり使いませんが、社会化って言葉は使いますね。
現代人はひとりで生きていくことが出来ません。必ず他者との関わりが存在します。
他者と生活することで社会(ルールやコミュニケーション)を形成します。わたしたちは社会の中で生きています。
「社会科」=「社会化」はそんな「社会に適応する力を育てる科目」なのです。

塾で指導していて、社会が出来ない生徒を見ると、将来社会に適応できないんじゃないか…という不安を感じるときが時々あります。
適応障害とか学習障害とまでは言いませんが、過去の生徒の成績を見ると、
正直なところ、社会の成績と学校生活には何か関係がある気がしています。
よく知識は人を結びつけると生徒に言っているのですが、
社会は他の科目に比べて「同じレベルの生徒」を結びつけやすい気がするのです。


ステーキ全ての科目は社会に通じます

じゃあ社会を毎日勉強するべきかと思ってしまうのですが、
ただ社会だけを勉強(暗記)しても、国数英などの「土台」がないと意味はありません。
もっと究極的には、土台の科目がしっかりしていれば、社会は勉強しなくてもいいです。

きちんと成績に反映されますよ。
「社会は所詮暗記でしょ」って保護者の皆さんも言われますが、これは半分は正しいと思います。
基礎学力がしっかりしていれば社会は暗記でもOKなわけで、
基礎学力の無い子どもに暗記だけさせたって、用語は覚えてもそれが何か理解できていないことが多いです。

大人の感覚と子どもの感覚は違いますから、その辺は注意しましょう。

人とのコミュニケーション、つまり社会化を日本語で表現する力が国語です。
数を使いながら論理的に筋道を立てて他者と説明をする力が数学です。情報社会も急速に進んでいるので数学は英語と同じくらい重要な科目です。
英語は先に書いた通り。学校や会社に外国籍の生徒がいることが当たり前の時代ですね。
理科は現象を知らなかったら、家族や周りの人を間違って(物理的に)傷つけるかもしれませんよね。
家庭科、体育なども、それを通じて「社会化」につながるんですよ。
あと音楽とか美術って、「社会」が存在しないと成り立たない科目じゃないですか(反論は認めます)。

社会を学ぶためには、他の科目の基礎が必要なのです。
そしてすべての科目は「社会化」に通じています。


ただし小学校中学校レベルの社会科は、高校や大人になっても学び直しができますし、
子どもたちは今すぐに一般社会に出るわけではないですから、そういう意味では社会の重要度は今は低いかもしれません。
それよりも国語や数学、英語をちゃんとやりましょうと。
…結論は全部勉強しろってことですね。

 

牛あたま中学校の様子は社会科で見えてくる

もう一つ、生徒保護者の皆さんから

「中学校の社会の先生が、授業を全くしないで雑談ばかりなんですよ(涙目)」

という話を聞きます。どの地区の中学校でも聞かれる話ですね(白身魚フライ)

だいたい荒れている中学校、低学力層が多い中学校、学力格差が大きい中学校ほど、そういう傾向になる気がします…真顔

アクティブラーニングとか、パソコン作業系の授業が多いところは注意かな(何を?)

 

私は、社会の成績をその学校学年のレベル判断に使っています。

学力テストや道コンの平均点をみれば、その学年がどういう感じかをイメージしやすいです。

定期テストは時々先生がインチキするので、あまり参考にしていませんが…

やっぱり社会が取れている中学校、学年はレベル高めなんですよね。

 

いかがでしょうか。

新年度の方針や私の考えも含めて、正直に書きました。
やや強めの表現もありますが、当塾、私たちはそこに切り込む学習塾です。

「西野地区の学力を西区、そして札幌ナンバーワンにすること」を目標にしています。

子どもの家庭学習、勉強の参考にしていただけばと思います。

今回は以上です。
ちなみに「反国語」「反数学」という言葉は聞いたことがりませんが、
社会の反対は「反社会」なんですよ…勉強しないと、どうなるかってことですよね(遠い目