色んな指標から3 | ガクシンのブログ~札幌市西区の学習塾

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🍕色んな指標から3

夏期道コン資料の見方について、前回の続きです。

 

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色んな指標から

 

23_第2回道コン資料!/第一志望者平均は安心圏内なのか

 

今回の記事は中3夏期道コンSSを使って書いています。この学年、このテストに限らず、道コンSSの傾向はいつも同じだと思っていいでしょう。

 

 

🏃SSは相対評価なので・・・

今回の中3道コンですが、SSと順位を確認してみます。

・SS69.0(南ライン)→220位

・SS66.0(北ライン)→685位

・SS63.1(東ライン)→1415位

・SS60.0(月寒ライン)→2452位

 

SS=偏差値は相対評価なので、自分の点数が上がればSSは必ず上がるというわけではありません🐵定期テストの得点が上がっても、平均点が爆上げしたら順位が変わらないということは良く起こります。これは模擬試験でも同じです。

 

「SSを上げたいなら、自分よりデキる生徒を超えなければいけない!頑張らなければいけない!」ということは覚えておきましょう!

今自分はSS60、自分の前には2452人の生徒が走っていると思ってください🏃

その半分近くを抜かすことができれば、だいたいSS63に行けるわけです。

さらにそこから半分抜かせばSS66、さらに前の3分の2を抜かせばSS69と上がっていきます🏃

 

ただし自分の前を走っている生徒は、トップに行けば行くほど止まってくれません。

トップ集団は全力で走り続けています🏇🏇

このことを忘れてはいけません!

 

正直、SS60~61(旭丘ライン)までなら、努力=絶対評価でクリアできると思っています。SS50台の受験生全員が全力で走っていることはないでしょう。勝手に落ちるヤツもいるので、SS60くらいまでは周りを気にしなくても到達できると思います。

やはり勝負はそこから先。東西南北はやはり「競走」だということを忘れてはいけません。

タイムを競うのではない、順位を競うのが受験です。

 

🎰傾斜配点について

ということで、昨日予告した「傾斜配点」について検証してみます。

傾斜配点とは、高校が特定の科目を1.5倍や2倍にすることで、よりその高校の教育方針に合った生徒を選抜しようという試みです。

 

例えば5科目で350点(SS60.1)の生徒がいたとします。

 

札幌北は「数学と英語を2倍」するので、この2科目を2倍します。

合計点は700点満点になるので、7分の5倍して500点満点に計算し直します。

傾斜後は364点、SS61.6になりました。傾斜対象の数学と英語が高いと、SSは見た目よりも上がるということが分かります。

 

同じ合計350点でも、今度は数学と英語を低くしてみましょう。

この場合は傾斜するとSSが下がりました。

ちなみに極端な結果に見えますが、数学は緊張で大問1のをポロポロ落とす生徒は少なくありませんし、英語のリスニング1回読みで頭真っ白になって飛ぶ生徒も少なくありません。

札幌北は数学と英語、少なくとも片方は自信を持てるくらいまで勉強しておくといいでしょう。

 

 

札幌近郊で傾斜配点をしている高校は、他にも

・札幌国際情報(国際文化)…英語が2倍

・札幌清田(グローバル)…英語が2倍

・千歳(国際教養)…英語が1.5倍

・札幌旭丘(数理DS)…数学と理科が2倍、英語が1.5倍

・札幌啓成(理数)…数学と理科と英語が1.5倍

 

があります。石狩学区以外でも理数科や国際○○科などは傾斜配点をしているところが多いです。普通科で傾斜配点を入れているのは札幌北と苫小牧南(英語1.5倍)くらいです。

 

 

🪄傾斜配点にビビらないでほしいです

毎年生徒や保護者から「●●科は傾斜配点だから心配」っていう声をいただきます。

確かに傾斜配点でSSは変化しますが、そこまで大きくは変わらないことを示します。

 

先ほども書いた、全科目SS60付近の生徒です。

 

旭丘DSみたいに数学理科を2倍、英語を1.5倍にします。小数点は四捨五入します。

750点満点になるので、それを500点満点に直すと355点。

あまり変わりませんでした。

 

情報国文や清田グローバルみたいに、英語のみ2倍にしてみます。

これもあまり変わりませんでした。

 

ポチ夫高校は国語と数学の傾斜配点が5倍です🐕

傾斜5倍でも355点と、あまり変わらない結果になりました。

 

札幌北の例で示したとおり、傾斜科目は当日に大崩れしない限りはあまり影響は無いと思ってください。

そもそも英語苦手な生徒が国際科を受験することは無いでしょう😅

 

🐍「英語が得意だから傾斜にかけてみる」は微妙

逆に英語が得意だから「傾斜にかけてみる」っていう生徒や保護者はたくさんいそうです。

英語だけSS65で他がSS50、英語2倍の傾斜で見てみましょう。

これだけ極端でもSSは2.8しか上がらないんです。

 

英語がSS58でも、他がSS55なら上回ります。

当日英語の調子が悪くても、他の科目がきちんとしていれば合格は可能なのです。

そもそも国際科の受験生はみんな英語が得意なのですから、それ以外で差をつけなければ受からないのです。

ここを見落としている生徒や保護者は多いので、懇談や説明会ではよく話題にしています。

 

楽しくなってきたので、この記事はもう少し続けることにします🤗

今回は以上です。

次回は科目のバランスについて。

 

何かタイトル「指標から」って書いてあるけど、ただSSで遊んでいるだけに気づきました😇

ちょっと記事タイトル変えるかもしれません。

一応次回、SSを使った別の計算をしてみようとは思っています。

 

 

 

 

あと僕ブログでよく「生徒保護者から~」って書くのですが、この大部分は保護者だったりします。中学生からの成績や進路の質問ってほとんどないものです(笑)