一昨日になりましたが、山の手高校さんの説明会に行ってきました。
山の手高校さんの説明会は2回目です。
昨年は「動き出しているなあ」という感想だったのですが、
今年は「いよいよ動いたな」という感想です(笑)
「学校+塾・予備校」は私立高校の武器になるか
まずはトップページにもありますが「yシステム」について。
過去にもブログで書きましたが、学校の中に学習塾(スクールTOMASさん)を設置して、
放課後の自立型個別指導を行うというものです。
北大生のチューターが常駐し、質問対応を行うこともできるということ。
全コースで利用でき、そしていわゆる「授業料」は何と無料なのです
平日は20時まで、土曜日は9時~17時まで開放しているとのこと。
スクールTOMASさん、関東大手のリソー教育(4714)さんの学校向け事業ということで、
今後これを機に札幌で学習塾の展開は…とチラッと訊いたのですが、今のところは無いとか…
でも事業的に他の私立高校さんとの関わりは今後あるかもしれないとは匂わしていました(白目)
こういう「学校+塾・予備校」の動きは、札幌でも広がっていくような気がしています。
そうすると、鷹取先生もブログで書いていましたが、同じ形態の学習塾さん(空間型?サロン型?)にとっては今後脅威になるかもしれませんね。
10年後20年後、放課後学習塾のあり方は変わってくるのかなーって感じがしています。
ちなみに基本料は無料ですが、入試対策や英会話などの完全マンツーマン指導を希望の生徒は、
50分4,400円(税込)で1対1個別指導を受講できます。これはオプションです。
これを利用している生徒さんはまだ少ないようです。今後入試が近くなったら増えてくるのかな?って感じ。
ちなみに当塾の月曜個別は50分2,500円(税込)、でも基本生徒2~3名の個別指導ですから、
完全マンツーマンでこの料金は破格すぎます。
リソー教育グループですから、家庭教師の名門会のノウハウがあるわけでしょう…
ここのところは正直、こんなに良いサービスを山の手の生徒さんが利用しないのは勿体無いなあ…って感じがしています。
特進コースは圧倒的な学習量/決心と覚悟
山の手高校さん、それだけ本気出している感じです。
特進コースになると、平日は7時間目以降に課外授業があり、土曜日も授業があります。
(画像は山の手高校パンフレットよりお借りしました)
8時間目の課外授業後に、「yシステム」で勉強する。圧倒的な学習量ですね。
指導時間は年間で1600時間ですよ…公立トップ高校でも補習入れて年間1200時間くらいでしょうか。
山の手高校の生徒さんでそれだけ勉強に耐えられるの?って、正直思った人はいらっしゃいますね。
(山の手高校ホームページよりお借りしました)
「今年度」ってのが古いデータではありますが(あっ)、説明会では最新のデータも示されまして。
公立トップ高校までとはいきませんが、2番手高校に進学するよりも成果は確実に出ている状況です。
これに今年から「yシステム」が導入されたわけですから…今後の伸びが楽しみですね。
ただし特進クラス、人数が少ないうえに部活動はできません。
説明会では動画インタビューが流れていましたが、特進クラスの生徒さん、
「決心と覚悟は必要」と言っていました。
それだけ、高校で逆転したいということですよ…リアルの世界で「ドラゴン桜」を見ている気持ちで、応援したくなったりします。
頑張ってくださいね
今回は以上です。
あと山の手高校のシラバス、面白いから是非見てみてください。
総合コースも、良い意味で開き直っているのが凄いと思います。
ペン習字とか、時事問題とか、自動車免許取得とか…
就職に特化した高校、コースは札幌にもっとあって良いと思うんです。
中途半端な公立普通科は全部職業系にしたら?ってのが実は本心だったりします。