さて、ドラマ「美しい人」の中に登するハーブについて語るシリーズ
第3話は “レモンバームの王子様”です。
さあ!来ますよ!王子様が
そして早速ですが、冒頭の朝食のシーンにレモンバームが登場してくれます。
そう!!いつもの京助が入れるハーブティ。
みゆきが何のハーブか尋ねると…
「シソの一種でね、頭をスッキリさせる。風邪をひいたときにもいい。」
「名前は?」
「レモンバーム。」
さあ、ここからいつものハーブ博士のウンチクが始まります。
「中世のウェールズ地方の王子が良く飲んでいたといわれている…ルレウレェリン王子と言ったかな…108歳まで生きたらしい…」
「先生はレモンバームを飲んでいるからきっと長生きをする。」
とみゆきが笑う。
ここで、ハタとなんだかローズマリーみたいな逸話だなあと思いませんでしたか?
でも、レモンバームにもそのようなお話があるようなんですね。
15世紀ごろのスイスの医師で科学者で錬金術師のパラケルススと言う先生が、レモンバームを蒸留し、そのオイルを不老不死の妙薬と呼んだ。
ふむふむなるへそ。
レモンバームと言えば、私はストレス緩和が一番に出て来るかな
嗅いだ時に一瞬で明るい気分になれるから。
小さな天使たちが笑顔で遊びに誘ってくれているイメージなんです。
ストレスは昔から体の不調を招く原因。
いつも笑っている人は長生きといいますよね。
頭がスッキリするというのも、ある意味うなづけます。
あの香りがすると、不安でいっぱいの頭の中のモヤがスッキリ消えますものね
さて、お話を戻しましょう~
みゆきが京助に言います。
「喧嘩をして私は雨の中、裸足で飛び出すの。彼も裸足で追いかけて来る。それで交差点の真ん中で抱き合うの!そんなことが時々あれば幸せ。人生って素晴らしいと思うの。」
と自分の王子様願望を話すシーンがある。
(さすが野島!!こんなセリフこの世界にしか存在しない!!!!!!)
京助が自分にはできないと言うと
「先生にはできる!だってレモンバームの水飲んでるもの!永遠の王子様だから!」
わお
レモンバームが天使からすべてを受け入れてくれる王子様のイメージに変わりそう???
そんな甘い生活にも不穏な空気が、、
みゆきのDV夫(大沢たかお)の魔の手が迫ってくるんです。
実はDV夫は刑事
みゆきが残した手がかりを元に京助までたどり着きます
このシーンでもレモンバームが活躍するんです!
DV夫の村雨刑事と相棒の刑事(宮迫博之)が京助の家を訪ねてきます。
かなり強引な家宅捜索でしたが、京助は上手くかわします。
この時に2人にレモンバームティーを振る舞うんですね。
そして帰るときに宮迫博之が問います。
「葉っぱのお水美味しかったです!なんて名前でしたっけ?」
「レモンバームです。花言葉は思いやり。」
このセリフを村雨刑事の顔をジッとみつめて言うんですよねー。
お前には無いだろう?と言わんばかりに!
対峙する男前2人!たまらんですばい
しかし!第3話はまだまだ心臓ドキュンが残されています!
ケンカをして雨の中家を飛び出したみゆきを京助が裸足で追いかけるシーンがあるんです!
田村正和が雨の中、裸足で女を追いかけるなんてほんとありえない!!
自分のために全てをかけてくれる王子様。
レモンバームの香りで包んでくれる幻のような王子様。
いいなあ。。。
さて!次は第4話「ボリジの恋占い」
恋占い…可愛さと切なさが入り混じりそうな予感こうご期待!