ご無沙汰しております。

全然更新はしておりませんが、練習はちゃんとやっていますよ。大してうまくはなってませんけど。

エレキベースを買ってから、もう2年8ヶ月が経過。40過ぎてから始めて、一応なるべく毎日弾くようにはしているものの、練習時間もそんなに多く取れるわけではないので、まぁ上達が遅いのはある程度織り込み済みではありますけど、ふと、「これが高校生だったらもうすぐ卒業」と考えると、途端に時間の重さがのしかかって来ます。楽器やって女の子にモテる計画が、バンドデビューすらできないまま終了ですよ。

いやもうおっさんなんで関係ないですけど。

そんなわけで、状況としてはたいした変化はありません。なのに更新した理由。そう。「また」なんだ。



今度は4弦ベースを買ってしまいました。うん、自分でも何やってるんだろうと思いますよ。

最初はね、大は小を兼ねるといいますか、5弦があれば4弦は必要ないと思ってたんですよ。5弦で4弦の曲は弾けても、4弦で5弦の(音域を必要とする)曲は原則弾けませんからね。

しかし、スラップの場合は話が別。5弦ベースは4弦ベースに比べて弦間が狭いので、1弦はともかく2弦のプルがやりにくいし、4弦のサムピングで5弦を叩いてしまうことが多いのです。なので、4弦と2弦のオクターブスラップの難易度が、4弦に比べて高い。

加えて、自分の使ってるBeta5ちゃんは24フレットなので、ハイポジションが弾きやすい反面、スラップだとネックエンドとピックアップの間が狭くて、プルがやりにくいのですよね。

もちろん上手な人は弦やフレットの数なんかに関係なくスラップでできるんですから、本来目指すべきはそこなんでしょうけどね。そういう人はそれこそ十年の単位でたくさんの練習をしてきたからこそでしょう。40過ぎてベースを持って、かつそんなに練習時間の取れない自分がその域に到達する頃には、よぼよぼのおじいちゃんになってますよ。上達どころかまともに楽器持てる身体でいられるかも怪しい。

エレキベースやるからにはスラップだってできるようになりたいので、また4弦ベースも入手しようと、いろいろ探してたところに見つけたのがこのベース。フジゲンのNJB101にアクティブサーキットを載せた、イケベのカスタムオーダーらしいです。Beta5ちゃんと同じアッシュボディ、メイプルネックでメイプル指板という構成で、パッシブへの切り替えも可能ということですが、決め手はシースルーサンバーストがかっこよかったので。

こっちではスラップをメインに練習してます。

オーケストラのトランペット奏者って、ハ長調、変ロ長調などの調性が異なる(同じ指使いでも出る音が変わる)楽器を複数持って使い分けるのが普通なんですよ。だからベースだって用途によって使い分けるのも普通ですよね。2本とも今のところ使う機会はないけど。
 エフェクター。

 その名の通り、音にエフェクトをかける機械です。ギターとアンプの間に繋いで、出す音色を変えたり、音を歪ませたり、うねらせたりします。用途に応じてたくさんの種類を使い分けたり、組み合わせたりします。ライブで演奏しているギタリストの足もとをよく見ると、iPhoneの外箱くらいのいろんな色をした機械がいくつも並んでいるのがわかると思いますが、アレ。

 エレキギターではよく使われる…というかほぼほぼ必須なアイテムらしいですが、ベースの場合は基本的に「なくても別に困らない」くらいの扱いみたいですね。エレキベース向けのエフェクターも世にたくさんありますが、ポリシーとして「エフェクターは使わない」というベーシストも珍しくはないようです。

 自分は特にそういうポリシーはない(というかこだわり持つほど上級者じゃない)ですし、どっちかというとエフェクターってどんなものなのか興味はあるのですけど、エフェクターってそれなりにいいお値段がするんですよね。安いやつもあるにはありますけど、この手のものは「安物買いの銭失い」になりがちですし、どちらにしても「とりあえず買ってみる」にしてはちょっと勇気がいります。まぁ、そのうち必要になったら考えようと思ってたわけですよ。

 うん、ここまで読んでわかる人はわかっちゃいますね。そう、「また」なんだ。すまない。

 多くの種類があるエフェクターの中に、「コンプレッサー」というのがあります。小さな音は音量を上げ、大きな音を抑えて音量を均一にするためのもので、スラップとツーフィンガーの奏法切り替えでの音量差を少なくしたり、音の粒も揃えてくれるので、録音やライブではマストアイテムなんだとか。

 で、そのコンプレッサーの中で「ド定番」とされるのが、EBSというメーカーのMultiCompという機種。音の良さや設定のシンプルさで愛用者も多いそうです。そのうち録音したものを公開してみたいとは思っているので、そういう時に使えそうなのですが、何しろ新品で22,000円くらいする高級品です。

 そのMultiCompが、時々思い出したように頭のおかしい(褒め言葉)セールをやることで有名なイケベ楽器で、池袋店でのみ・4月某日の1日かぎりの特別セールで、税抜9,980円という値段で出ることを知りました。もちろん中古品ですけど、定番の人気商品のためかあまり中古もそんなに出回らないし、出たとしても1万円以下になることなんてほぼありません。

 2万はちょっと出せないけど、1万なら買ってもいい…というかむしろ今が買い時なのでは? これは買えという啓示なのでは? とまで考えましたが、セール品は基本的に1点のみらしいので、ふらっと行って残っている能性はかなり低い。

 というわけで、始発で行って、買ってきました。

 まぁ並びはオタクイベントで慣れてますからね。イケベのセールは開店前に整理券が配布され、いったん解散後に整理番号順に再整列して入店するシステムで、到着時点での先客は20人弱だったのに、もらった整理券の番号は20番台後半でした。どうやら整理券配布時に先頭集団に割り込みが入ったようです。

 イベントなんかでも仲間内で列の横入りしたり席取りしたりするのはよくあることですね。目的の買えたからいいですけど、正直者がバカを見る世界ですよね。

 そんなわけでエフェクターを手にしたわけですが、本格的な使用はまだしてませんw 音の粒を揃える…といえば聞こえはいいですけど、乱暴に言ってしまえば「うまく聞こえるようにする」ためのもので、練習で使ってもあまり意味がないですからね。まぁそのうち録音で使ってみようっと。
 Beta5ちゃんをお迎えして1ヶ月半くらい経過しました。毎日練習して少しずつでも上達はしてるとは思うんですが、まだまだへっぽこなのは変わらずですね。そして気をつけて扱ってるつもりでもちょびっとずつ打痕が増えてきて悲しい。

 さて、それはそれとして今回は弦の話。

 最初のJB62の時は、ダダリオのニッケル弦を使っていました。これについては特に何かのこだわりがあって使ってるというわけでもなくて、こちとら初心者でどの弦がいいのかってのもわかりませんから、ひとまずド定番として有名なこの弦を使ってみたというだけの話なんですけどね。

 EB2013に変えてからもしばらくはダダリオを使っていたのですが、5弦だと弦代が余計にかかってしまうので、長持ちすると評判のElixir(エリクサー)のコーティング弦に変えてみました。値段はダダリオに比べて高いものの、コーティングされているぶん劣化が遅く、長く使えるという話だったので買ってみたんですが、思ったほど持ちませんでしたね。ピッキングやサムする場所のコーティングがすぐ落ちてしまって。
 一応、練習が終わったあとはいつもクロスで弦も拭いていたんですけどね…。自分の手からはコーティングをも侵食する謎物質が分泌されてたりするんでしょうかね。

 そして、Beta5ちゃんを買ったときに張ってあった弦は、どうやらAtelier Zの純正のステンレス弦みたいで、ここで初めてステンレス弦を触ってみたのですが、音はブライトだしスラップも確かにバッキバキなものの、どうもざらつきが気になります。
 普通にポジション移動するだけでも左手が引っかかる感じがしますし、グリッサンド(スライド)なんかやろうものなら指先から発火しそう。
 弦の善し悪しがわかるほどの腕前も経験もまだまだないわけですけど、そんな自分でもさすがに手触りくらいはわかります。正直、弾きづらい。慣れの問題なのかもですけど、そこまでステンレス弦にこだわる理由はないしなぁ…。フレットも減りやすいと聞くし←けっこう切実。

 ってなわけですぐにニッケル弦に交換。ダダリオでも別によかったんですが、せっかくだしダダリオ以外の弦も試してみたいと思い、いろいろ探してみました。

 とはいえね。会社から御茶ノ水が近いのでよく行くんですけど、御茶ノ水って楽器屋さんは多いものの、どの店もあんまりベース弦は種類置いてなかったりするんですよね。特に5弦セットともなると、どのお店もだいたいダダリオか、ダダリオと並んで定番と言われるERNIE BALL(アーニーボール)、あとはElixirとかのけっこう高いやつくらいしかない。
 セットで5,000円くらいになると、さすがに手は出せん。かといってあまりに安いのは手を出しにくいしなぁ。

 となると、結局「ダダリオで別にいいか…」というところに落ち着くわけで。別にダダリオになんか不満があるわけでもない…というか不満を感じられるほどの経験もない、といったところなんですが。

 などと思ってたところで、表通りからちょっと入ったところの楽器屋さんでSITという弦を発見。5弦セットで税抜3,000円弱と、ダダリオよりちょい高い程度で、店舗作成のPOPによればチューニングが安定しやすいらしい。よし、これを試してみよう。

 てなわけで早速張り替え。正直、まだ弦の張り替え作業は得意ではなく、5弦とも交換するのに余裕で30分から1時間程度かかるので、だいたいいつもアニメ見ながらやります。うっかりボディに芯線が当たって買ったばかりのBeta5ちゃんに傷をつけてヘコみながらも交換終了。

 さっそく弾いてみたところ、ダダリオに比べて若干テンションが緩い感じですね。なるほど、それくらいは自分でもわかります。音はそんなに明らかにわかるような違いは感じられません。聴き比べとかすればわかるのかもしれないけど。手触りは普通でした。
 しばらく使ってみましたけど、確かにチューニングは安定していますね。ただ1ヶ月ほど経過したら高音の鳴りが物足りなくなってきました。おお、なんかベーシストっぽい。ただこのあたりは個体差もあるらしいので、しばらくはこれを何本か使ってみて、それから判断しよう。

 そのうちKen Smithなんかも使ってみたいところ。あんまり売ってるところ多くないけど。
 半年前、思い切って5弦ベースを購入したものの、それからいろいろあって再び買い換えを検討せざるを得なくなった伯爵さん。一連の流れを鑑みて、やはり「初心者が単独で楽器を選ぶのは危険」という事実を思い知ったわけですが、そうは言ってもアドバイスもらえるような人が身近にいないから仕方がない。知恵袋とかで訊いたって役に立つ回答が返ってくるはずもないしな。

 それはともかく、今の楽器がこうなってしまった以上、反省点を生かした楽器選びをしなければいけません。今回はネックが残念なことになったので、やはりここを重視したいところ。前回も書いたとおり別に乱暴に扱っていたなんてことはないんですが、今回の件で木の楽器は自分が思っていた以上にデリケートなのを思い知りました。
 ベース歴の長い方には常識なんでしょうけど、恥ずかしながら、普段は楽器本体が環境の影響を受けることがほとんどない金管楽器であるトランペットをやってるもんですから、「木製の楽器は湿度や温度の影響を大きく受けるというのは、知識としてはあっても実感としてはわからなかったのですよね。

 そんなわけでネックについていろいろ調べてみたのですが、結論としてはどんなベースでも木である以上反るもんは反る。ただ、割り切った材料を使って割り切った加工をしている量産品は、やはりネックの弱いものが多いみたいですから、ここを気にするなら、やっぱりそれなりのグレードの楽器を選ぶ必要があると言うことですね。少なくともEB2013より高い値段は覚悟しなければいけない。

 で、「反るもんは反る」という前提に立つならば、万一反ったときのアフターサポートを考えると、日本のメーカーのほうが安心感があります(実際の生産国はともかく)。なんとなくですけど。お店の人も、よく知らない楽器より慣れた楽器のほうがノウハウはあるでしょうし。
 その辺も自分でできればいいんでしょうけど、まだまだそんなレベルではないので…。自分で楽器をいじるのは怖いですよ。もしやるなら4~5万くらいの楽器を買って、「いじる専用」にします。

 話を戻しますが、前回EB2013を買った時からさらに条件が追加となりました。まとめると以下の通り。

 ・5弦ベース
 ・パッシブ
 ・低弦のハイフレットに小指が届くこと
 ・デザイン(クワガタみたいなのはイヤ)
 ・ナチュラルカラー(EB2013のナチュラルカラーも気に入ってるので)←NEW
 ・予算は10万円以上、20万円以下(税込)←NEW
 ・国内ブランド(※ただし生産国は問わない)←NEW

 前回も下手くそな割に要求がシビアで、条件に合致する楽器を探すのに苦労したのに、そこからさらに要求増やして大丈夫なのかという気もしますが、調査を開始しました。

 案の定、この価格帯で国産の5弦ベースとなると、デザインがまったく好みでないIbanezかYAMAHAばかりで、かろうじて残ったのがバッカスのWOODLINE DX5のみでした。お値段以上の品質ブランドとして有名なところだし、アクティブベースですがパッシブにも切り替え可能、デザインも無難なスタンダードなジャズベースタイプ、ナチュラルカラーなので決して悪くはないのですが、いくら何でも一択というのはなぁ。

 というか、CrewsやMoonなどの評判の高い国内ブランドってだいたいハンドメイドなので、5弦ベースだと最低でも「税抜」で20万からのスタートなんですよね。逆にいえばいい楽器を手にするにはそのくらい出す必要があるってことなんでしょうが、こちらの予算は頑張っても税込20万までなので、さすがに厳しい。
 そうすると、多少条件を緩めて「メーカーは海外だけど日本国内で製造」のG&L Japan Premium L-2500のを候補に入れるしかないか…と思っていた矢先に、某店の決算セールで、Atelier ZのナチュラルカラーのBeta 5が税込199,800円で出ていたのを発見。

 マジか。普通なら安くても税込23万円後半くらいは出さないと買えない楽器だぞ。

 Atelier Zは日野賢二さんやRIZEのKenKenさんが使ってるメーカーだとか。日野さんはお父上がトランペッター日野皓正さんなので、名前くらいは知ってる。KenKenさんはMUSIC JAPANの公録で見たっけな。とんでもなく巧かった記憶がある。どちらかといえばスラップ向きのメーカーらしい。知識も素人ですまんな。

 実は今回も、ここAtelier Zが去年25周年の記念として限定で発売した、Z#2015というモデルの5弦版が19万円前後というお値段で売られていたので、それも少し気にはなっていたのですよね。
 アクティブ・パッシブの切り替えが可能でデザインも無難ながら、残念なことにナチュラルカラーがなくて、候補としては低かったのです(ヴィンテージナチュラルならありましたけど、加工してます感があまり好きじゃない)けど、その点、このBeta 5はいわゆるそのままのナチュラルカラー。デザインもちょっと大胆でかっこいい。

 Atelier Zのベースはネックが丈夫という評判ですし、そんな楽器が20万で買えるのであれば、一気に筆頭候補に躍り出ます。あとはどんな弾き心地かという1点のみ。

 幸い、そのお店は帰り道の途中にあるので、早速問合せして夜まで取り置きしてもらい、試奏させてもらいました。

 え、何これ、弾きやすい。

 試奏といってもテクニカルなフレーズとか超速パッセージなんてできるはずもない初心者なので、ちょこちょこ練習してる曲を遠慮がちに弾くくらいしかできないのですが、それでもなんかいつもよりスムーズに指が動く。スラップもちゃんといい音がするし、弦間ピッチも
 心配された「低弦のハイフレットに指が届くかどうか問題」も、さすがに24フレットあたりはそのままじゃ届かなかったものの、一般的なベースの上弦である20~21フレットあたりは問題なし。

 お店のスタッフさん(イケメン)も、「セールが終わったら普通に22万円で出すつもりですし、先月入荷したばかりで状態もいいですから、お買い得ですよ」と。本来なら予算オーバーだったバッチリ好みの楽器が、ギリギリ予算内に下りてきてくれてるところに、イケメンにそう言われちゃ、買うしかないじゃない。

 自分の腕前からすれば相当に過ぎた楽器だとは思いますが、それなら練習して楽器に見合う腕前になればいいのです。そういえば、トランペットもそこまで大した腕でもないのに、ヤマハで一番上のグレードの楽器使ってたわ。気にするだけ無駄だったわ。

 そんなわけでBeta5ちゃんお迎えとなりました。

Beta5
 こんなサイト誰も見てないでしょうけど、お久しぶりです。

 詳しく書くと長くなるのですが、またベースを買い換えました。

 まぁいろいろあって買い換えたというか買い換えざるを得なくなったというか、まぁ概ね自分のせいなんですが、もし他の方の参考になることがあればと思って、書いておきます。

 先日購入したGibson EB2013、デザインも音も気に入っていたのですが、実は購入当初から5~8フレットあたりの、特に3弦でビビりが出るのがちょっと気になっていたんですよね。なので、買ってすぐに購入した楽器屋さんに持っていって見てもらったんですが、そのお兄さん曰く「こんなもんですよ。アンプ通して気にならなければ問題ありません」との回答。
 そんなもんかと思いながらもやっぱり気になるものは気になるので、弦高をめいっぱい上げてました。それでもビビりは解消しなかったんですが、低くするとビビりの範囲が広がるので、仕方なく。
 でもこのあたりのフレットがビビるってことは、若干逆反り気味になってるんじゃないかと思いましたが、自分はネックの状態を見極められるほどの経験もないので、そのまま弾いてたわけです。

 ただ、少し前から練習をしているスラップ奏法は、弦高が高いとやりにくいし、あまりいい音がしないのだそうです。もともとEB2013はハムバッキングだからか割と柔らかめの音で、これはこれで自分は好きなんですけど、スラップ特有のあのバキッとした音は出ない。
 コイルタップしてシングルにして、トレブルを上げればそれっぽい音がしますけど、練習しててスラップっぽい音がしないのは自分のテクニックが足りてないのか、それとも楽器の特性やセッティングの影響なのかがあまりよくわからないというのが正直なところ。いや腕前がへっぽこなのは確かなのですが

 もともと5弦ベースは弦間ピッチが4弦より狭いのでプルがやりにくいし、5弦が邪魔をして4弦のサムピングもやりにくいですから、このままEB2013でスラップ練習するより、スラップ用にもう1本4弦のベースを買ったほうがいいんじゃないか、と思い始めたのです。

 なぜなら、部屋に溢れるオタクグッズを売ったら、思いの外高く買ってもらえたので

 そんなわけで、「それなりのお値段でスラップ向きの4弦」を楽器屋さんに探しに行ったわけですが、そのついでにEB2013も持っていって、ネックの様子も見てもらったのです。

 一通り調べてくれたスタッフのお兄さん、開口一番「けっこう厄介ですよ、これ」と。

 ネックが反っていたのはまぁ予想の範囲内だったのですが、多少の調整で直るような単純な反りではなかいこと、またネックを直したとしても他にナット調整やフレットのすりあわせなども必要になってくるそうで。直すとなると工房送りになるので、それなりにお金がかかると。

 え、まだ買って半年くらいなんですけど…。普段はスタンドに置いてるし、どっかにネックやヘッドをぶつけたりしたこともありません。そんなに乱暴な扱いはしてないはず。ラッパもそうですけど楽器はいつも大事に使ってる自信はあります。
 やっぱり最初からおかしかったのか、それとも買ってからこうなってしまったのか、今となっては知る由もありませんが、もし後者だった場合、買って半年程度でこうなってしまう楽器を直したところで、またすぐに同じような状態になってしまう可能性もなくはないのですよね。

 それに、もう一つ重大な問題が。

 ケースに入れていたはずの保証書がどこにも見当たらない。

 まだ購入して半年だから余裕で保証期間内なんですが、保証書がないと当然保証は受けられません。まぁ保証期間内でもどこまで無償となるかはわかりませんが、保証が受けられないと確実に全額実費だし、自分が悪いとはいえこれはかなり痛い。だったら、いっそのこと買い換えてしまうのもありかもなぁ…。

 まぁだいたいこういう流れで後編に続く。